「無限くら寿司」って何?「くら寿司(EPARK)」アプリでの予約方法と利用時の注意点まとめ

「トリキの錬金術」で注目を集めた「Go To Eat(イート)」だが、今度は「無限くら寿司」が話題となっている。この「無限くら寿司」という手法を使えば、合法的に「くら寿司」で無限にタダ飯が食えるというが、これはいったいどういうことなのか? そこで今回は「無限くら寿司とは何か?」「無限くら寿司のやり方」、そして「くら寿司(EPARK)」公式アプリを使った、失敗しない予約方法や注意点などを写真入りで解説しよう。

食事の予約でポイントがもらえる「Go To Eat」とは?

(Image:kurasushi.co.jp)

 アナタは2020年10月からスタートした「Go To Eat(イート)」を利用しているだろうか? Go To Eatは「ぐるなび」や「食べログ」などの指定飲食予約サイトで食事の予約をすると、次回以降の食事で使えるポイントが昼食で1人500円、夕食(15時以降)で1人1,000円分が還元されるお得な制度。詳しくは→こちらを参考にしてほしいが、たとえば家族4人で4,000円の夕食をすれば4,000ポイント還元されるので、実質タダで食事ができるというわけだ。
 だが、当初Go To Eatには利用金額に制限がなかったため、これを悪用した「トリキの錬金術」が問題となった。これについては→こちらで解説しているが、その手口は「鳥貴族」の夕食を1人で予約して1,000ptをもらっておきながら、お店では328円の料理を1品しか頼まず差額の673円を儲けるというもの。もちろん、現在では昼食は税込1人500円以上、夕食は1人税込1,000円以上利用することが条件となったので、すでにトリキの錬金術は封印されている。ところが、ここにきて注目されているのが「無限くら寿司」だ。

■Go To Eatの基本

(1)ぐるなび、たべログ、Yahoo!ロコ、EPARKなど指定飲食予約サイト(13社)で予約するのが条件
(2)ランチは1人500pt・夕食(15時以降)は1,000ptが付与される(次回の食事の支払いで利用可能)
(3)1回の予約で10人分(1万円)が上限
(4)ランチは1人税込500円以上・夕食は1人税込1,000円以上の利用が条件
(5)ポイント付与期間は2021年1月末(予算がなくなりしだい終了される)
(6)ポイントの利用期限は2021年3月末まで

(Image:gotoeat.maff.go.jp)

農林水産省が主導するGo To Eatは、当初「トリキの錬金術」のように、少額注文で儲ける悪質な行為も可能だったが、現在は最低利用金額が設定されている

「無限くら寿司」とは、Go To Eatを利用して回転寿司チェーンの「くら寿司」を予約して食事すると、2回目以降は無限にタダで食事ができるというもの。
 その方法は実にシンプルだ。まず、「EPARK」アプリか、EPARKを利用できる「くら寿司」公式アプリを入手してくら寿司の予約をしよう。次に、1人1,000円以上の食事をしたあとレシートをスマホで撮影して申請すると、即日ポイントが還元される。そして、翌日もくら寿司を予約して食事するが、このときはもらったポイントで支払いができるので実質タダに。しかも、支払いにポイントを使っても、またポイントが付与されるため、これを繰り返せば無限に食事ができるというわけだ。もちろん、Go To Eatのポイント付与は2021年1月末までなので決して無限ではないが……。
 ちなみに「無限くら寿司」は「トリキの錬金術」と違って店側が迷惑することはないし、改正されたルールの範囲内でできる手法。ほかの飲食店と違うのは「くら寿司」公式アプリが「EPARK」を利用しているため、通常は7~10日ほどかかるポイント付与が、即日付与されるという話なのである。

■Go To Eatを利用した「無限くら寿司」の注意点

(1)必ず「くら寿司公式(EPARKの予約)」アプリか「EPARK」アプリで予約すること
(2)「くら寿司」では最低2名以上での予約が必須
(3)「くら寿司」は時間指定予約で席確保予約ではない
(4)ランチは1人税込500円以上・夕食は1人税込1,000円以上の利用が条件
(5)「EPARK」では支払い後レシートを撮影して申請する必要がある
(6)ランチは1人500pt・夕食(15時以降)は1,000ptが付与されるが「くら寿司」では最大9人まで

「くら寿司」公式アプリで「Go To Eatキャンペーン」バナーを押そう。通常の「スマホでテーブル予約」は使わないこと(左写真)。次の画面で「Go To Eatテーブル予約」をタップする(右写真)

飲食予約サービス「EPARK」のWebサイトに切り替わり、くら寿司の店舗一覧が表示される(左写真)。予約したいくら寿司の店舗を探そう(右写真)

ここから先は「EPARK」アプリでもほぼ同じ手順となる。予約したい店舗の「今日」か「明日以降」をタップしよう(左写真)。現状、席は「テーブル(BOX席)」のみとなっているので、あとは「日時を指定」で予約する「日」と「時間」を指定する(右写真)

土・日・祝日の17~19時はすぐに予約で埋まって選択できないことも多い。表示されている時間の中から時間を選ぼう。ただし、夕食は15時以降となるので要注意(左写真)。くら寿司では「2名以上」の予約が必須条件となっている。日時指定したら「内容確認へ進む」をタップ(右写真)

「くら寿司」では席確保予約ではなく“行列の先頭にいるようにする予約”となる。「了解して受付内容の確認に進む」を押そう(左写真)。内容を確認したら「時間指定予約する」をタップ(右写真)

この画面になれば予約は完了だ。「受付番号」さえ覚えておけば大丈夫(左写真)。ちなみに「受付状況」で予約内容を表示できる(右写真)

