「なんだこれ?」という謎の内容のメールが届いたことはあるだろうか。筆者は最近、「2,400万円が当選しました!」というステキなメールが届いた。ほかにも、「秋山さんから連絡先教えてもらいました。お伺いしたいことがあるので連絡待ってマス」や、「久しぶり!今って電話できる?」など、「誰?まず名乗るべきでは?」という迷惑メールも届いていた。
さぁ、今の話を聞いて「身に覚えがある!」という人は、今すぐそのメールに「#迷惑メール展」とつけてツイッターで投稿しよう!そしてみんなのもとに届いた迷惑メールを覗きにいこう!
ズル賢い言葉に騙されるな!迷惑メールの知識を身につけよう
1日7.5億通を超えるとも言われる、迷惑なメールやメッセージ。この被害に遭う方を減らすために「#迷惑メール展」という活動をはじめます。
もし迷惑な連絡が来たら、#迷惑メール展 をつけて、どうかシェアしてください。そのシェアがだれかを救うはずです。 #みんなでシェアしてみんなを救おう pic.twitter.com/4xHnzVTUmE— #迷惑メール展 (@meiwakumailten) February 15, 2022
NTTドコモは2022年2月1日~3月18日の「サイバーセキュリティ月間」に合わせて、「#迷惑メール展」をオンラインで開催している。合言葉は「#みんなでシェアしてみんなを救おう」。届いた迷惑メールをシェアすることで被害に遭う人を減らそう、という目的だ。
総務省発表の「電気通信事業者10社の全受信メール数と迷惑メール数の割合」によれば、日本国内では1日に9億6,000万件以上(2021年8月データ)の迷惑メールが送信されているという。GWやお盆、年末年始などの大型連休や、商戦期(ボーナス時期)、そして自然災害などに乗じてさらに増えるそうだ。
そんな迷惑メールで代表的なのが、フィッシング詐欺メールと、そのSMS版のスミッシング詐欺と呼ばれるショートメール。フィッシング対策協議会によると、2021年のフィッシング報告件数は526,504件。前年比2.3倍(2020年:224,676件)と増加しており、過去最高だそう。「#迷惑メール展」では、通販会社やクレジットカード会社、銀行などを装ったメールに対して、「取引の確認を口実に、カード情報を偽サイトで抜き出す手口です」、「個人情報の確認を促すメールには注意しましょう」などの対処方法も示している。届いた迷惑メールの内容に不安を覚えて、焦ってしまう人もいるだろう。特に、迷惑メールが初めて届いた人にとってはなおさらだ。
そういったときの被害を防ぐためにも、この「#迷惑メール展」で届いた迷惑メールをシェアしてほしい。では、現在シェアされている迷惑メールには、どのようなものがあるのか見ていこう。
Twitterの「#迷惑メール展」でシェアされたものを見ていくと、よく目についたのが「えきねっと」を装った迷惑メール。「退会処理をしたので、ログイン操作をしてください」といった内容だ。このメールが届く人のなかには、「そもそもえきねっとに登録していない」というケースもあるようだ。
また、ショートメールに「プライム会員のお支払方法に問題があります。詳細はこちら:(URL)」という内容のメッセージが届く人も。そのメッセージの最初には【アマソン】と書かれている。なかなか雑なスミッシング詐欺だ。ちなみに筆者は以前、この手のスミッシング詐欺に遭い、クレジットカード情報を登録してしまった苦い経験がある。しばらくすると、カード利用の通知がひっきりなしにくるので口座を確認すると、1分に1万円のペースでどんどん引き落されていた。急いでカード会社に電話してカードを止めてもらったが、結局10万円以上使われてしまった。
これらは典型的な迷惑メールだが、なかには意味不明なものもある。今度は【Amazon】からきたメールを見てみよう。「日本海側の荒天にともなう交通規制やフェリーの遅れ、除雪情報、注文の配達情報が北海道地方に紛失してしまいました」だそうだ。注文の配達情報が北海道地方で紛失したとは大変だ。日本語がおかしいのも、迷惑メールあるあるだ。
また、「福山Masaharu」からメールがきた人も。「心に響いてきたんだ。俺の彼女になって欲しい」とのこと。なんともうらやましい限りだが、残念ながらこれも迷惑メールだ。
いかがだろうか。あなたも届いた迷惑メールをシェアしてみては?それが詐欺の被害を防ぐことにつながるかもしれない。
●NTTドコモ「#迷惑メール展」(公式)は→こちら
※サムネイル画像(Image:nttdocomo.co.jp)