アナタは自分のお金をどうやって増やしているだろうか? 慣れない投資で下手に損失を出すくらいなら、リスクゼロで安心な銀行預金を利用してみては? もちろん、大手銀行の金利は史上最低水準なのでお金を預ける意味はないが、ネット銀行なら大手銀行の100~200倍もの高金利を実現しているところもある。そこで今回は、編集部独自調査による、2021年4月25日時点でのネット銀行高金利ランキングを発表しよう。果たして1位に輝くのはどの銀行なのか?
もはや低金利の大手銀行にお金を預ける意味はない!
アナタは自分の給与を大手銀行に預けたままにしていないだろうか。もしそうなら大損しているかもしないぞ! 実は、大手銀行の普通預金金利は史上最低水準の0.001%で、100万円を預けても1年後にもらえる利息はたったの10円(税引き後は約8円)。定期預金金利も0.002%なので、100万円で1年後にもらえる利息は20円(税引き後は約16円)しかないのだ。これでは、大手銀行にお金を預けておく意味などないだろう。
そこでオススメしたいのがネット銀行である。「ネット銀行って大丈夫なの?」と思う人もいるだろうが、ネット銀行も大手銀行と同じで1,000万円までは国の預金保険制度の対象になる。万一破綻しても補償されるので安心してほしい。もちろん、ネット銀行は基本的に店舗を持たないため、通常の100~200倍もの高金利を実現できるほか、ATM利用料や他行宛振込手数料の無料化など、大手銀行にはマネできないメリットもある。そこで今回は、ネット専業ではない銀行も含め、2021年4月現在で、金利が高い銀行のランキングをまとめてみた。
第7位は2020年12月時点で1,000万口座を突破した楽天銀行。普通預金金利を0.1%にするには、楽天証券の口座を開設してスムーズに投資資金を移動できる「マネーブリッジ」設定をする必要があるが、大手銀行の100倍もの高金利を得られる。楽天銀行の普通預金口座を0.1%にする方法は→こちらで確認してほしい。
楽天経済圏の中核になる楽天銀行の口座を持っていれば、楽天カードの引き落とし口座、楽天ペイへのチャージなどで使えるし、楽天SPUが+2倍になることも見逃せない。もちろん、ハッピープログラムにエントリーしてランクを上げれば、ATM手数料は最大月7回まで、他行宛て振込手数料も最大月3回まで無料になるので、預金の金利以外のメリットも多い。
【第6位】auじぶん銀行 普通預金で0.1%を実現
「auじぶん銀行」はKDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立されたネット銀行。auカブコム証券の口座を開設して投資資金をスムーズに移動できる「auマネーコネクト」設定をすると、普通預金金利が0.1%になる。具体的な手順は→こちらで確認してほしいが、au PAYやau PAY カード(クレカ)などと連携するなら必須の銀行となっている。
また、auじぶん銀行にはランク制度「じぶんプラス」が用意されており、最上位の「じぶんプラス5」になると、ATM利用料が最大月11回、他行宛て振込手数料が最大月15回も無料になる。しかも、auじぶん銀行と三菱UFJ銀行との間は、振込手数料が無料になるのだ。
【第5位】ローソン銀行 300万円で普通預金が0.15%
ローソン銀行はコンビニのローソンが主導して設立したネット銀行。通常の普通預金金利は0.001%で、定期預金金利も0.03%しかないのでさほど目立たないが、普通預金に300万円以上預けるだけで、金利は0.15%に跳ね上がる。とくに、証券会社の口座を開設したり面倒な設定をしなくてもいいので、もし、大手銀行に300万円以上預けてあるならオススメ。ただし、それ以外に目立ったメリットはなく、たとえば、ローソン銀行ATMの引き出し手数料は土・日・祝日に関わらず朝7時~19時の間は無料だが、それ以外の時間帯では手数料が110円かかってしまう点には注意したい。
