「楽天モバイル」を申し込む前に必ず確認しておくべき7つのこと!

2021年5月には410万回線を突破した大人気の「楽天モバイル」。月1GBまでなら無料、専用アプリを利用すれば通話も無料になるので、サブスマホとして新規契約しても損はないだろう。そこで今回は、楽天モバイルに申し込む前に確認しておきたい7つのことを紹介しよう。これで安心して楽天モバイルに申し込めるぞ!

【1】楽天モバイルはどのくらいお得か確認

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

 楽天モバイルに申し込む前に、まず確認したいのが料金プランだ。楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT VI」だけのワンプランだが、データ利用量に応じて金額が変化する従量制となっている。月1GB以下なら無料なので、楽天モバイルでネット接続をせず電話メインで利用すれば、ずっとタダで維持できるのだ。逆に楽天モバイルでどんなに動画を見まくっても月額3,278円以上払う必要はない。ahamo、povo、LINEMOが月20GBで3,000円程度することを考えれば、楽天モバイルのほうが自由度が高くお得感があるだろう。

 ただし、これは楽天モバイル回線のみでの話。楽天回線に接続できないエリアでは、パートナー回線(au)に接続されるため、こちらは月5GBまでしか高速回線を利用できない。とはいえ、5GBをオーバーした場合でも1Mbpsで接続できるので、Webサイトの閲覧程度ならさほど問題はないが……。

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楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」は、従量制プラン。月1GBまでタダ、月20GBを超えると無制限となるが、それでも月額3,278円で済む

【2】自宅が楽天モバイルのエリア内か確認

 楽天モバイルは4大キャリアのなかでは最後発なので、正直言って4G回線ですらつながらない場所がたくさんある。そのため、パートナー回線としてau回線を利用できるようになっているのだ。また、楽天モバイルは5G回線にも対応するが、現状では東京都心でもごく一部でしか対応していないことは覚えておこう。

 もちろん、地方都市や山間部であってもローミングされてau回線でつながるが、高速回線は月5GBまでである。したがって、大都市在住でない人が現在のスマホからMNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用して楽天モバイルに乗り換え、メインスマホとして使うのはあまりオススメできない。今のスマホはそのまま温存して、まずはサブスマホとして新規契約し、実際にどのくらいつながるかじっくり確認してみたほうがよいだろう。

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

上が4G回線エリア。東京近郊でも山間部ではつながらない場所がある。下は5G回線エリアだが、東京都心でもアンテナがあるのはごく一部だ(青と黄色部分が5Gエリア)

【3】キャンペーンでどのくらい得するか確認

 楽天モバイルは加入者促進のための大型キャンペーンも大きな魅力。まず、楽天モバイルに加入すると「プラン料金3カ月無料キャンペーン」が適用されるほか、新規加入特典として5,000ptが付与される。また、加入と同時にiPhoneを購入すると1万5,000ptももらえるので合計2万ptがゲットできるのだ。Androidスマホの場合は機種によって5,000〜2万ptまで幅があるので、最大2万5,000ptをもらえる。

 もちろん、今使っているスマホが楽天モバイルで利用できれば無理にスマホを同時購入する必要はない。しかし、楽天モバイルなら1円で買えるスマホもあってかなりお得なので、とりあえず気になるスマホを買っておくのもアリだろう。さほど使わないのであれば、中古ショップで売却すればいい。

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

まずは楽天モバイルのお得なキャンペーンを確認しよう。スマホを同時購入すると最大2万5,000ptももらえるぞ!

