オジサンの知らない世界…小中学生のSNS利用調査結果に驚き! 低学年で「TikTok」利用率が急上昇

歌や服に流行があるように、SNSにも流行がある。NTTドコモが行なった調査で、小学生低学年の子どもに人気の高いSNSとして「TikTok」があがったことが明らかになった。

もともと若者人気の高いSNSではあるが、ついに「TikTokを見て育った」という世代が誕生するかもしれない。TikTokを知らないオジサン世代からすれば、そう遠くない未来に未知の価値観を持った人たちと働くことになるのではないかと戦々恐々な気分だ。

小学生低学年、34%がすでにSNSを使っている

小中学生のSNS利用率(NTTドコモ「モバイル社会研究所」調べ)

NTTドコモが運営する「モバイル社会研究所」は、関東1都6県・小学生及び中学生とその親を対象に小・中学生のSNS利用状況の調査を行なった。対象となったSNSはLINE、ツイッター、インスタグラム、TikTokの4つのSNSだ。

SNS利用者を「小学生低学年」「小学生高学年」「中学生」に分けると、SNS利用率は小学生低学年で34%、小学生高学年で51%、中学生で90%となった。この傾向は2022年2月に公表された小・中学生のスマホ所有率調査の結果とほぼ連動。

全世代において男子より女子のほうがSNSを使っているという点についても、スマホ所有率が男子より女子のほうが高い傾向にあることから同じく連動しているといえる。つまり、年齢に関わらず「スマホを手に入れる=SNSをはじめる」という感覚が近いということが明らかになった。

「TikTok」が圧倒的支持を集める結果に

小中学生のSNS利用率サービス別(NTTドコモ「モバイル社会研究所」調べ)

どの世代においても、もっとも利用が多いSNSは「LINE」だった。小学生低学年で約20%、小学生高学年で約40%、中学生では約85%程度が利用しているという。理由として考えられるのは、拡散や匿名でつながりやすい他のSNSとは異なり、LINEは家族や友人との連絡手段として利用されている点が大きいだろう。

一方で、LINEに次ぎ、人気となっているのが「TikTok」だ。オジサン・オバサン世代には驚きかもしれないが、小学生低学年ではLINEとほぼ同じ利用率があり、さらに低学年女子においてはLINEを上回る人気っぷりである。文字情報の比重の高いSNSよりも、短い時間で目をひく動画を楽しめるTikTokは幼い子どもにとってなじみやすいのだろう。

あと10年もすれば「TikTokを見て育った世代」が世の中にあふれるのかと思うと、オジサン世代はいまからジェネレーションギャップを抱かずにはいられない。

このように、子どもがSNSと出会う時期が早く、いずれのSNSにも子どもを守ることを目的とした利用年齢の規定があることを忘れてはならない。LINEでは利用推奨年齢を12歳以上と規定、それ以下の子どもに対しては保護者の管理のもと設定を行なうとしている。

Twitter、Instagram、TikTokに関しては13歳以上であることがサービスの利用条件だ。しかし実際は、ルールをかいくぐって子どもたちはSNSを利用している。ネット上にあふれる有象無象の情報から、子どもをどう守っていくか考えるのもオトナのつとめだろう。

参照元:SNSの利用上昇傾向 中学生では9割を超える【モバイル社会研究所

※サムネイル画像(Image:FrimuFilms / Shutterstock.com)

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