現在、多種多様なスマートフォンが販売される中でどの機種を買うか決めるとき、人それぞれに選ぶポイントがあるだろう。株式会社NEXERが運営する、スマホに関わる情報を発信するメディア「スマートフォンPLUS」はスマホの選び方に関するアンケートを実施。本調査は2022年5月13日~5月16日の期間で、全国の男女2,640人を対象に行われた。
今回のアンケートにより、「スマホを購入する際に重視していること」の結果が発表されているので、ランキング形式でご紹介する。
スマホ選びで最も意識されていること、第1位は「価格」と判明!
「スマートフォンを購入する際に『一番』重視すること」ランキング、第3位は16.9%で「メーカー」。メーカーを重視する理由として同じ機種を愛用しており、機種変更や引き継ぎの手間が少なく便利だという声が挙がった。これまで使っていたスマホと同じメーカーの機種の方が新たに操作方法を覚える必要もなく、安心して活用できるので、その点も理由の一つだろう。第2位は17.2%で「機能性」。現在スマホは仕事・プライベートにかかわらず毎日使うものであり、スマホの使いやすさを重視する人は少なくない。「サクサク動かないとストレスがたまる」という声もあり、スマホのスペックが低いと仕事や生活に支障をきたすほど、スマホは生活必需品になっているようだ。
そして栄えある第1位は「価格」で、42.2%と2位以下とは倍以上の差をつけた。その理由としては、「2~3年で買い替えるから」「機能が多くても使いこなせないので、最低限の機能でいいから」という声が寄せられた。最新のスマホは機種にもよるが10万円以上するものも珍しくなく、特にこだわりがないという人は、多少機能性が控えめでも低価格のスマホで十分なのかもしれない。
先日、「スマホの購入以外の面でも価格が重視されている」と思われる“騒動”が発生した。5月13日に楽天モバイルが「月間データ利用量1GBまで0円」という料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を6月いっぱいで終了することを発表。楽天モバイルユーザーは“0円プラン”に魅力を感じて契約していた人が多かったためか、povoをはじめ他の通信キャリアへの乗り換えが続出した。
この騒動でスマホ自体の価格だけでなく、通信キャリアの選択についても、料金設定を主な判断材料としている人が多いことが分かった。コロナ禍の影響で収入が減った人も多く、最近では円安や物流コストの高騰などから食品や日用品、電化製品なども全体的に値上がりしたため、財布の紐が今まで以上にきつくなっているのかもしれない。スマホ本体の価格や月額通信料は決して安くないので、少しでもコストを抑えたいと考える人が増えているようだ。
現在コロナ禍は収束せず、景気も良いとは言い難い状況のため、スマホやキャリアをコスパがいいものを選ぶ人が多い傾向にあるようだ。選ぶ基準は人それぞれだが、価格や機能性、使い慣れているかどうかなど、さまざまな要素を総合的に考えて自分に合ったスマホを選ぶのが良いだろう。
出典元:【機能性よりも価格?】スマートフォン購入時、最も重視するのは「価格」が約4割【スマートフォンPLUS】
※サムネイル画像は(Image:「株式会社NEXER」プレスリリースより引用)
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