二日酔いの頭痛は一杯のコーヒーで和らげられる医学的な理由があった

ズキズキとした二日酔いの頭痛。この辛い痛みに悩んだ人も多いだろう。だが、そんなときは一杯のコーヒーを飲むべし! コーヒーで二日酔いの症状が和らぐのには、きちんとした医学的な理由があったのだ。

カフェインが頭痛の原因物質を体外に排出!

(Image:Shutterstock.com)

二日酔いによる頭痛の原因は、体内に溜まった「アセトアルデヒド」という物質。お酒に含まれるアルコールが体内で中間代謝されたもので、毒性が非常に強い。この後アセトアルデヒドはさらに体内で分解され最終的には体外に排出されるが、それまでその毒によって引き起こされる症状が二日酔いの正体というワケだ。
実はコーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があり、これが頭痛の元となるアセトアルデヒドを体外に排出してくれる。さらに拡張していた血管の収縮作用もあるので、頭痛を緩和する効果が期待できる。またブラックではなく牛乳を混ぜれば胃腸にも優しく、肝機能の疲労回復にも効果を発揮するという。

コーヒーには肝機能を高める効能も!

一般社団法人全日本コーヒー協会によると、九州大学大学院の研究で「コーヒーは肝機能を高める効果があり、二日酔いになりにくくする効果がある」とのこと。飲酒によって上がるy-GTP(肝臓の解毒作用に関係する酵素)の数値を調べたところ、毎日コーヒーを飲む人の方が、そうでない人よりも上昇度が低いことが分かった。つまりコーヒーには、y-GTPの上昇を抑制する働きがあることが発見されたのである。このほかにも、コーヒーには脂肪肝を抑制したり、糖尿病の発生を抑えたりする効果もあることが確認されている。
二日酔いの朝にはコーヒー。これで辛い頭痛を乗り切ろう!

一般社団法人全日本コーヒー協会は→こちら

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