最近、税金や公共料金をキャッシュレスで支払う人が増えている。現金払いと違ってわざわざコンビニや窓口に出向く必要がなく、自宅にいながらスマホで簡単に支払えるのが大きなメリット。しかも、キャッシュレス払いならポイント還元まで受けられてお得なのだ。そこで今回は、公共料金を支払うとき一番お得なキャッシュレス決済はどれなのか検証してみたいと思う。実はあのクレカがいちばんお得だった!?
簡単に1.5%還元を獲得できるスマホ決済はどれ?
ここ数年、スマホ決済アプリでも請求書払いなら払込伝票のバーコードを読み込んで、簡単に公共料金の支払いができるようになってきた。しかし、ポイント還元率は〇〇Payごとに異なるため、最初に実店舗での支払いのポイント還元率をチェックしてみよう。
まず、「メルペイ」は利用金額に応じたポイント還元はなく、「LINE Pay」も残高の支払いではポイント還元がない。しかも、2021年5月からランク制度が廃止されたため、チャージ&ペイのポイント還元も一律0.5%還元になってしまったのだ。
これに対し「PayPay」「楽天ペイ」「au PAY」「d払い」は、決済金額の0.5~1.5%のポイント還元を受けられる。人気No,1のPayPayは基本0.5%還元だが、利用回数や金額などで還元率が最大1.5%になる仕組み。ただし、PayPaySTEPのルール改正で現在は1.5%還元を受けるのが非常に難しくなっている。詳しくは→こちらで確認してほしい。次に、楽天ペイは公式クレカ「楽天カード」からの残高チャージで1.5%還元になるし、au PAYも公式クレカ「au PAY カード」からチャージすることで最大1.5%還元になる。楽天ペイについては→こちら、au PAYについては→こちらで詳しく解説している。
また、d払いは公式クレカ「dカード」をアプリに登録して支払うと1.5%還元となる。d払いの詳細については→こちらで確認してほしい。
実店舗におけるスマホ決済のポイント還元率はお分かりいただけたと思うが、電力・ガス・水道などの公共料金や、自治体の税金の支払いでは、必ずしも同じ還元率になるわけではないので注意が必要だ。
まず、PayPayの請求書払いは紙の請求書のバーコードやオンライン請求書での支払いが可能。PayPaySTEPによるポイント還元率が適用されるため、0.5%~1.5%還元(上限は7,500pt/回、1万5,000pt/期間)となる。実際の支払い方法は→こちらで確認しよう。次に、au PAYの請求書払いは2020年3月末から利用可能となっており、残高から支払うことで200円につき1pt(0.5%)がポイント還元される。もちろん、事前にau PAY カードで残高チャージしておけば1%還元、au PAYゴールドカード(年会費1万1,000円)なら2%還元(上限1,000pt)が追加されるので、合計1.5~2.5%還元となる。
これに対し、d払いの請求書払いは残高支払いしかできずポイント還元は一切ない。また、楽天ペイはそもそも請求書払いができず、しかも、楽天カードの公共料金の一部については、これまで100円につき1pt(1%)だったのが、2021年6月から500円につき1pt(0.2%)に引き下げられているのだ。
Visa LINE Payクレジットカードなら2%還元!
スマホ決済アプリの請求書払いについては、意外にもau PAYがお得だったが、最大2.5%還元を受けるには年会費1万1,000円のゴールドカードが必要になる。そう考えると、やはりスマホ決済アプリではせいぜい1.5%還元が限界であろう。そこで注目したいのがクレカによる公共料金の支払いである。
まず、現在もっともアツいクレカといえば「三井住友カード(NL)」だ。コンビニ3社とマクドナルドでVisaのタッチ払いをすれば最大5%還元となるが、残念ながら公共料金の支払いでは0.5%しかポイント還元されない。
そこでオススメしたいのがLINE Payの公式クレカ「Visa LINE Payカード」である。Visa LINE Payカードは、2022年4月末までは通常の支払いでも常に2%還元される。しかも、年会費は1,375円だが年1回以上の利用で無料となるので、比較的加入しやすいだろう。
ちなみに、LINE PayにVisa LINE Payクレジットカードを登録してチャージ&ペイで請求書払いしても、0.5%しか還元されないので十分注意してほしい。
参考元:「主要スマホ決済の「請求書払い」を徹底比較 より高還元の方法も紹介」【マネーの達人】
●PayPay(公式)は→こちら
●楽天ペイ「携帯・公共料金などのお支払い」(公式)は→こちら
●au PAY(公式)は→こちら
●d払い(公式)は→こちら
●三井住友カード(公式)は→こちら
●Visa LINE Payカード(公式)は→こちら