4キャリアのモバイル回線品質満足度は「ドコモ」と「au」が最高評価を独占!【MM総研調べ】

いまや生活に欠かすことのできないネット環境。スマホやタブレットを普段使う上で、どのキャリアの回線が最も満足度が高いのでしょうか。ICT市場調査コンサルティングのMM総研は、15歳~69歳の国内携帯キャリア4社のメインブランドを利用している男女8000人を対象に、「モバイル回線品質の満足度調査」を実施。ダウンロード速度や動画再生品質などについて質問していました。

総合満足度1位は「ドコモ」、2位の「au」とは僅差でほぼ同率

4キャリアの通信品質の総合満足度は?

総合満足度では1位の「ドコモ」と2位の「au」がわずか0.9ポイントという僅差。ほぼ同率と言える結果に、両ブランドの満足度の高さが伺えます(MM総研調べ)

今回のアンケート調査では、「通信品質の総合満足度」に加え、「ダウンロード速度」「アップロード速度」「応答速度(PING)」「Web表示速度」「動画再生品質」の5つの項目について、各キャリア2000人ずつのメインブランドユーザーを対象に調査が行われました。また、5つの項目については、ユーザー満足度調査結果の検証を目的として、各社同一条件のもと全国17カ所で、のべ20000回を超える実測調査も実施しています。

まずは「通信品質の総合満足度」について質問。すると、100点満点中69.98ポイントを獲得した「ドコモ」が1位となりました。2位はわずか0.9ポイント差の69.89ポイントで「au」がランクイン。3位は66.74ポイントで「ソフトバンク」、4位は61.24ポイントで「楽天モバイル」という結果でした。

1位の「ドコモ」と2位の「au」は1ポイントにも満たない僅差で、どちらも満足度が高いことがわかります。では、どのような点において満足度が高かったのでしょうか。項目別に見ていきましょう。

項目別でもドコモとauが最高評価を分け合う形に

4キャリアの通信品質の項目別満足度ランキングは?

項目別に見てみると、同点の応答速度も含め、ドコモとauが5項目中3項目で最高評価を獲得していることがわかります(MM総研調べ)

各項目の獲得ポイントをキャリア別に確認していくと、「通信品質の総合満足度」で1位だったドコモは、「ダウンロード速度」(68.09ポイント)、「Web表示速度」(66.65ポイント)、「応答速度(PING)」(68.45ポイント)の3項目で最高評価を獲得しています。

「通信品質の総合満足度」で2位だったauは、「アップロード速度」(67.24ポイント)、「動画視聴(快適さ・画質)」(66.68ポイント)、ドコモと同率となった「応答速度(PING)」(68.45ポイント)の3項目で1位となっています。

一方、ソフトバンクと楽天モバイルは、ドコモ・auを上回る項目が1つもなく、全体的に上位2社との間には満足度の差があるように感じられます。

各項目の実測値では全キャリアが基準値をクリア

4キャリア各項目の実測値調査

各項目の実測値調査では4キャリアともに基準値を上回る高品質のサービスを提供していることがわかりました(MM総研調べ)

さらに、項目別実測調査の詳細を見ていくと、「ダウンロード速度」では4キャリアともに、Googleが「4K UHD動画視聴に推奨される持続的な速度」としている20Mbpsを中央値で大きく上回る結果となりました。その中でも、最高評価を獲得したドコモは中央値「378Mbps」と、1つ頭が抜けている印象です。

「アップロード速度」でも、すべてのキャリアが中央値で20Mbps以上となっており、速度的に問題ないことが確認されました。こちらも数値的には項目別最高評価を獲得したauの中央値「20Mbps」よりも、ドコモの中央値「42Mbps」が上回っています。

「応答速度(PING)」も、全キャリアの中央値が50msec以下で、Web閲覧・動画視聴・オンライン会議などをストレスなく通信できる環境であることがわかりました。実測値ではソフトバンクの中央値「27msec」が最高値となっていますが、満足度ではドコモ・auには及ばないという結果です。

「Web表示速度」「動画再生品質」は独自の基準で評価

4キャリアのWeb表示速度実測結果

「Web表示速度」ではドコモ・au・ソフトバンクがサンプルページを「2秒未満」で表示し、満足と最高評価を獲得しています(MM総研調べ)

「Web表示速度」「動画再生品質」については、MM総研が専門家会議およびWebアンケートを通じて独自に策定した基準による評価を実施しています。

「Web表示速度」では、サンプルとしてMM総研ホームページを表示し、ユーザーへの調査でストレスなくWeb閲覧が可能な時間として回答のあった、表示完了までの時間「6秒未満」を基準値の3点に設定し、採点を実施しました。その結果、ドコモ、au、ソフトバンクが「2秒未満」で最高評価5点を獲得し、楽天モバイルも「4秒未満」で基準値を上回る4点という結果でした。

4キャリアの動画再生実測結果

「動画再生品質」では全キャリアが720P以上の画質で、遅延なく視聴可能とされる最高評価5点を獲得しています(MM総研調べ)

「動画再生品質」では、ユーザーがモバイルデータ通信利用時に十分満足できると回答した画質「360P」を基準値に設定しました。その結果、4キャリアともに720P以上の画質で遅延なく視聴可能とされる最高評価5点を獲得したことがわかりました。

ドコモとauが満足度でリードしているとはいえ、全キャリアともにすべての実測値で標準値を上回っており、国内の携帯キャリアの回線品質はどれも高いということがわかりました。今後キャリアの乗り換えや新規契約を検討している人は、今回の調査結果を参考にそれぞれの特色を比較してみてはいかがでしょうか。

出典元:【MM総研

オトナライフ編集部
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