本当にお金が無いとき&借りられないときの緊急小口資金/生活サポート基金への申し込み方

本当にお金が無いとき&借りられないときの注意点 | 支援措置の決定にかかる時間に注意

本当にお金がない&借りられない場合は、公的支援でも生活サポート基金の場合でも、支援措置の決定にある程度時間を要する点に注意が必要です。

本当にお金が無い&借りれない際の注意点 | 支援措置の決定にかかる時間に注意1

たとえば「緊急小口資金」「総合支援資金」などの公的融資を受けるには、市区町村の社会福祉協議会に相談の上、最短10日~1カ月近く、審査と支援決定までに時間がかかります。なお同様に債務整理など借金の減額を試みる際も、債権者との交渉や裁判手続きなどに時間がかかります

そのため、お金がない場合でも「一週間程度の生活費」は何らかの形で緊急的に作ることも大切です。

本当にお金が無いときに「緊急的にお金を作る方法」

「本当にお金が無い」というときは、緊急的にお金を作ることも考えましょう。生活支援の措置が決定するまでには、最短でも一週間程度はかかります。その間の当座の生活資金や、相談窓口に行くための電車賃やタクシー代などを確保するためです。

不用品の売却・質入れ

もっとも手っ取り早い現金の確保手段は、不用品を売却したり、質屋に質入れすることです。自宅の不用品をまずはメルカリやヤフオク!に出品し、商品が売れ次第、順次売上を出金しましょう。

不用品の売却・質入れ1

メルカリの売上金を銀行口座に現金として出金するには、まずメルペイの画面下部にある「振込申請」をタップし(左写真)、振込先口座の指定をしましょう(右写真)。メルカリでは「お急ぎ振込」の申請も可能であり、指定すると最速で振り込みが行われます。振り込み申請の最低額は通常申請が200円、お急ぎ振込は400円~

また近隣に質屋がある場合は、自宅の中の家電やゲーム機などを質入れすることも検討しましょう。たとえば自宅にPlayStation 3やPlayStation 4といったゲーム機がある場合、中古相場は1万円~2万円前後。質屋では相場の8割程度の金額の貸付を即時に受けられます。つまり、質入れすることで8,000円~1万6,000円ほど確保可能。一週間程度の緊急的な生活資金としては、とりあえず安心できる額ではないでしょうか。ちなみに売却したくない貴重品を質入れしたとしても、支援措置を受けた後に返済をすれば手元に品が戻ります。

日払い/週払いの単発の仕事を行う | Uber Eatsの配達などがおすすめ

自宅にこれといった不用品がなかったり、質入れも難しい場合は、日払い/週払いの単発の仕事を請負うことで、急場を乗り切りましょう。

たとえばUber Eatsの配達パートナーは、Uberのアカウントを作成し各種必要書類と口座情報を提出すれば緩い条件で登録可能。

日払い/週払いの単発の仕事を行う | Uber Eatsの配達などがおすすめ1

AmazonでUber Eatsの配達バッグを購入する必要はありますが、クレジットカードやデビットカードで購入できるため支払いは翌月末となります。また配達に使う自転車はレンタサイクルなどを使うと良いでしょう

報酬は週払いで受け取れるため、通常のアルバイトなどよりも早期に現金を手にできます。配達1件あたりの報酬額は、350円~550円ほど。エリアにもよりますが、1時間に2件~4件程度ほど配達できる方が多いです。

不用品の売却やUber Eatsの配達などの手段で緊急的に現金を確保しつつ、並行して生活困窮者向けの支援制度の利用を検討しましょう。

まとめ

本当にお金がなく、またお金を借りることのできる状況でないときには、まずは10万円以内の無利子貸し付け制度である緊急小口資金、もしくは「生活サポート基金」などの公的融資に申し込みを行いましょう。

公的融資の決定まで待てない場合は、不用品の売却や、日払い仕事などで現金を確保することがおすすめ。

「お金がない」と悲観しすぎず、できること、受けられる支援を落ち着いて考えましょう。

監修日:2023年1月30日

岡 佳伸/社会保険労務士法人岡佳伸事務所代表・ファイナンシャルプランナー
社会保険労務士法人岡佳伸事務所代表。大手人材派遣会社、自動車部品メーカーなどで人事労務を担当した後に、労働局職員(ハローワーク勤務・厚生労働事務官)としてキャリア支援や雇用保険給付業務、助成金関連業務に携わる。現在は開業社会保険労務士として活躍。

各種講演会(東京商工会議所練馬支部、中央支部、公益社団法人東京ビルメンテナンス協会)講師及び各種WEB記事執筆、日経新聞、女性セブン等に取材記事掲載、NHKあさイチ出演(2020年12月21日、2021年3月10日)にTVスタジオ出演。特定社会保険労務士、キャリアコンサルタント。

藤原博文
編集・ライター。長年、パソコンやスマホ、サブカル関連雑誌の編集部を渡り歩いてきた編集者。個人的に株式、投資信託、FXなどの投資活動を活発に行っているほか、クレカや電子マネー、スマホ決済アプリなどのポイ活にものめり込み、最近はマネー系の記事も数多く手掛ける。

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