終身雇用制度が当たり前のものでなくなった現代社会では、ビジネスパーソン一人ひとりのキャリア構築への意識づけが重要になっている。右肩上がりのキャリアや給与を実現できれば御の字、いまだ景気回復の道のりが厳しい、日本経済においては給与アップが見込めず、転職したものの給与水準が低下する憂き目にあうビジネスパーソンもいることだろう。そのような厳しい経済状況を補う方法として、「副業」に希望を与えてくれる存在だ。
2022年度において自社社員の社外副業や兼業を認めている企業は半数以上を占め、勤め先に忠義を尽くし働くのは過去の話となり、ビジネスパーソン自身の考えで副業を有効活用する時代に突入している。そのなかで注目を集める副業はなんだろうか。幅広い世代に調査した結果を紹介する。
株式投資・仮想通貨、アフィリエイトが上位入り！ 注目の副業がずらり
注目副業が多いのか、上位はいずれも僅差だ（「afb」調べ）
成果報酬型のアフィリエイト・サービスを展開するフォーイットは6月9日、副業に関するアンケート調査を発表した。全国の10代から60代までの500人を対象に調査したもので、世代によって副業に対する考え方はさまざまだろう。ジェネレーションギャップや稼ぎ方に関する意識の違いは、調査結果にも表れていた。
「注目している副業の分野」に関する調査では、「株式投資・仮想通貨」が19.1％と最も支持を集めた。経済番組やテレビCMでも紹介される、いまや定番となった投資ジャンルは、男性からとくに注目されており、その値は27.3％を記録。一方で、女性は11.2%と低いことから、男性層からひときわ熱い視線が送られていることがわかる。
第2位にランクインしたのは「アフィリエイト」で18.0%。成果報酬型広告を自身のサイトやブログに貼り付け、広告経由のサイト閲覧や商品購入などに応じて報酬が得られる仕組みだが、今回の調査では「特別な資格や機材が不要」や「リスクが低い」といった要因が注目度を高めていると推察している。なかでも「時間や場所の制約がない」というメリットは、現代のビジネスパーソンに見られる“自由な働き方”と合致し、時代的な巡り合わせも人気を後押ししていると考えられる。
10代はブログ・SNS運営、50代は製造系のアルバイト……世代によって注目株に違いあり
世代別・性別で注目する副業は違うようだ（「afb」調べ）
注目する副業は世代別・性別で異なることを今回の調査結果は明らかにしている。10代ではブログ・SNS運営や動画配信・ライブ配信といった分野への注目度が高く、50代では株式投資・仮想通貨、アフィリエイトだけでなく製造・物流系のアルバイトに注目が集まっている。自身の好きなことや今までの経験、さらに、外で働くor自宅で働くといった仕事観の違いが結果に表れていると感じる結果だ。
その他にも、フードデリバリーやECサイト運営、プログラミングなど専門性の有無を問わず副業の注目度を紹介している。副業先を決める際の参考にしてみてはいかがだろうか。
出典元:【まーくんのアフリエイト学校】
参照元:【週刊 経団連タイムス】
