中国製スマホHuaweiやZTEを米国政府が使用禁止に!

2018年4月、アメリカ政府が中国の通信機器メーカーHuaweiとZTEの使用を禁止したのを皮切りに、世界的に中国製スマホを排除する動きが広がっている。日本でも人気の中国製スマホは本当に危ないのだろうか?

欧米では中国製スマホ締め出しが相次ぐ!

(Image:Karlis Dambrans / Shutterstock.com)

2016年11月、アメリカでは中国製スマホに意図的にバックドア(裏口)が仕込まれており、SMS、位置情報、通話履歴、連絡先などの情報を、中国のサーバーに72時間ごとに転送するアプリがインストールされていたという衝撃的な事件があった。その当時は「まあ、激安の中華製スマホならあるかも?」程度の認識だったが、現在、HuaweiやZTEといえば世界的なスマホメーカーに成長。とくにHuaweiは、日本でも高性能Androidスマホとして認識されており人気が高い。
だが、2018年、中国製スマホに関する衝撃的なニュースが再び世界を震撼とさせた。まず、アメリカ政府や政府関連企業などで、HuaweiとZTEのスマホが使用禁止に。また、オーストラリアでは、この2社の次世代5G通信規格への参入禁止を発表した。これらの動きを受けて、日本でも政府機関は中国製スマホを使用禁止にするのではという噂まで飛び交っている。
とはいえ、その裏にはアメリカと中国の貿易戦争が絡んでいるという見方も有力だ。事実、2018年にHuaweiの出荷数がiPhoneを抜いて世界2位に浮上しているのだ。果たしてその真相やいかに?

(Image:Karlis Dambrans / Shutterstock.com)

Huawei「P20 Pro」は、Androidスマホの最高峰モデル。Leica監修の高性能トリプルカメラや6.1インチ有機ELディスプレイを搭載するなど、日本でも非常に人気の高いモデルだ

そもそもAndroidはセキュリティが弱い!

(Image:FARYSA HAMZAH / Shutterstock.com)

そもそも、スマホのOSは大きく分けてGoogleのAndroidとAppleのiOSとの2種類がある。iOSはプログラムが公開されていないクローズドOSなので、ユーザーが触れない部分が多いが、セキュリティ面に関してはかなり強固だ。これに対しAndroidはオープンOSなので、アプリ開発などユーザーが遊べる部分が多い分、セキュリティ面は弱く、もともとiPhoneよりウィルスに感染しやすいのである。
また、仮にスマホがウィルスに感染した場合は、個人情報の漏洩と金銭的な被害が心配されるが、冷静に考えれば、ネットサービスやアプリを利用している時点で、すでに個人情報はダダ漏れだし、SNSでは自ら進んで個人情報を晒している感すらある。また、クレカを不正使用されても、個人が被害補償を求められることは、ほぼないのだ。
政府機関や防衛関係者が念のために中国製スマホを使用しないのは理解できるが、スマホの事情に詳しい人なら、ここまで世界中で普及した中国製スマホを、今さら排除してみても仕方ないと考えるかもしれない。それでも、やはりセキュリティが気になるのであれば、今すぐiPhoneに乗り換えたほうがいいだろう。

文=

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