エポス(EPOS)カード「ポイント投資」を実際にハイリスク&ハイリターン? の「わくわくコース」でやってみた! 6カ月後の結果は?

今や大手銀行の普通預金金利はわずか0.001%と史上最低だが、それでも、やはりリスクのある株や投資信託をいきなり始める勇気はない……。そんな慎重派のアナタに注目してほしいのが、“エポス(EPOS)カードでもらったポイントが勝手に増える”と話題の「ポイント投資」だ。そこで今回は、実際に筆者がエポスカード公式アプリの「ポイント投資」をやって検証してみたいと思う。6カ月間運用した結果は驚きの結果であった!

エポス(EPOS)ポイントが増える「ポイント投資」とは?

 現在、大手銀行の金利は0.001%と史上最低水準だ。これは、100万円を預けても1年後にもらえる利息はたったの10円(税引き後は約8円)しかないことを意味する。だからといって、元本保証のない株や投資信託といった投資に手を出すのも怖い……、なんて考えているアナタに紹介したいのが、エポス(EPOS)カードでもらったポイントが勝手に増えると話題の「ポイント投資」である。

 エポスポイントとはマルイ(丸井)の公式クレカ「エポスカード」の利用で貯まるポイントのこと。スマホ用の「エポスカード公式アプリ」のメニューで「ポイント投資」を開くと、エポスポイントを使った体験ゲームができるのである。これなら、現金と違い万一損失が出てもポイントを失うだけなので、さほど痛くはないだろう。ただし、エポスのポイント投資が利用できるのはゴールドとプラチナカード会員だけなので、ノーマルカードユーザーはまずゴールドカードをゲットしよう。年会費無料でゴールドカードを取得する方法は→こちらで確認してほしい。筆者は、すでにエポスプラチナカードを所持しており、エポスポイントを5万pt以上貯めているので、実際にエポスカード公式アプリの「ポイント投資」を6カ月間やってみたぞ。その結果やいかに?!

(Image:eposcard.co.jp)

エポスカードはタッチ決済にも対応する縦型の新デザインに刷新されている。ゴールドカードとプラチナカード会員のみが「ポイント投資」を行うことができるようになっている

リスクの異なる4つコースから選んでお任せ投資!

 まず覚えておきたいのが、エポスポイント投資には「はじめてコース」「よくばりコース」「げんせんコース」「わくわくコース」の4つのコースがあり、100ptから3万ptまで投資することができるようになっていること。自分で好きなコースを選んで投資したいポイント数を入力すれば、あとはお任せでエポスポイントが増えるのを待つだけでいいのだ。

 筆者は、エポスポイントを5万pt以上保有していたこともあり、2021年2月から「はじめてコース」「よばりコース」「げんせんコース」にそれぞれ500pt、「わくわくコース」には5,000ptを投資して計6,500ptでスタートした。実は、筆者は過去に投資信託を行った経験があり、そのとき「ひふみプラス」で大きく儲けた経験があった。そのため、ハイリスク&ハイリターンと思われる「わくわくコース」に重点を置いたポートフォリオを組んでみたが、果たして、この判断が吉と出るか凶と出るか……?

■エポスポイント投資のコース名と連動しているファンド名

【はじめてコース】分散安定型
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
→株式と債券が半分ずつのバランス型

【よくばりコース】世界成長型
セゾン資産形成の達人ファンド
→世界経済の成長が期待できる海外株式が中心

【げんせんコース】国内安定型
コモンズ30ファンド
→資生堂・味の素など持続的に成長している日本の「いい会社」に投資

【わくわくコース】国内成長型
ひふみプラス
→これから成長が期待される国内の「キラリと光る会社」に投資

「エポスカード公式アプリ」のメニューから「ポイント投資」をタップ(左写真)。「エポスポイント投資」を選択し(右上写真)、「ポイントで投資する」を押す(右下写真)

4つのコースのいずれかを選んで、投資するポイント数を入力したら「入力内容の確認に進む」を押す(左写真)。コースとポイント数を確認して「確定する」をタップすれば投資開始だ(右写真)

リスクを取った投資が大失敗! 運用益はマイナスに!

