【面白グッズ】驚異のスマホ用顕微鏡「iMicro」最大倍率800倍!

Amazonでも大量に販売されている中華製のスマホカメラのアタッチメント。そのなかでも「望遠」と「顕微鏡」は定番だ。しかし、今回紹介する「iMicro」はそんなオモチャではない。なんと最大倍率が800倍という一般的な光学顕微鏡を凌駕する性能を持っているのだ。

プロの使用にも耐えられそうな高倍率!

(Image:kickstarter.com)

 市販されている一般的な光学顕微鏡の最大倍率は400~600倍。Amazonで売られているスマホ用顕微鏡アタッチメントもせいぜい100倍程度だ。そんな中にあって「iMicro」の800倍という数字は、もはや研究所レベルと言っていい性能である。
 実は「iMicro」はクラウドファンディング「KICKSTARTER(キックスターター)」発のプロダクトで、現在調達目標をクリア。2019年3月に発送予定だが、2018年12月17日までに出資した人は39ドル(約4,400円)で購入することができる。
 現在公開されている顕微鏡の画像を見ると、ネギ科植物の表皮細胞やICチップの回路が鮮明に表示されているのがわかる。しかも、スマホカメラのアタッチメントにありがちな画像の歪みを抑え、専用のスケールでサイズを計測する機能を搭載しているのが特徴だ。これだけの性能を持ちながら「iMicro」のサイズは26×12×3.5mm、重量1.5gと軽量コンパクト。取り付けもほかのスマホ用顕微鏡アタッチメントと変わらない手軽さとなっている。

(Image:kickstarter.com)

「iMicro」による拡大サンプル。それぞれ100~800倍ので撮影された植物の芽の断面図。ピンボケにならず、シャープな画像に期待が高まる

スマホレンズに貼り付けるだけでOK!

(Image:kickstarter.com)

「iMicro」を実際にスマホに装着した状態。これだけ高性能な望遠鏡アタッチメントにもかかわらず、見た目も超スマートだ

 Amazonで売られているスマホ用顕微鏡アタッチメントは、単に取り込んだ画像を拡大するだけの物も多く、倍率を上げるとすぐピンぼけになって鮮明な画像が得られないケースがあった。しかし、「iMicro」はそのような処理は行わず、光学・センサー上の処理・デジタルズームという3段階を踏むと公言している。この点は大きく評価できるだろう。
 USAF1951分解能(解像度)テストターゲットによる試験でも、細かいグループ7のパターンがはっきり見ることができる解像度を持っている。これは本格的な顕微鏡に匹敵するレベルだ。もちろん、アプリによる自在な倍率変更、画像の撮影も可能となっている。
 このように「iMicro」はプロユースに耐えるほどの、高性能スマホ用顕微鏡アタッチメントなのである。

(Image:kickstarter.com)

USAF1951分解能(解像度)テストターゲットの撮影写真。細かいパターンが鮮明に映し出されている

●KICKSTARTER 公式は→こちら

●「iMicro」動画は→こちら

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