「1,000円値引きします」と言われるのと、「1,000円分のポイントを付与します」と言われるのと、どちらの方が魅力的に感じるだろうか。合同会社ミスタートラボルタが楽天市場のユーザー300名にアンケートを行った結果、約7割の人が値引きを選択する傾向がわかった。年代や自分用に買う際とプレゼント用に買う際と少し割合は変動するが、全体的に値引きの方が求められるようだ。
「値引き」と「ポイント付与」、あなたはどっちを選ぶ?
「値引き」と「ポイント付与」と聞いて、どちらを魅力的と感じるだろうか。楽天市場のユーザー300名にアンケートを行ったところ、状況や購入金額によって多少の差はあれど、約7割の人が「値引き」のほうがよいと考える傾向にあることがわかった。(ミスタートラボルタ調べ)
この調査の背景には、小売業の会社が楽天市場などのセールの際に値引とポイント還元、どちらがよりユーザーに喜んでもらえるかの把握がしたかったことがある。セールでは、値引きするかポイントを付与するかの主に2パターンがあり、いろいろな条件下でも全体的に値引きを求める人が多い。
ポイント還元となると、実際に得をするのが次の買い物時になるので、場合によっては買い物の機会がないままポイント失効という危険があることが、要因のひとつかもしれない。
筆者としては大多数の人が「値引き」を選択するのかと思ったが、「1,000円」、「5,000円」、「10,000円」の購入額でみてみると、「1,000円」の購入額(自分用)だと「ポイント付与」を支持する人が33.6%と3割を超える結果だった。だが、「10,000円」でみると24.7%と1割近く減り、その理由としてあげられているのが「金額が増えると値引きの方が感覚的に安くなった気がする」とのことだった。購入時点で大きな金額分が値引きされる方が、やはりお得感をえやすいということだろう。
また、上記に記した内容は「自分用」の買い物の場合だったが、「プレゼント用」の場合は少し「ポイント付与」を選択する比率があがるのだ。「1,000円」の購入額だと39.4%と4割近くの人が「ポイント付与」を選択し、「5,000円」と「10,000円」をみても35%前後となっている。その理由に「値引きされたものをプレゼントにするというのが失礼な気がする。罪悪感がある」という回答が多かったようで、予算を決めてプレゼントを選んだのに値引きされると、心情的に申し訳なく感じてしまうという人が一定数いるようだ。
「ポイント付与」を求める人は、次回の買い物時にポイント分の値引きがされるという楽しみを取っておきたいという心情なのだろうか。いずれにせよ、全体的に値引きの方が求められる傾向にあるといえそうだ。
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