アップルが安価なワイヤレスイヤホンに対抗するために「AirPods Lite」を開発中との噂が話題を呼んでいる。アップル製品の予測の的中率の高さで知られるアナリスト、ジェフ・プゥ氏によると、アップルは低価格帯で販売する新しいモデルを発表する可能性があるという。 今回はアップルの安価イヤホン開発の噂についてお伝えしよう。
アップルの安価イヤホン「AirPods Lite」「AirPods SE」登場?
アップル情報専門のニュースサイト「9To5Mac」は2023年1月2日、アップルが安価なワイヤレスイヤホンに対抗するためにAirPods Liteを開発している可能性があると発表した。香港の投資会社「Haitong Intl Tech Research」のアナリスト、ジェフ・プゥ氏が明らかにしたもので、アップルは低価格帯で販売する新しいモデルを発表するのではないかと伝えている。プゥ氏はiPhone 14 Plusの開発の遅れの予測など数々の実績で知られる人物だ。
AirPods(第2世代)から最上級モデルの「AirPods Max」まで4種類のAirPodsは、いずれも人気はあるものの決して安くはない。そこで新たに安価なAirPods Liteの開発が噂されている。
「AirPods(第3世代)」の需要が弱く、低価格帯で登場か?
9To5Macによると、AirPodsの需要は2023年までに減少し、出荷台数は2022年の7,300万台から2023年には6,300万台まで落ち込むと、同氏は予想している。非常に人気のあるAirPodsの需要がこれほどまでに減少するとは驚きの予測だが、これは2021年に発売した「AirPods 3」の需要が低いことに起因するという。さらに、アップルが2023年には新しいAirPodsシリーズを投入しない計画ではないかという可能性によるものだという。この販売台数の減少を補うべく、廉価版の「AirPods Lite」を販売するのではないか、という予測だ。
過去にも2020年から2021年にかけて「AirPods ProのLiteモデルが登場する」と度々噂されてきたが、いまだ実現されていない。人気はあるもののいずれも決して安くはないAirPodsに、新たに安価なAirPods Liteが加わるのか、今年もアップルの動向から目が離せない。
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