インフルエンサーマーケティング事業を展開するLIDDELLは1月24日、企業が運営するSNSアカウントに関する調査結果を発表した。企業にとって、SNSは重要なツールだ。企業・ブランドファンのロイヤリティ醸成、販売促進、未開拓層の開拓に向けた接点創出など、その役割は枚挙にいとまがない。それだけに、その建付けや発信手法は創意工夫に富んでおり、SNSの一般ユーザーである私たちも「えっ、この投稿おもしろい」と日常的に興味をひかれている。今回の調査結果は、数多ある企業のSNSアカウントのなかから、人気インフルエンサーが選ぶ企業アカウント13選を取り上げている。
人気インフルエンサーが選ぶ企業アカウント13選 ユーザーを惹きつけるポイントとは?
本調査は、インフルエンサーが「良いと思う」「参考にしている」という企業SNSアカウント(Instagram、TikTok、YouTube、Twitter問わず)をLIDDELLがリサーチしたもの。ここで定義されるインフルエンサーとは、多数のSNSユーザーから支持され、コミュニティリーダーとしての役割を担う。また、インフルエンサーといえば、センスにもとづく発信力に注目が集まりがちだが、SNSの情報収集力や分析力にも秀でていて、そこからSNS運用の最適解を見出しているとしている。群雄割拠のインフルエンサー市場である。
その熾烈な戦いを制して、新たな流行の発信役として活躍するには、地道な分析が不可欠なようだ。今回の調査結果から導かれた13の企業SNSは、そのようなインフルエンサーたちのお眼鏡にかなった優秀コンテンツといえる。その気になるコンテンツ13選だが、3つの切り口でカテゴライズされ紹介されている。
■「コンテンツ企画」が参考になる企業アカウントをピックアップ
趣向の異なる4コンテンツ。「キオク的サンサク」は「このアカウントでしか得られない楽しさがある」といった企画を評価される一方、そのほかは「世界観が統一されている」「消費者にとって見やすい」「バランスが良い」といった感想から、総合的に評価されていることがわかる。
・メンズファッションメディア「OTOKOMAE」は→こちら
・ファッション通販「ZOZOTOWN」は→こちら
・総合健康企業『ブルーベリーアイ』の「わかさ生活 広報部」は→こちら
・ライフスタイルリビルディングチーム「キオク的サンサク」は→こちら
■「クリエイティブ」が参考になる企業アカウントをピックアップ
SNSの真髄であるクリエイティブが評価された7コンテンツ。写真の獲り方を中心に、デザインや世界観といった意匠性に関する要素、さらには、投稿の並び順や説明文のわかりやすさといった細部にも、インフルエンサーは目を行きわたらせて参考にしている。
・美容情報誌「MAQUIA」は→こちら
・美容メディア「shabon」は→こちら
・advanced.research→はこちら
・ファッションブランド「FETE」は→こちら
・レディースファッション通販サイト「Fit more」は→こちら
・インテリア雑貨の総合通販「ひなたライフ」は→こちら
・ナチュラルフードブランド「ドクターズナチュラルレシピ」は→こちら
■「機能の活用方法」が参考になる企業アカウントをピックアップ
ストーリーズやリールといったInstagramの機能を活用している2コンテンツ。「TODAYFUL」は「常に新しいことに挑戦している」というチャレンジングな姿勢もインフルエンサーから評価さえている。
・Instagram発のファッションブランド「eimy istoire(エイミー イストワール)」は→こちら
・ファッションブランド「TODAYFUL」は→こちら
タイパ志向が強まるなか、SNSアカウントに求められるものは?
LIDDELLは、13コンテンツが選ばれた背景について、一方的な情報発信だけではユーザーに届きにくい現所において、インフルエンサーは豊富な情報量と独自性を表現する要として、企業アカウントの企画力やクリエイティブ力、統一感、機能活用の方法を参考にしていると分析している。さらに、若者層だけでなくすべての世代でタイパ志向は強まっており、現代の視聴習慣に沿ったアプローチもポイントとして挙げた。
華やかな投稿を支える緻密なSNS戦略。情報があふれる社会でひときわ目を引くには、地道な情報収集と分析はマストなようだ。今後もSNSは流行の発信源として期待されるだけに、どのようなSNS手法やアカウント活用が生まれるのか注目していきたい。
出典元:【LIDDELL株式会社/PR TIMES】
※サムネイル画像は(Image:「LIDDELL株式会社」プレスリリースより引用)
※サムネイル画像(Image:Tada Images / Shutterstock.com)