 2021年2月に6,500ptでポイント投資を開始した筆者だったが、思ったほど運用益が出なかったので、そのまま4カ月ほど放置した。実はこの4カ月間で3つのコースで利益が出ていても5,000ptを投資した「わくわくコース」がマイナスになっていることが多く、トータルでは2~3%しか利益が出なかったのである。そこで、7月に入ってから「げんせんコース」と「よくばりコース」にそれぞれ1,000ptずつ追加投資し、トータルでは8,500ptを投資することになった。

 一時期は222ptまで増えて約2.6%の利益が出ていたが、6カ月経過した8月現在の運用益は「はじめてコース」が+33pt(6.6%)、「よくばりコース」が+33pt(2.2%)、「げんせんコース」が-12pt(-0.8%)、「わくわくコース」が-91pt(-1.82%)と、トータルではまさかのマイナス37pt(-0.43%)という厳しい結果になったのである。トホホ……。

こちらが実際に筆者がポイント投資した履歴。「わくわくコース」に5,000ptも突っ込んだ。その後、7月に「げんせんコース」と「よくばりコース」にそれぞれ1,000ptずつ追加投資し、合計8,500ptを運用することに……

一時期はトータルで222ptも増えて約2.6%の利益が出ていたこともあったが、わくわくコースが足を引っ張ってしまい、それ以上増えることはなかった

■「エポスポイント投資」8月時点での運用成績

【はじめてコース】 500pt→+33pt(6.6%)
【よくばりコース】1,500pt→+33pt(2.2%)
【げんせんコース】1,500pt→-12pt(-0.8%)
【わくわくコース】5,000pt→-91pt(-1.82%)
【投資合計】
8,500pt→8,463pt  -37pt(-0.43%)

はじめてコースなら6.6%の利益が出ていたはず!

 実は筆者は、同時期にPayPayや楽天ペイでも「ポイント運用」を実践しており、いずれも8~12%もの利益を上げていた。楽天ペイの「ポイント運用」結果は→こちら、PayPayの「ボーナス運用」の結果は→こちらで確認してほしいが、今回、エポスのポイント投資ではハイリスク&ハイリターンのわくわくコースを中心のポートフォリオを組んでしまったため、それが裏目に出た格好となった。

 これは結果論になってしまうが、もし欲を出さずに最初からローリクス&ローリターンの「はじめてコース」だけに8,500ptを投資していれば、6.6%の利回りで561ptほどプラスになっていた計算になる。したがって、決してエポスのポイント投資がダメだったわけではないことは強調しておきたい。

エポスのポイント投資では、各コースごとにポイントを引き出すことができる。たとえば、十分な利益の出ている「はじめてコース」だけを引き出すことも可能となっている

 いかがだろうか? 筆者がエポスのポイント投資を6カ月間やった結果は、なんとマイナス37ptという残念な結果になった。今回、筆者はリスクの高い投資方法を選んだためにこのような結果になったが、これから半年先の運用益はプラスになっている可能性もある。それが、投資の醍醐味なのだ。

 いずれにせよ、もらったエポスポイントを使ってゲーム感覚で投資体験できるのは、投資未経験者にとってはいいことだと思う。エポスのポイント投資は、PayPayや楽天ペイより選べるコースが多いので、本物の投資信託に近い実践的な投資体験ができるとのが魅力だ。もし、本格的に投資がしたくなったら、tsumiki証券に口座を開設して、エポスポイントで投資信託が買える「エポスポイントで資産づくり」にチャレンジするのもアリだろう。もちろん、投資はあくまでも自己責任で!

エポスカード公式アプリには、tsumiki証券に口座を開設して、エポスポイントで本物の投資信託が買える「エポスポイントで資産づくり」も用意されている。こちらは引き出す際にポイントではなく現金になるのが特徴となっている

 その後、2021年9月11日の時点でエポスポイント投資は8,500ptの投資に対し612ptのプラスになり、7.2%の利益が出た。やはりポイント投資は気長に利益が出るのを待つべきだろう。

投資開始から7カ月後の9月には日経平均が3万円台を回復。これに連動してエポスポイント投資も612pt(7.2%)の利益が出た

●エポスカード(公式)は→こちら
●エポスカード公式アプリ(Android)は→こちら
●エポスカード公式アプリ(iPhone)は→こちら

(※2021/9/13 記事の一部を更新いたしました)

文=藤原博文/編集・ライター

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