【4】自分のスマホが楽天モバイルで使えるか確認

 今、自分が持っているスマホで楽天モバイルを利用しようと考えている人も多いだろうが、楽天モバイル回線(周波数)に非対応なスマモも少なくない。まずは、自分のスマホが楽天モバイルに対応するか、公式サイトで確認しよう。

 もし、自分のスマホが楽天モバイル回線に対応していても、SIMフリーでないと利用できない。とくに他キャリアで購入したスマホは、事前にSIMロック解除しておく必要があるぞ。SIMロック作業は各キャリアの公式サイトから解除することが可能で、自分でやれば手数料も無料である。ただし、SIMロック解除するにはスマホの「IMEI(製造番号)」が必要になるので、事前にチェックしておこう。SIMロック解除の具体的な方法については→こちらで解説している。

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

楽天モバイルの公式サイトで「ご利用製品の対応状況確認」ページを開けば、自分のスマホが楽天モバイルに対応しているか簡単に確認できる

iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」を開き「SIMロック」の項目で確認できる。「なし」なら「SIMフリー」状態だ

【5】自分のスマホのSIMカードの種類を確認

「SIMカード」とは、電話番号などの情報が記録されたICカードのこと。スマホで電話やネット接続をするために必要となる。楽天モバイルでは、物理SIMの「SIMカード」とスマホの本体内蔵チップの「eSIM」の2種類に対応しているが、契約前にどちらのSIMを選択するかを決めておこう。

 また、物理SIMカードには「標準SIM」「MicroSIM」「nanoSIM」の3サイズがあるが、楽天モバイルから送らてくるSIMカードはマルチタイプなので、すべてのサイズに対応する。これに対し、「eSIM」はオンラインで開通手続きするだけですぐに利用できるのが魅力。ただし、eSIM対応のスマホは限られているので、事前に自分のスマホがeSIM対応かどうか調べておこう。

 なお、契約後に機種変更などでnanoSIMからeSIMに変更することも可能だ。手順については→こちらで確認してほしい。

こちらが物理SIMカード。楽天モバイルから送らてくるSIMカードはマルチタイプなので、標準・micro・nanoのすべてのサイズに対応する

【6】キャンペーンが適用される条件

 楽天モバイルを新規で申し込んでスマホを同時購入すると、最大2万5,000ptがもらえると説明したが、ただ申し込んだだけではキャンペーンは適用されない。楽天モバイルに申し込んだ翌月末までに、楽天モバイル対応スマホで「Rakuten UN-LIMIT VI」の開通手続きを完了していること。そして、無料通話アプリ「Rakuten Link」で10秒以上通話することがキャンペーン適用の条件となっているのだ。これを忘れるとポイントをもらえないので注意しよう。詳しくは→こちらで確認してほしい。

 たとえば、楽天モバイルでスマホを同時購入せず、自分のスマホで楽天モバイルを利用しようと思っていたが、実はスマホが楽天モバイルに非対応だった、という場合は開通手続きができず、申し込み特典ポイントがもらえないぞ!

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

楽天モバイルのポイントプレゼントルールを確認してみよう。無料通話アプリ「RakutenLinkを用いた発信で10秒以上の通話」となっているのが分かる

【7】休眠回線として契約解除されない方法を確認

 楽天モバイルを契約するとき、スマホだけ安く買いたいと思っている人や、1GB以下ならタダで維持できるので、契約後はSIMカードをスマホから抜いおけばいいと考えている人もいるだろう。だが、楽天モバイルでは2021年7月1日より、180日(6カ月)以上まったく利用していない人は、自動的に楽天モバイルの契約を解除されることになっている。つまり、少なくとも半年に1回は電話をかけたり、ネット接続などをしないと楽天モバイル回線をタダでは維持できないのだ。詳しくは→こちらの記事で確認してほしい。

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

こちらが、楽天モバイルの契約約款変更の内容。「当社の別途指定する1の回線が、連続する180日間において、全く使用されていない場合は利用停止することができる」と明記されている

●楽天モバイル「キャンペーン・特典」(公式)は→こちら
●楽天モバイル「ご利用製品の対応状況確認」(公式)は→こちら
●楽天モバイル「サービスエリア」(公式)は→こちら

文=すずきあきら/編集・ライター

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