「無限くら寿司」で最初に覚えておきたいのは、「EPARK」という飲食予約アプリか「くら寿司」公式アプリを使って予約すること。「くら寿司」公式は「EPARK」と提携しているが、通常のテーブル予約で予約するとGo To Eatポイントはもらえないので注意したい。また、今回は「くら寿司」公式アプリでの予約方法を紹介しているが、「EPARK」アプリも手順はほとんど同じである。
 次に重要なのは、くら寿司では「2人」以上で予約することが条件となっていること。1人では対象とならないので友だちや家族と出かけよう。ちなみに、1回の予約では最大9人まで予約できる。
 そして最後に、夕食でくら寿司を利用するときは必ず1人税込1,000円以上(4人なら税込4,000円以上)利用すること。くら寿司の注文タブレットで「会計」を押せば合計が表示されるので、最低利用金額だけは確実にクリアするようにしよう。ちなみに、金額が不足しているときは商品の持ち帰りを考える人もいるだろうが、くら寿司で持ち帰りをオーダーすると別会計となってしまう。どうしても、金額が足りないときはドリンクをオーダーして持ち帰る方法もあるだろう。
 なお、初回の支払いはクレカや楽天ペイ、PayPayなどのキャッシュレス決済も利用できる。とくにLINE Payでは「くら寿司5%オフクーポン」を使ったうえに、チャージ&ペイで3%ポイント還元を受けられるので最大8%も得するのだ。あとはレジでレシートを受け取り、スマホで撮影して申請すればいい。

今回は浅草ROX店を2人で予約。店に入ったら入口でチェックインしよう。「携帯などで受付済の方」をタッチして予約時に発行された「受付番号」を入力すればいい(上写真)。受付番号を呼ばれたらテーブル番号をもらって指定された席に着こう(下写真)

夕食の場合は必ず1人税込1,000円(2人で2,000円)以上に食事する必要がある。筆者は普段、奥さんと2人で13~14皿しか食べないので、今回は200円の皿を多めに注文することに……

食事を終えたら注文タブレット右下の「お会計」を押そう(上写真)。皿を全部投入すると正確な金額が表示される。もし、金額不足のときは「キャンセル」を押して追加注文すればOK。このお会計は何度でも表示可能だ(下写真)

今回の支払い額2,156円はLINE Payで支払う。「くら寿司5%オフクーポン」を使って107円オフ、チャージ&ペイで3%ポイント還元(61pt)されたので、実質2,000円以下となった。もちろん、レシートの合計はあくまでも2,156円なので条件はクリアできている

 食事を終えたらレシートをアップロードして申請しよう。まず「くら寿司」公式アプリの「ポイント利用・取得申請」をタップする。初回は電話番号登録する必要があるので、SMSを使った二段階認証で認証を受けよう。次に、「ポイントをためる」をタップしてカメラ型アイコンの「アップロード」をタップする。「カメラ」を起動してレシートを撮影するが、文字がしっかり読み取れるように明るい場所で撮影する。また、写真のサイズが大きいと時間がかかるので、小さいサイズで撮影しよう。あとは合計金額を入力して「アップロードする」をタップすればOK!
 しばらく待つと「ステータス」が“申請中”に変わるはずだ。これでレシートによるアップロードは完了。あとは、ステータスが“付与済み”になれば、ポイントが付与されている。筆者の場合は1時間ほどでポイントが付与された。このポイントは次回の予約時の支払いに利用できる。

会計を終えたら「ポイント利用・取得申請」をタップ(左写真)。初回は電話暗号登録しないといけないので「電話暗号登録を行う」を押す(右写真)。電話番号を入力すると二段階認証でSMSに認証コードが送られてくるので、これで認証を受けよう

レシートの申請をするには「ポイントをためる」をタップ(左写真)。アップロードのカメラアイコンをタップしよう(右写真)

カメラアイコンを押してレシートを撮影するか、すでに撮影済みのレシート写真を選択して「完了」を押す。文字がブレないように明るいところで撮影しよう(左写真)。写真が登録されたら合計金額を入力して「アップロードする」をタップする(左写真)

アップロードにはやや時間がかかる。「画像のアップロードが完了しました!」と表示されるまでしばらく待とう(左写真)。ステータスが「申請中」に変われば申請は完了! あとは承認されるまで待てばいい(右写真)

 初回にもらったポイントを次回以降の食事で使うには、まず「くら寿司」公式アプリを起動して「Go To Eatキャンペーン」バナーをクリック。「ポイント利用・取得申請」をタップしよう。次に「ポイントをつかう」をタップしたら、「利用したいポイントを入力」で金額を入力し「QRコード生成」をタップ。するとQRコードで決済できるようになる。
 もちろん、2回目にポイントで支払っても、またポイントはもらえるので、必ずレシートをもらってポイント申請しよう。これで「無限くら寿司」が完成するのである。2021年1月までとなっているが、予算が無くなりしだい終了となるので、早めに実行したほうがいいだろう。なお、もらったポイントは2021年3月末まで有効である。

もらったポイントを使うには「くら寿司」公式アプリを起動して「Go To Eatキャンペーン」バナーをクリックする(左写真)。「ポイント利用・取得申請」をタップしよう(右写真)

現在の保有ポイントを確認して「ポイントをつかう」をタップ(左写真)。「利用したいポイントを入力」で金額を入力し「QRコード生成」をタップ。するとQRコードで決済できるようになるのだ(左写真)

●くら寿司(Andorid)は→こちら
●くら寿司(iPhone)は→こちら
●EPARK(Android)は→こちら
●EPARK(iPhone)は→こちら

●農林水産省「Go To Eatキャンペーン」(公式)は→こちら

文=中川久/フリーライター

関連記事

TOPICS
ヘルス・ライフ最新記事

RANKINGランキング

18:00更新