今さら聞けない、Windowsパソコンを売却するとき個人情報を含めて初期化する方法

設定の回復から初期化作業がうまくいかない場合は、タスクバーの「スタート」ボタンからWindowsを再起動して「オプションの選択」を呼び出し、「トラブルシューティング」から初期化することも可能です。

手順は、まず「スタート」ボタンを右クリックして「シャットダウンまたはサインアウト」を選び、「Shift」キーを押しながら「再起動」を選択します。

すると、パソコンが再起動されて「オプションの選択」が表示されるので、「トラブルシューティング」を選択しましょう。

次に、「このPCを初期状態に戻す」を押したら「すべて削除する」を選択します。ここで「個人用ファイルを保持する」を選択するとアプリや設定は削除されますが、個人情報は残ったままになりますのでご注意ください。あとは、確認画面が表示されたら「リセット」を押せば初期化が開始されます。

トラブルシューティングから初期化する手順

まず「スタート」ボタンを右クリックして「シャットダウンまたはサインアウト」を選び、「Shiftキー」を押しながら「再起動」を押します

パソコンが再起動されて「オプションの選択」が表示されたら、「トラブルシューティング」を選びましょう

続いて「このPCを初期状態に戻す」を押します

オプションで「すべて削除する」を選んだら、「リセット」ボタンを押せばパソコンが初期化されます

【3】Windowsを再インストールして初期化する

ここまで紹介した方法でもうまく初期化できない場合は、最後の手段としてUSBメモリやDVDでインストールメディアを作成して、Windowsを再インストールしてみましょう。

まず、Windows 10の場合はMicrosoft公式サイトの「Windows 10のダウンロード」ページを開き、「Windows 10のインストールメディアを作成する」の「今すぐダウンロード」を選択します。

Windows 11の場合もMicrosoft公式サイトで「Windows 11のダウンロード」ページを開き、「Windows 11のインストールメディアを作成する」で「今すぐダウンロード」をクリックしましょう。

すると、いずれの場合も「MediaCreationTool」がダウンロードできるので、これをダブルクリックして起動したら、あとは画面の指示に従って作業を進めます。

Windows 10の場合は最初に「実行する操作を選んでください」画面が表示されるので「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択しますが、そのあとはWindows 11と同じ手順になります。

「使用するメディアを選んでください」画面が表示されたら、USBメモリかDVD(ISO)を選択してWindowsインストールメディアを作成します。あとは、USBメモリかDVDからBOOTしてWindowsを再インストールすればOKです。

●Microsft「Windows 10をダウンロード」は→こちら
●Microsoft「Windows 11 のダウンロード」は→こちら

インストールメディアを作成して再インストールする手順(Windows 11)

Microsoft公式サイトの「Windows 11 のダウンロード」を開いたら「Windows 11のインストールメディアを作成する」の「今すぐダウンロード」をクリックします

すると、「mediacreationtool.exe」が入手できるので、これをダブルクリック(上写真)、次に、ライセンス条項を確認して「同意する」を押します(下写真)

USBメモリかDVD(IOSファイル)を選択して、インストールメディアを作成しましょう。作成したメディアからWindowsを再インストールすることができます

まとめ

いかがでしょうか? 今回はWindowsパソコンを売却する前に、パソコンを初期化する方法を紹介しました。普通に使っているパソコンなら、Windowsの設定の「回復」から簡単に初期化することができると思います。

ただし、Windowsパソコンの初期化を実行する前に、必ずMicrosoftやGoogleの会員情報やメールの設定、データなどは、しっかりとバックアップしておきましょう。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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