【何が違うの?】au「かえトクプログラム」と「スマホトクするプログラム」の違い!お得な利用方法も

auでスマホを購入した際に「かえトクプログラム」へ加入したけれど、「どういった条件の場合、残債支払いが不要だっただろう?」「機種変しなかった場合は扱いがどうなるの?」と改めて契約内容を確認したい方もいるでしょう。

auが提供していた「かえトクプログラム」とは、スマートフォンを購入する際、24回の分割払いを条件に、auへ購入した機種を返却し、auで次の機種を購入することにより、お得な値段でスマホを購入できるプログラムのことです

(画像引用元:au公式サイト

au「かえトクプログラム」は2021年9月16日に新規受付が終了し、現在は「スマホトクするプログラム」が提供されています。

すでに受付終了しているため、「加入済みだけど実際に利用するにはどうしたらいいの?」「後継のスマホトクするプログラムと何が違うんだろう?」など、分かりにくいのも事実。

そこで今回は、「かえトクプログラム」の概要や適用条件、機種変更した/しなかった場合どうなるか、後継の「スマホトクするプログラム」との違いなどを解説します。

「かえトクプログラム」は新規受付終了済み!現役のお得な分割プランが「スマホトクするプログラム」

「auのかえトクプログラム」はすでに加入している場合は特典を引き続き利用できますが、2021年9月16日をもって新規受付が終了しています。それ以降は「スマホトクするプログラム」へ移行しました。

「スマホトクするプログラム」は「かえトクプログラム」とほぼ同様のプログラムで、新しいスマートフォンを分割で購入し、支払い24回目で機種を返却すると、残価の支払いが免除になるプログラムです

(画像引用元:au公式サイト

「かえトクプログラム」と「スマホトクするプログラム」の共通点

「かえトクプログラム」と「スマホトクするプログラム」はほぼ同じプログラム。共通点は以下の通りです。

・auで新しいスマホを24回払いで分割購入すること
・スマホを13カ月目~25カ月目までに返却すれば、最終回の支払いが不要になること
・25カ月を超えてスマホを返却せずに使い続けたい場合は、最終回の支払いを24回に分割して支払うこと
・プログラムの手数料は無料
・基本的にau回線の契約は必須ではないこと

「かえトクプログラム」と「スマホトクするプログラム」の違い

前項の通り、「かえトクプログラム」と「スマホトクするプログラム」はほぼ同じプログラムですが、新しい「スマホトクするプログラム」はより便利になっており、特典条件も改善されています。両プログラムの違いを解説します。

「かえトクプログラム」は端末返却時にauでの機種変更が必須

「かえトクプログラム」の場合、端末を返却すると同時に、auで販売されているスマホやケータイへ買い替えを行うことが特典の適用条件でした。

しかし、「スマホトクするプログラム」ではその条件が緩和され、端末返却のみでプログラムの適用を受けられるようになりました。新しいスマホの購入をauのみに限定されないのは、選択肢が広がるので使いやすくなりました。

「スマホトクするプログラム」はau回線を持たない未成年でも利用可

「かえトクプログラム」と「スマホトクするプログラム」はどちらもau回線の契約は必須ではありません。しかし、「かえトクプログラム」では未成年はau回線を持っていることが加入条件でした。つまり、au回線を利用していない未成年は「かえトクプログラム」も利用できませんでした。

一方、現在の「スマホトクするプログラム」は、店頭での手続きは必要ですが、未成年者もau回線契約がなくてもプログラムを利用することができるようになりました。

【参考】かえトクプログラムとは | 25カ月目に機種変更すると残債の支払いが不要

2021年9月16日まで加入できた「かえトクプログラム」の概要について解説します。

「かえトクプログラム」とは、2020年2月から2021年9月までauで提供されていた、スマートフォンの分割購入補助制度です。

「かえトクプログラム」は、購入した機種を返却し、auで新しい機種へ買い替えることを前提に、通常よりも端末の分割支払い料金を安くしてお得に購入できるシステムです。24回払いを条件に、購入した機種の2年後の買取価格を最終支払い分として設定することで、23回目までの分割支払い額を安く設定し、最終支払い分は購入機種をauへ返却することで支払いを免除される残価設定型契約です

(画像引用元:au公式サイト

2021年9月16日までの加入条件と特典の適用条件

「かえトクプログラム」の加入条件は、auで対象機種を「かえトクプログラム」で購入することでした。au回線の契約の有無を問わず利用できましたが、未成年・法人についてはau回線の契約が必須でした。

「かえトクプログラム」の特典の適用条件は、対象機種を12カ月以上利用後、auでスマートフォン・ケータイ・タブレット・ルーターのいずれかを購入し、購入した対象機種を返却することでした。

かえトクプログラムの主な対象のスマホ機種

「かえトクプログラム」の対象機種は、iPhoneだとiPhone 8からiPhone 12シリーズ、Android端末だとGalaxy やXperia、OPPO、TORQUE 、AQUOSなど幅広いメーカーの機種が対象になっていました。

「かえトクプログラム」へ加入できた主な対象機種は、 iPhone8~12シリーズ、Xperia 1 III SOG03、Xperia 10 III 04、Galaxy S21 5G SCG09~10など。とくに2020年に発売されたiPhoneシリーズ(iPhone SE(第2世代)、iPhone 12シリーズ)をauで購入したという方は、「かえトクプログラム」へ加入している可能性があるので、My auなどで契約内容を確認してみましょう

(画像引用元:au公式サイト

かえトクプログラムで「機種変更」をしなかった場合はどうなる?

