AirPods Pro(第2世代)今秋に追加されるノイキャンを超越する「革命的」新機能とは?

Appleが技術者や開発者などを主な対象に最新技術を説明するイベント、世界開発者会議(WWDC23)で、今秋のソフトウェアアップデートでAirPodsに新機能を追加すると発表した。その新機能は全部で5つあり、そのすべてが追加されるのはAirPods Pro(第2世代)のみとなる。新機能の追加は無料のファームウェアアップデートとして提供されるので、ユーザー側は何もする必要はない。

AirPods Pro(第2世代)今秋に5つの新機能がファームウェアアップデートで追加される

世界開発者会議(WWDC23)

日本でも1997年まで「日本開発者会議」(JDC)と呼ばれる開発者向けのイベントが別に開催されていたが、WWDCに統合された形で終了している(画像は「Apple」公式サイトより引用)

Appleは、世界開発者会議(WWDC)で今秋AirPodsに新機能を追加すると発表した。WWDCは、記述者や開発者を主な対象として最新技術の説明を行うために、Appleが開催しているイベント。1年おきに行われ、世界中の技術者が情報交換を行う機会でもあり、世間をにぎわすことになる新製品が初披露されることも多いエキサイティングな場となっている。

AirPodsの追加される新機能はすべて5つあり、この5つすべてが適用されるのはAirPods Pro(第2世代)のみとされている。また、新機能は今秋のアップデートで追加されるためにユーザーの方で特別なことをする必要はなく、iPhoneやiPadのデバイスではなくイヤホンまでも、こうして進化していくことが非常におもしろい。

5つの新機能 「適応型オーディオ」と「会話感知機能」がとくに革新的!

「ミュートとアンミュート」機能は、AirPods と AirPods Proは軸の部分、AirPods MaxはDigital Crownを押すだけでいい(画像は「Apple」公式サイトより引用)

では、5つの新機能とはどういったものなのか。まずは、「適応型オーディオ」。これは周囲の音の大きさに合わせて自動的に音の取り込みと、ノイズキャンセリングを動的に組み合わせるもの。具体的には、音楽を聞きながら食器洗いをして、次に掃除機をかけようとした場合、最初は弱くかけられていたノイキャンが、掃除機を使う際には強く機能してくれて、音楽をずっと聴きやすく保ってくれるのだ。

2つ目は、「会話感知機能」。これは自動的に背景のノイズを抑えて、目の前の話し手の声を強調してくれる。

3つ目は、「ミュートとアンミュート」。これは誰かと通話しているときに、自分の声をミュートにしたりアンミュートにできる。この機能はAirPods Pro(第1、第2世代)、AirPods(第3世代)、AirPods Maxで利用できる。

4つ目は、「パーソナライズド・ボリューム」。これは環境条件やリスニングの好みを把握して、メディア体験を自動的に微調整するもの。

最後は、「自動切替」。Appleデバイス間での切替がさらに簡単になる。たとえば、AirPodsを着けて、iPhoneでポッドキャストを聞いている時にMacに電話がかかってきたといった場面で、iPhoneからMacにすばやく切り替えることができる。

とくに、最初の2つの新機能が革新的で、ふと思い出がよみがえってきた。10年前に亡くなった祖父が、会話もテレビの音も何もかもが全部同じ音量で聞こえて煩わしいといって用意した補聴器をすぐやめてしまい、そこからコミュニケーションをとるのが難しくなって認知症が進んで…と負のサイクルに陥ったのだが、技術は確実に進歩している。

引用元:【9TO5Mac
参照元:【WWDC/ウィキペディア(Wikipedia)

※サムネイル画像(Image:charnsitr / Shutterstock.com)

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