2018年10月にサービスを開始してから4年、「PayPay」はキャッシュレス決済の第一線で活躍し続けてきた。さまざまな店舗がPayPayを導入しているため利用可能な場面も多く、PayPayが普段の生活に強く根付いている人が多くいるのではないだろうか。
そのようなPayPay株式会社から、主要指数の推移と2022年上半期に実施した主な取り組みが発表された。登録しているユーザーの数や、注目を集めた取り組みなどを一緒にチェックしていこう。
PayPayの登録ユーザー数が5,100万人を突破
まず、ご紹介するのは登録ユーザー数の推移だ。PayPayの利用者数の伸長はとどまるところを知らず、新規ユーザーを獲得し続けている。2022年9月には登録ユーザー数がなんと5,100万人を突破した。
この結果を受け、「登録しているだけではなく、実際に使っていないと意味がないのでは?」と思った人もいるだろうが、その点に関してもご安心を。2022年4月から2022年9月までの半年間で決済回数は23億回を突破し、前年同期比は約1.4倍になったそう。現在のPayPayポイントユーザー数は延べ1.6億人以上にもなるということだ。
ここまで利用者が多くなると、不正利用などが心配になってくるところ。しかし、そのような不安を解消させてくれるデータも公表されている。2022年1月から2022年6月におけるPayPayの不正発生率は0.001%だそう。同時期におけるクレジットカードの不正発生率は0.052%なので、PayPayの不正発生率の低さが伺える。
多くのユーザーを獲得し、さまざまな場所で利用を拡大しているPayPay。利便性はもちろんだが、実施された取り組みにも利用拡大の秘密があるようだ。
Amazonでの利用開始、マイナポイント事業など
世界最大の総合ネット通販会社「Amazon.com」。重宝している人も多いことだろう。筆者もAmazonには大変お世話になっている。そのような多くのユーザーを抱えるAmazonでの決済方法として、2022年5月からPayPayが利用可能になった。PayPayでの買い物ができるようになっただけでなく、「PayPayポイント」と「Amazonポイント」の両方がゲットできるのがうれしいポイント。また、2022年6月からは「Amazonプライム」の会員費、2022年10月には「Kindle本」の決済にも対応し、利用シーンを拡大している。
そして、PayPayのユーザー数を大きく伸ばした取り組みとして見逃せないのが、「マイナポイント第2弾」の追加施策だろう。2022年6月30日から実施されたマイナポイント第2弾の追加施策により、最大20,000円相当のポイントが付与されることに。この効果は絶大で、追加施策がスタートされて以降、登録者が短期間でぐんと伸びた。2020年9月1日から実施された「マイナポイント事業」におけるPayPayの登録者は2022年9月に1,000万人を突破し、ポイント付与権利総額は1,300億円を超えたそうだ。
ほかにもPayPayは、「PayPay資産運用」や「PayPay銀行」といった金融サービスのミニアプリの強化、大規模キャンペーン「夏のPayPay祭」の実施など、さまざまな取り組みを行ってきた。PayPayの新規ユーザーは今後も増え続けるのではないだろうか。
引用元:「PayPay」が実施した主な取り組みと、それに伴う主要指標の推移について(2022年度上期)【PayPay】
※サムネイル画像は(Image:「PayPay」公式サイトより引用)