「かえトクプログラム」は、残価設定のある24回の分割払い(割賦)契約です。24回目の支払いで、auがプログラム加入時に設定した端末の「残価」を支払う設定になっていますが、それに対して以下の選択肢が用意されています。

・そのまま残価を支払う(≒分割払い契約の終了)
 →端末は完全に自分のものになる(auへ返却不要)

・残価に対して改めて24回の分割払い契約を締結する(改めて分割払い契約の審査が必要)
 →端末は引き続き利用し、残価の分割払いも継続する

・端末を返却して機種変更する(残価の支払いは免除)
 →端末はauへ返却しなくてはならないが、残価は支払わなくていい

機種変更せず今の端末を使い続けたい場合は、「残価を一括で支払う」か「残価の24回の分割払い契約」となります。

再審査は手間ですが、そのままスマホを利用したい場合、多くの方は残価の24回の分割払い契約の締結を希望されるでしょう。端末代金96,600円、25カ月目残価38,640円設定のスマホの場合、再度24回の分割払いは上記のような支払いイメージとなり、実質的には2,520円×23回払い+1,610円×24回の計96,600円の支払いになります

かえトクプログラムの適用例 | 25カ月目に機種変更する場合

25カ月目に新しい機種へ買い替えし、使っていた機種をauに返却する場合、上記と同じく端末代金96,600円、25カ月目残価38,640円設定のスマホの場合、支払い額は以下のようになります。

機種や残価設定にもよりますが、実質的に4割も安くスマホ端末を購入できたことになります。

25カ月目でかえトクプログラムを利用する場合(端末代金96,600円)
1カ月目(端末購入月) 支払いなし
2~24カ月目(支払い回数1~23回目) 2,520円
25カ月目(支払い回数24回目) 残価:38,640円
→「かえトクプログラム」適用
残価支払い不要になる
(=支払い0円)
実質端末代金 57,960円

かえトクプログラムの適用例 | 25カ月目に機種変更しない場合

25カ月目に新しい機種へ買い替えせず、それ以降も端末の利用を継続する場合、支払い額は以下のようになります。

実質的に2,520円×23回払い+1,610円×24回の計96,600円の支払いになります。

お得にはなりませんが、端末価格相当を分割して支払っただけなので、損にはなりません。

なお、25カ月目から48カ月目の間にauで新しい機種に買い替え、購入した機種を返却すると、買い替えた月の請求分を含めた残債額が支払い免除になります。

25カ月目以降も端末の利用を継続する場合(端末代金96,600円)
1カ月目(端末購入月) 支払いなし
2~24カ月目(支払い回数1~23回目) 2,520円
25~48カ月目(支払い回数24~47回目) 残価:38,640円を再度24回分割
→月1,610円
実質端末代金 96,600円

【参考】かえトクプログラムを利用するべき人 | すでに加入済みかつスマホをお得に買いたい人

「かえトクプログラム」は2021年9月16日に新規受付が終了したため、受付終了ギリギリに加入した人であっても、最低でも2年以上加入していることになります。購入時に「かえトクプログラム」に加入していても、すでに4年間の分割支払金を支払い終えた人は「かえトクプログラム」を利用できませんし、購入機種は完全に自分のものになっており、残債の免除もないため利用するメリットもありません。

一方、「かえトクプログラム」の利用に向いている人は、以下のような人になります。

・次回もauでスマートフォンを購入したい人
・機種変更後に古い端末は使わない人
・今の機種を使い続けるより残債免除にメリットを感じる人

「かえトクプログラム」への加入は、端末の購入時のみになります。加入済みかどうかMy auで契約内容を確認し、加入している場合はいくら残債が免除になるか計算して、「かえトクプログラム」を利用するか検討してみましょう。

まとめ |「スマホトクするプログラム」を適用すると iPhone 15がこれだけお得!

「かえトクプログラム」は条件を満たせば新品のスマホを4割引程度で利用することができ、かなりお得なプログラムでした。2023年現在は、後継の「スマホトクするプログラム」があり、こちらはさらにお得になっているので、スマホを買い替える場合、2年後に機種変更するか未定でも、損になることはないのでとりあえず加入しておくのも手です。

なお最新のiPhone 15シリーズに「スマホトクするプログラム」を適用すると、以下の表のように実質端末代金がかなりお得になります。

機種 容量 価格(税込) スマホトクするプログラム適用後の実質端末代金
iPhone 15 128GB 145,640円 76,820円
256GB 166,780円 87,630円
512GB 206,930円 107,985円
iPhone 15 Plus 128GB 163,490円 85,790円
256GB 184,850円 96,830円
512GB 225,360円 117,415円
iPhone 15 Pro 128GB 185,860円 99,705円
256GB 211,930円 112,930円
512GB 248,560円 131,560円
1TB 285,420円 150,420円
iPhone15 Pro max 256GB 230,360円 122,360円
512GB 267,100円 141,105円
1TB 303,850円 159,850円

機種変更を検討していて「かえトクプログラム」加入中の方は、残債免除額が大きいうちに=早めにプログラムの適用を受けて、機種変更をするのがおすすめです。

「かえとくプログラムに入りたかったがプログラムが終わってしまった」という方は、利用が未定でも次回機種変更時に「スマホトクするプログラム」へ加入しておくことをおすすめします。

オトナライフ編集部
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