アップルの「Lightningケーブル」が壊れやすい理由が判明!? その理由にネットからもツッコミ続出

読者のみなさんの中には、iPhoneなど何らかのアップル製品を持っていて家にLightningケーブルがある、という人も少なくないだろう。そんなアップル製品ユーザーならば、「アップル製品はケーブルがすぐに駄目になる」と感じたことのある人もいるのではないだろうか。

この「アップル製品のケーブルが破損しやすい」というのが、「気のせいではなく、製品デザインが原因である」という話が話題となっている。果たしてどんな理由で破損しやすくなっているというのだろうか…。

アップル、製品寿命と引き換えにデザイン性を向上?

かつてDockケーブルにはケーブルプロテクターが存在したという(画像はApple Explainedの動画よりキャプチャし引用)

“Lightningケーブル破損しやすい説”を唱えるのは、チャンネル登録者数109万人(2021年11月25日時点)を誇る「Apple Explained」というYouTubeチャンネルだ。Apple Explainedの投稿した「Why iPhone Cables Break So Easily」という動画によれば、Lightningケーブルの破損しやすい原因は2つあるという。

1つ目は「ケーブルのコネクタにある『ケーブルプロテクター』を無くしたこと」だと指摘。ケーブルプロテクターは、特に負荷のかかるケーブルのコードと端子のつなぎ目を守るためのものだ。しかしアップルは機能性よりもデザイン性を優先し、破損率が上がることをわかったうえでデザイン的に美しくないケーブルプロテクターの廃止を決定したことが原因なのだという。

そして2つ目の原因は、スティーブ・ジョブズが2007年からスタートさせた「アップル製品の素材から有害なものを排除する環境問題への取組み」だという。取組みを進める中で、ダイオキシン類の発生を抑制するためプラスチックビニール材料のポリ塩化ビニル(PVC)の使用を廃止。ケーブルの素材が曲がりやすく壊れやすい薄いゴム製のスリーブに置き換わったことで、さらに破損しやすくなったとしている。

筆者もApple純正のLightningケーブルを買い直したところだ(2mで3,500円)。これで何回目?ホント早くiPhoneもUSB Type-Cが採用されること願うばかりだ

この“Lightningケーブル破損しやすい説”に対しネット上からも「ちょうど『まさにそれ』の記事が来ていた」「確かに破損しやすいけど、こんな理由があったのね」など、動画の内容に納得する声が続出。「うちの家内のMacも、3回くらいケーブル買い替えてるな……」と、何度も破損していることを明かすユーザーもみられた。また、「長持ちする製品作ったほうが環境に優しいと思うんだけどね」「別の企業に皺寄せ分の環境コストを請け負わせてるだけでは」といった環境への配慮で破損率を上げてしまっていることに対するツッコミや、「接触部も直ぐダメになるぞ?」と、別の箇所も破損しやすいという新たな主張を持ち出す意見まで飛び出していた。

また、中には「iPhoneも早くUSB Type-Cにしてください」といった、USB Type-Cへの変更を熱望するユーザーも。現在EUでUSB Type-Cに統一する法案成立の動きも確認されており、法案が成立すればその可能性は大幅に高まることだろう。また、一部報道では「『iPhone14 Pro(仮称)』にはUSB Type-Cが搭載される」とするリーク情報も存在する。もしかすると、法案成立を見越して準備を進めている…のかもしれない。

これらの話は現段階ではすべて憶測の域を出ていないが、果たして「LightningケーブルからUSB Type-Cへ」という噂は本当なのだろうか。今後のiPhoneのコネクタ事情にも注目していきたい。

参照元:Why iPhone Cables Break So Easily【(Apple Explained)さんyoutubeより引用】

※サムネイル画像(Image:Nor Gal / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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