【2024】一眼レフ並み?カメラ性能が高いスマホ7選と購入時にチェックすべきポイント

近年のスマホは、極めて高いカメラ性能を持ったものが多数登場。一般的な撮影用途ならば「一眼レフいらず」と言っても過言ではないでしょう。

とはいえ「一眼レフを買うほどではないけれど、撮影品質にはこだわりたい」場合、カメラ性能を重視したスマホ選びのコツがわからないという方も多いでしょう。

そこでこの記事では、カメラ性能を重視したスマホ選びでチェックすべきポイントを詳しく解説。カメラ性能が高いスマホも7種紹介するため、参考にしてください。

スマホ選びで重要な「カメラ性能」:チェックすべきポイントは?

「カメラ性能」の高いスマホ選びでチェックすべき重要なポイントは、以下の3つです。

スマホ選びで重要な「カメラ性能」:チェックすべきポイントは?

スマホのカメラ性能をチェックする場合は、「画素数」「RAW撮影ができるかどうか」「カメラレンズのF値」を確認しましょう

結局、画素数はどれくらいあればいいの?

画素数とは、画像を構成するドット数のこと。基本的に、画素数が高ければ高いほどきれいな写真が撮影ができます。

結局、画素数はどれくらいあればいいの?

スマホで撮影した写真をプリントする場合は、900万画素もあればA4サイズでも十分に高画質で印刷できます。そのため、多く見積もっても1200万画素程度のモデルを選べば十分。 より鮮明な画質にこだわりたい方は、2000万画素以上のカメラを搭載したスマホを選ぶと良いでしょう

RAW撮影ができるスマホはどれ?

前提として、デジタルカメラや一眼レフで撮影した写真は、画像記録として「JPEG」と「RAW」という2つのモードがあります。「JPEG」が圧縮されたデータなのに対し、「RAW」は圧縮前の生のデータのため、より多くの画像情報を持っているのが特徴です。

最近は、RAW撮影できるスマホが多くあり、たとえばiPhone 12 Pro以上のproシリーズもしくはPro Maxシリーズでは標準のカメラアプリでRAWフォーマットの写真の撮影が可能。

また、ほかのスマホでも写真編集ソフトアプリなどを使ってRAW撮影ができます。

RAW撮影ができるスマホはどれ?

たとえば「Adobe」のフォトアプリ「Lightroom」でRAW撮影が可能。アプリを起動させ、カメラマークを押せばRAWモードでの撮影ができます

●Android版「Lightroom」→こちら
●iPnone版「Lightroom」→こちら

カメラレンズの「F値」って結局何?

「F値」とは「カメラのレンズの明るさ」を表したもの。別名「絞り値」とも呼ばれています。

カメラレンズの「F値」って結局何?

F値が小さくなるほど「光を多く取り込める」=「暗所での撮影に強い」ということ。高性能カメラの基準としては、F値が2.0以下を目安にすると良いでしょう

F値が小さいと、写真のピントをぼかした一眼レフのような写真も撮りやすくなります。さらに、手ぶれしにくくなるというのもメリットです。

結局どのスマホを選べばいいの?

カメラ性能で重要なチェックポイントを紹介しましたが、最新機種になるほどカメラ性能はアップする傾向にあります。

実際に、2021年9月に発売された「iPhone 13 Pro」と2023年9月に発売された「iPhone15」の画質を比較してみれば、その性能差は一目瞭然。

結局どのスマホを選べばいいの?

左が「iPhone 13 Pro」、右が「iPhone15」で撮影した植物の写真を引き伸ばした画像。両者を比較すると、明らかにiPhone15のほうが、くっきりと鮮明に撮影できていることがわかります

カメラ性能の良いスマホ選びで迷っているなら、iPhone 15シリーズを選んでおけば間違いありません。

【詳細】一眼レフ並み?カメラ性能が高いスマホ5選

一眼レフ並みの写真が撮影できるカメラ性能が高いスマホを5種ご紹介します。

【1】 iPhone 15 Pro:光学式手ぶれ補正機能搭載(4,800万画素数)

