Rakuten最強プランの影響?「乗り換え先」他社を抑え楽天モバイルが1位【MMD研究所調べ】

大手格安SIM・楽天モバイルが6月1日に提供をスタートした新料金プラン「Rakuten 最強プラン」。月額料金最大3,278円(税込)は変わらず、パートナー回線エリアでも高速データ通信が無制限で利用できるようになり、人口カバー率も99.9%に。この新プラン導入によって消費者の利用意向に変化はあったのか、MMD研究所がレポートしている。

「Rakuten 最強プラン」の認知についてのアンケート調査

6月1日から提供が開始されている。「まったく知らない」と回答した人は61.7%と半数以上だった(「MMD研究所」調べ)

MMDLabo株式会社が運営する「MMD研究所」は、「Rakuten最強プランに関する調査」を、2023年6月8日~12日にかけて実施。調査では18~69歳の男女25,000人(人口構成比に合わせてウエイトバックを実施)の回答を得た。Rakuten最強プランの認知について聞くと、「内容まで理解している」と回答した人は11.2%だった。一方で、「まったく知らない」と回答した人は61.7%と半数以上という結果に。

約8割の人が今回発表されたプラン内容に満足している(「MMD研究所」調べ)

また、回答者の中で楽天モバイルをメインで利用しているという1,750人に、Rakuten最強プラン導入後の利用意向や継続利用について質問すると、「継続利用意向がある」と回答した人は77.1%で、約8割の人が今回、発表されたプラン内容に満足しているようだ。

Rakuten最強プランの登場がおよぼした影響とは?

乗り換え先として検討されている通信会社を見てみよう(「MMD研究所」調べ)

現在は、楽天モバイル以外の通信会社をメインで利用している人のうち、「具体的な乗り換え検討先がある」と回答した3,843人を対象に、乗り換え検討先について質問すると、「楽天モバイル」と回答した人が最も多く、30.7%だった。ついで「ahamo」が28.0%、「MVNO」が25.4%で、乗り換え先として多くの人が検討していることがわかった。

「通信が途切れることがある」が30.0%で最も多い結果だった(「MMD研究所」調べ)

調査では、Rakuten最強プラン導入前の2023年5月以前に契約した楽天モバイルメイン利用者1,729人を対象に、それまでに抱いていた不満についてのアンケート(複数回答可)も実施。すると、「通信が途切れることがある」が30.0%で最も多い結果に。さらに「通信速度が遅い」(20.4%)「Rakuten Linkの音質がよくない」(19.6%)など、通信にまつわる不満が多く聞かれたが、「とくに不満は感じなかった」という回答も44.8%だった。

理由に「料金の安さ」を挙げた人は約5割にのぼる(「MMD研究所」調べ)

楽天モバイルに乗り換え意向がある2,307人のうち、乗り換えを検討している理由に「料金の安さ」を挙げた人は約5割と、その料金体系で支持を集めていることが、あらためてわかった。また、Rakuten最強プランの発表を機に「楽天モバイルに乗り換えたくなった」という声もあり、今回の新プランの登場が消費者に一定の影響を与えているようだ。

参照元:【MMD研究所

※サムネイル画像(Image:Worawee Meepian / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

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