実店舗もある「あおぞら銀行」にはネット専用の「BANK支店」がある。普通預金口座はなんと0.2%という高金利で、面倒な設定などは一切必要ない。ただ預金口座を開いてお金を預けるだけでいいので、面倒くさがりな人にオススメ。実は定期預金の金利も1年もので0.2%だが、いつでも自由に出し入れできる普通預金でも0.2%もの高金利が得られるのが素晴らしい。
あおぞら銀行 BANK支店では、他行宛て振込手数料が最大月3回無料となっている。その内訳は、500万円以上の残高で+1回、Visaデビット利用が1回以上あれば+1回、投資信託残高があれば+1回となっている。
また、ファミマなどに設置されているゆうちょ銀行ATMは何度でも入出金が無料なのも見逃せない。
【第3位】商工組合中央金庫 新規で1年定期が0.22%
「商工組合中央金庫」は、一般にはあまり知られていないが、日本政府も出資する政府系の金融機関。個人向けインターネットサービス「商工中金ダイレクト」では、2021年9月30日まで新規口座開設キャンペーンを実施中だ。1口50万円以上を定期預金「マイハーベスト」に預け入れると0.22%の金利が適用される。すでに口座持っている人でも金利は0.2%と高め。さらに、アプリで新規に口座開設を申し込むとAmazonギフト券1,000円分がもらえるのだ。ちなみに、平日8時~18時、土曜日9時~14時は、コンビニATMでの出金手数料が何回でも無料なのもありがたい。
【第2位】SBJ銀行 キャンペーンで定期預金が0.25%
「SBJ銀行」は常にトップクラスの金利を誇る韓国系の金融機関。もちろん、日本の預金保険制度の対象なので万一のことがあっても安心だ。SBJ銀行では、2021年7月14日まで新規口座開設者向けの「SOL×ぐでたまサンキューキャンペーン第2弾」を実施中で、新規で口座を開設すると1年定期が0.25%、2年/3年定期では0.30%の高金利を提供している。すでに口座を持っている人も1年定期で0.2%、2年/3年定期で0.25%が適用される。
SBJ銀行ではこのキャンペーン以外にも、100万円が上限の定期預金「ミリオくん」が1年で0.2%、2年で0.25%の「ミリオくん2」も用意されているほか、1週間定期「なのかちゃん」は0.1%の金利となっている。
また、セブン銀行、イオン銀行、イーネットのATMは出金手数料が月10回(ゆうちょ銀行とみずほ銀行は月3回)まで無料となるほか、他行宛て振込手数料は月7回(一部銀行は3回)まで無料である。
【第1位】東京スター銀行 定期預金が0.25%!
今回のランキングで第1位を獲得したのは「東京スター銀行」だ。「東京スター銀行」は、1999年に経営破綻した第二地方銀行「東京相和銀行」の営業を譲り受けるために2001年に誕生した銀行。首都圏を中心に店舗がありネット専業ではないが、「スターワン円定期預金プラス」で0.25%もの高金利を提供している。「ネット限定」の場合は最低50万円以上の6カ月定期となり、「店頭・テレホンバンク限定」は最低300万円以上で1年/3年/5年の定期預金を組むことができる。ただし、「店頭・テレホンバンク限定」は新規口座開設から3カ月以内、給与振込口座指定などの条件があり、該当しない場合は金利が0.15%になってしまう点は注意したい。
また、東京スター銀行では、給与の振込先を東京スター銀行の口座に指定するだけで普通預金金利が0.1%にアップされる。わざわざ証券会社に口座を開いたりしなくていいお手軽さがうれしい。さらに、ATM利用料が月8回まで実質無料(キャッシュバック)になるほか、他行宛て振込手数料も「スターワン口座取引明細書」の郵送設定を「郵送しない」にすれば、月3回も実質無料になる。東京スター銀行の詳細については→こちらで確認してほしい。
●楽天銀行(公式)は→こちら
●auじぶん銀行(公式)は→こちら
●ローソン銀行(公式)は→こちら
●あおぞら銀行 BANK支店(公式)は→こちら
●商工組合中央金庫 商工中金ダイレクト(公式)は→こちら
●SBJ銀行(公式)は→こちら
●東京スター銀行(公式)は→こちら