2023年9月に発売されたiPhoneシリーズの最新機種「iPhone 15 Pro」。メインカメラでは4,800万画素の写真が撮影可能で、カメラのF値は1.78。最大10倍の光学ズームレンジで撮影できます。

【1】 iPhone 15 Pro:光学式手ぶれ補正機能搭載(4,800万画素数)

iPhone 15 Proはアウトカメラ3つ、インカメラの4つのレンズを搭載。さらに光学式手ぶれ補正も搭載されています

発売日 2023年9月22日
ストレージ 128GB/256GB/512GB/1TB
画面サイズ 6.1インチ
重さ 187g
CPU A17 Proチップ
画素数/F値 メイン:4,800万画素/f値1.78
超広角:1,200万画素/f値2.2
望遠:1,200万画素/f値2.2
RAW撮影
Apple ProRAW

【2】 Galaxy S23 Ultra 5G:プロ仕様のカメラを搭載(2億画素数)

サムスンが販売している「Galaxy S23 Ultra 5G」の広角カメラは、なんと約2億画素。合計4つのカメラを搭載しており、一眼レフのような写真を撮ることができます。

【2】 Galaxy S23 Ultra 5G:プロ仕様のカメラを搭載(2億画素数)

ズーム性能も高く、望遠カメラは100倍までズーム可能。遠く離れた場所からもくっきりとした写真が撮れます

発売日 2023年4月20日
ストレージ 256GB/512GB/1TB
画面サイズ 約6.8インチ
重さ 約234g
CPU Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy
画素数/F値 超広角:約1,200万画素/f2.2
広角:約2億画素/f1.7
望遠:約1,000万画素/f2.4
望遠:約1,000万画素/4.9
RAW撮影
※純正アプリ「Expert RAW」を使用

【3】Xperia 1 V:デジタル一眼カメラと同じUIで撮影可能(4,800万画素数)

SONYの「Xperia 1 V」は、Xperiaシリーズの一種。トリプルカメラが搭載されており、そのうちの超広角カメラは4800万画素で撮影可能です。

【3】Xperia 1 V:デジタル一眼カメラと同じUIで撮影可能(4,800万画素数)

Xperia 1 Vの最大の特徴は、ソニーの「デジタル一眼カメラα」と同じ機能「クリエイティブルック」を搭載していること。これにより、デジタル一眼カメラのようなUIで撮影ができ、後処理いらずで高品質な写真を撮影することが可能となりました

発売日 2023年6月16日
ストレージ 256G/512G
画面サイズ 約6.5インチ
重さ 約187g
CPU Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform
画素数/F値 超広角:1,200万画素/f2.2
広角:4,800万画素/f1.9
望遠:1,200万画素/f2.3~2.8
RAW撮影

【4】Google Pixel 8 pro:独自のAI機能搭載(5,000万画素数)

「Google Pixel 8 pro」は、GoogleAI機能が搭載されている Pixel シリーズの最新機種。​メインカメラ、​広角カメラがともに5,000万画素となっており、望遠カメラとデジタルズームを組み合わせて30倍の高倍率撮影が可能です。

【4】Google Pixel 8 pro:独自のAI機能搭載(5,000万画素数)

また、AIによる「超解像ズーム」が搭載されているため、遠くのものでもきれいに撮影することが可能。手ぶれ補正機能も採用されています

発売日 2023年10月12日
ストレージ 128GB/256GB/512GB
画面サイズ 6.7インチ
重さ 213g
CPU Google Tensor G3
画素数/F値 アウトカメラ
広角:5,000万画素 /f1.68
超広角:4,800万画素/ f1.95
望遠:4,800万画素/f2.8
インカメラ:1,050万画素/f2.2
RAW撮影

【5】AQUOS R8 Pro:老舗カメラメーカー「ライカ」と共同開発(4,700万画素数)

「AQUOS R8 Pro」は、ドイツの老舗カメラメーカー「ライカ」がカメラの監修を行ったスマホ。ライカ社と共同開発したレンズ「ズミクロン」が搭載されており、そのスペックはF値1.9/焦点距離19mmとなっています。

【5】AQUOS R8 Pro:ライカカメラと共同開発(4,700万画素数)

