シニア層のスマホ利用率9割超、連絡手段としての「携帯電話」から変化も

スマートフォンは着実な浸透を続けている。とはいえ、いまだにガラケーを使用しているシニアの方もかなりの数いるのではないか? ガラケー利用者はガラケーから離れないのではないか? という予想をしていた筆者だが、どうやらそうでもないらしい。若年層はスマホとどのような付き合い方をしているのか? という点も考察可能な調査結果の数々だが、ガラケーと言えば、シニア層へのスマホの普及の実態こそどのようなものなのか…という点が気になる。順を追って見ていこう。

スマホの普及率・ガラケーの行方は?

(Image:polkadot_photo / Shutterstock.com)

シニア層にとっても、スマホは単なる連絡手段だけではなくなってきている

株式会社プラネットが行った、スマホ・携帯電話の利用に関する調査によると、「ガラケー利用率の激減」「自宅にネット回線を引いている方は約9割」「音声通話やショートメッセージの利用割合の減少」「ゲームでの課金は70代以上でも約1割が経験」などの結果が明らかになった。

(「株式会社プラネット」調べ)

(「株式会社プラネット」調べ)

個人的に筆者はこの結果から、「スマホを最大限に使いこなすシニア層もかなりいるのでは?」「シニア層にとっても、スマホ利用は楽しめるものなのでは?」と感じた。同社は2020年2月にスマートフォンに関する意識調査も行っており、2020年での同様の質問への回答と、今調査での回答との対比がおもしろい結果となっている。今調査での一番の着眼点は、やはりスマホの普及率の推移がわかる点であろう。「携帯電話」が電話やメールを用いての連絡手段である、という認識に変化が生じているのではないだろうか。

「携帯電話」としてではないスマホの在り方

2020年2月の前回調査から2022年8月の調査までおよそ2年半が経過している。それでは、この2年半で、携帯電話の在り方は人々の間で具体的にどのように変化したのだろうか。

2台目にガラケーを持つ、という利用者もいるのかもしれない(「株式会社プラネット」調べ)

2022年に行われた今調査では、「あなたはスマートフォン、またはケータイ(フューチャー・フォン、ガラケー)を持っていますか。現在、個人で契約して利用している端末を教えてください」との質問に「スマホを利用している」と回答した方は92.0%(契約している端末について尋ねているため、合計は100%を超える)。なお、前回2020年の調査では、同様の質問に対して78.1%の方が「スマホを利用している」と回答した。大幅な増加と言えそうだ。

60代以降はスマホなどでどのような映像コンテンツを観ているのだろう(「株式会社プラネット」調べ)

また、普段スマホで何をしているかという質問に対しては、2020年の調査・2022年の調査ともに「メール(キャリアメール・無料メールなど)」の回答が1位であった点に変化はない。しかし、2位以降が変化している。2020年には5位であった「ウェブサイト・ニュース・ブログなどの閲覧」が2022年の調査では2位に。2020年に2位だった「音声通話」は3位に下落している。さらに「ショートメッセージ」の割合も下がり、「コミュニケーションアプリ・メッセージアプリ(LINE、Messengerなど)」の割合が上昇していることも鑑みると、主たる連絡手段が移り変わっていること、携帯電話に連絡手段以外の利用価値を見出していることが読み取れる。

なお、「ゲーム」や「音楽再生(Apple Music、Spotifyなど)」は60代以降が平均を押し下げていながらも、「動画・映像コンテンツの視聴」は全体を通して増加の傾向にある。60代以降も、映像コンテンツへは向き合いやすいらしい。シニア層に焦点を置いた動画ストリーミングサービスの展開なども今後は見られるようになるのだろうか。

出典元:株式会社プラネットは→こちら

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