米国発の会員制倉庫型スーパー「コストコ(COSTCO)」では、2019年12月からネット通販のコストコオンラインがスタートしているのはご存じだろう。わざわざ車で倉庫店まで行かなくても、重くてかさばる商品をネットで購入できるのが最大のメリットとなっているが、実は意外とデメリットも多いのだ。そこで今回は、コストコオンラインのメリットとデメリットを徹底解説しよう。
最大のメリットは重い商品を届けてもらえること!
アメリカンサイズの食品や日用品などが大量に販売されている、米国発の会員制倉庫型スーパー「コストコ(COSTCO)」。週末に郊外の倉庫店まで車で買い物に行く人が多いと思うが、コストコオンラインを利用すれば、そんな苦労からも解消される。でも、コストコオンラインにはどんなメリットがあるのだろう? デメリットはないのだろうか?
まず、コストコオンライン最大のメリットと言えば、郊外の倉庫店までわざわざ車で買い物に出かける必要がないこと。とくに休日は駐車場に入るのも一苦労するくらい混雑しているし、コストコの商品は重くてかさばるモノが多いので、自宅まで届けてもらえるのは大きなメリットだ。次に、オンライン限定商品が用意されていることもメリットのひとつ。普段倉庫店では見かけない商品を発見できる楽しみがある。また、当初は数個セットでないと買えなかった商品も、現在は1個から買えるようになっているのもうれしい変更点だ。そして、店舗に行かなくても会員の更新手続きができることも見逃せないメリット。オンラインで更新すれば、更新手続きのためだけに倉庫店に行かなくてもいいのである。
■コストコオンラインのメリット
・倉庫店に車で行かなくても買い物ができる
(重くてかさばる商品を運ばなくてもよい)
・条件を満たせば送料無料で配達してもらえる
・コストコオンライン限定商品が買える
・倉庫店に行かなくても会員の更新ができる
コストコは有料会員制スーパーなので、残念ながら会員でない人はコストコオンラインを利用することができない。しかも、コストコオンラインで会員申し込み申請はできても、実際の入会手続きは倉庫店に行く必要があるのだ。手続き方法については→こちらを参考にしてほしい。また、コストコ会員であっても、コストコオンラインで買い物するときは、アカウント登録が別途必要になるのが面倒。具体的なアカウント作成方法は→こちらで確認しよう。
そして、コストコオンラインでは支払い方法にクレカを登録する必要があるが、使えるクレカは「Mastercard」に限定されている。意外とMastercardを持っていない人も多いので、注意したい部分である。クレカの登録方法については→こちらで確認してほしい。
■コストコオンラインのデメリット
・コストコ会員でないと利用できない
・コストコ会員登録申請はできるが、手続きは倉庫店で行う必要がある(写真撮影が必要)
・コストコ会員でもコストコオンラインのアカウントを作成する必要がある
・Mastercardのクレカがないと利用できない
・最低購入価格は5,000円以上
・商品価格が倉庫店より高め
・生鮮食品は対象外(予約商品のみ)
・予約商品は倉庫店での受け取りになる
コストコオンラインの会員登録やクレカ登録を済ませれば、ようやくコストコオンラインで買い物ができるようになる。実際に購入する前に覚えておきたいのは、コストコオンラインで表示されている価格は消費税と送料を含んでいるということ。したがって、倉庫店で買うよりもやや割高になっているのだ。また、2020年5月1日からコストコオンラインのルールが一部変更となり、1点から購入できるようになったものの、最低購入価格が5,000円に設定されている。そのため、カートの合計金額が5,000円以上にならないと、決済できない点は十分注意したい。コストコオンラインのルール変更については→こちらで確認できる。
なお、通常は購入できない生鮮食品も「オンライン予約」なら注文可能だが、こちらは注文後に倉庫店で受け取ることになる。
いかがだろうか? コストコオンラインのおかげで、わざわざ郊外の倉庫店に行かなくてよくなったほか、周辺にコストコが無かった人でも、手軽にコストコの商品を購入できるようになったメリットは大きいだろう。だが、オンラインの商品はやや割高になるし、最低購入金額が5,000円に設定されている。もし、近所に倉庫店があるなら、無理にコストコオンラインを利用することはないが、大量の商品を買うなら近所でも自宅まで届けてもらったほうが楽できる。
とりあえず、コストコ会員ならコストコオンラインに登録しておいて、各自の状況に合わせて倉庫店とコストコオンラインを使い分けるのが賢いやり方だろう。
●コストコ(COSTCO)(公式)は→こちら
※サムネイル画像(Image:costco.co.jp)