タワーマンション(タワマン)の上層階は夏は暑くて冬は風が強くて洗濯物も干せないは本当か?

タワーマンション(タワマン)の上層階では、夏は日差しがあって暑く、冬は風が強くて洗濯物も干せないなどと言われる。だが、本当にそうだろうか? 今回は、実際にタワマン高層階に住んでいる筆者が、タワマンのベランダについて解説しよう。

必ずしも「タワマン=強風」ではない!

 タワーマンション(タワマン)の高層階は、毎日強風が吹き付け洗濯物を干すことなどできないと思っている人は多いだろう。確かに海辺は内陸部より風が強めだし、北向きの部屋は冬に北風が強い日もある。しかし、タワマン高層階でも、内陸部の南向きなら、天気のいい日は風もなく非常に穏やかだ。つまり、タワマン高層階で洗濯物が干せないというのは間違いである。もちろん、突風が吹く日もあるので、しっかりハンガーを洗濯ばさみなどで固定しないとダメ。実際に筆者も過去7年で1度だけ洗濯物が飛んで行った経験がある。また、マンションによっては「管理規約」で洗濯物を干すのがNGとなっていることがある。もちろん、布団をベランダの手すりにかけて干すのは非常に危険だし景観上の問題もあるため、ほとんどのタワマンで禁止されている。布団はベランダの内側に干すようにしよう。
 ちなみに、関東地域では横浜みなとみらい21は地区全体で洗濯物が干せないルールになっている。この場合は、今では当たり前の装備になっているお風呂の浴室暖房乾燥機などを使って、洗濯物を干すしかないだろう。

タワマンでも洗濯物は干せる。ただし、突風に備えて、必ず洗濯ばさみやクリップで固定しておく必要がある

ベランダで洗濯物を干すことはマンションの管理規約で禁止されている場合もある。また、横浜みなとみらい21のように、地区全体で洗濯物が干せないルールになっていることもある

洗濯物が干せない場合は、浴室乾燥機を使って干すことになる。電気代はかかるが、洗濯機の乾燥機能よりはしっかり乾く

建物の構造によっては南向きでも暑くない

 タワマン高層階の南向きは暑くて冷房も効かないと思っている人は多いだろう。確かに、南向きの部屋は一日中日光が当たっている。とくにベランダのない「ダイレクトスカイビュー」タイプは、夏になると日光が直接部屋の奥まで入ってくるので、一般的なマンション以上に暑くなるのだ。
 だが、南向きであっても条件しだいでは、さほど暑くならない部屋もある。それはベランダ幅が広く(1.7m以上)とってある「順梁」タイプ。このタイプのタワマンなら、夏には太陽の位置が高いこともあり、部屋の奥まで日光は入ってこない。逆に冬は太陽の位置が低く部屋に日光が入ってくるため、意外と温かいのだ。このように南向きといっても、建物の構造で夏に部屋が暑くなる場合もあれば、そうではない場合もある。
 なお、タワマンでいちばん暑いのは西向きの部屋だ。午後にならないと日光が入ってこないので洗濯物が乾きにくいし、午後からは太陽の位置が低くなるので、西日が部屋の奥まで入ってきて眩しい。西向きの部屋が安く設定されるのは、それなりの理由があるのだ。

同じ南向きの部屋でも、「順梁」でベランダ幅が広いタイプなら夏でも部屋の奥に日差しが入ってこない(上イラスト)。「逆梁アウトフレーム」のハイサッシの場合は、「順梁」より日差しが入って来る(中イラスト)。ベランダのない「ダイレクトスカイビュー」タイプは、部屋の奥まで日差しが入ってくるので夏はかなり暑くなる(下イラスト)

文=今井真人/フリーライター

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