HDR撮影機能は従来と比較して40%もアップ。白飛びを押さえて、暗所や逆光でもきれいな写真撮影が可能です

発売日 2023年7月20日
ストレージ 256GB
画面サイズ 約6.6インチ
重さ 約203g
CPU Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform
画素数/F値 アウトカメラ:約4,720万画素/f1.9?
インカメラ:1,260万画素/f2.3
RAW撮影

【コスパ重視】数万円から!カメラ性能が良好なスマホ2選

コスパを重視したうえでカメラ性能が良好なスマホを選ぶなら、以下の2種がおすすめです。

【1】OPPO Reno7 A

近年、10万円を超えるスマホが多い中、OPPOは高性能ながらも高画質な写真が撮影できると評判のスマホ。「OPPO Reno7 A」も4万円弱という価格でありながら、3種類のカメラを搭載しています。

【1】OPPO Reno7 A

OPPO Reno7 Aは被写体に合わせて自動的に色彩調整する「AIシーン強化」機能などを搭載しており、初心者でもきれいに撮影することが可能です

発売日 2022年6月23日
ストレージ 128GB
画面サイズ 約6.4インチ
重さ 約175g
CPU Qualcomm Snapdragon 695 5G
画素数/f値 ●アウトカメラ
広角:4,800万画素/f値1.7
超広角:約800万画素/f値2.2
マクロ:約200万画素/f値2.4
●インカメラ:約1,600万画素/f値2.4
RAW撮影
※アプリを使用

【2】Redmi Note 11 Pro 5G

Xiaomiの「Redmi Note 11 Pro 5G」はトリプルカメラを搭載。メインカメラは約1億800万画素で、細部までくっきりと撮影できます。

【2】Redmi Note 11 Pro 5G

広角カメラとマクロカメラの画素数は、それぞれ約800万画素/約200万画素とまずまず。とはいえ、5万円以下でメインカメラ1億万画素のカメラが手に入るのはなかなか貴重でしょう

発売日 2022年5月30日
ストレージ 128GB
画面サイズ 約6.6インチ
重さ 202g
CPU Snapdragon 695 5G
画素数/F値 メインカメラ:約1億800万画素/f1.9
超広角カメラ:約800万画素/f2.2
マクロカメラ:約200万画素/f2.4
フロントカメラ:約1,600万画素/f2.4
RAW撮影

カメラ性能を重視したスマホ選びでよくある質問

カメラ性能を重視したスマホ選びで、よくある質問をまとめました。

「RAW撮影」さえ可能なら高性能なカメラはいらないのでは?

スマホのカメラが「RAW撮影」に対応していることは、確かに高品質な写真撮影にとって重要。編集時により高度な調整が可能になり、写真の品質を向上させることができます。
しかし、スマホカメラにはほかにも、F値やレンズの品質や画像処理機能が重要。

そのため、RAW撮影が可能であっても、他の要素が高性能でなければ、全体的な品質はある程度限られたものになってしまいます。

レンズの数は多ければ多いほど良いの?

搭載されているレンズ(カメラ)の数が多いほど、撮影の幅が広がります。近年カメラ性能が高いスマホの多くは、デュアルカメラやトリプルカメラなど最低でも2つ以上が搭載されており、中にはレンズが4つのクアッドカメラもあります。

手ぶれ補正機能が優れているスマホはどれ?

手ブレ補正がついていると、撮影時の揺れや乱れを自動的に補正してくれます。紹介したスマホの中では、 iPhone 15 ProやGoogle Pixel 8 proに手ぶれ補正機能がついています。

「HDR」って何?

HDRとは「ハイダイナミックレンジ」の略で、逆光や暗所でもきれいに撮影を残すことができる機能。明るさの違う複数の写真を合成することで、自動的に写真の明るさを調整してくれます。

まとめ

スマホのカメラは年々高性能になってきており、スマホでも一眼レフ並みの写真を撮ることができるようになっています。カメラ性能の高いスマホが欲しいのであれば、自分が撮りたい写真や目的に必要な性能やレンズが備わっているかをチェックすることが大切です。紹介した選び方やスマホを参考に、自分に合ったものを選びましょう。

オトナライフ編集部
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