サービス内容を最小限に抑えることによって、毎月の通信費を大幅に減らすことができる格安SIM。大手キャリアのサブブランドから、通信会社以外が提供しているブランドまで、その数は年々増加中だ。今回はスマホキャリアの「乗り換え」にちなみ、「引っ越し」を機に格安SIMに乗り換えたことがある人の意見を紹介する。
格安SIMを契約しているのは全体の6割強に
格安SIMやスマホの最新情報を紹介している「ロケホン」が、2023年4月27日から5月1日までの間に20代以下～60代以上の男女500人に対してインターネットアンケートで格安SIMの利用に関する調査の結果を発表した。「現在契約しているキャリア」について質問すると、全体の6割強にあたる336人が「格安SIMを契約している」と回答。契約者上位のキャリアを見ていくと、最も多かった「ドコモ」の89人についで、「楽天モバイル」が80人、「ワイモバイル」が67人と、TOP3のうち2社が格安SIMだった。
スマホキャリアの契約を切り替えることを「乗り換え」と表現することから、このアンケートでは「引っ越しを機にスマホのキャリアを乗り換えたことがあるか」という質問も。すると、「乗り換えた（これから乗り換える予定）」という人が121人で、4人に1人という結果に。生活環境の変化にともなって、スマホのキャリア乗り換えを検討する人が意外にも多いことがわかった。
引っ越しを機にキャリアを乗り換えた理由は…
引っ越しを機にキャリアを乗り換えた理由については「月額料金が安くなるから」と回答した人が最も多く、82人だった。ほかにも、家族で契約することによる家族割引や、光回線や電気サービスを利用することでのセット割もあり「キャンペーンが利用できたから」「家族が契約しているから」「光回線や電気とのセット割が使えるから」という声も。大きな出費がともなう引っ越しで、家計の見直しを行う人も多いことが影響していると思われる。
アンケートの最後では、回答者が「格安SIMに対する要望」を自由に回答する設問も。「もっと多くの情報を教えてほしい。『安い』だけでなく『〇〇の地域で◇◇の使い方をする人向け』といった具体的な情報があるともっと利用しやすくなる」という利便性の向上を求める意見や、「金銭面的には満足しているが、データ通信の悪さなどまだまだ問題は多く感じる」と、通信に不満を抱いているという人もいた。確実に、市民権を得つつある格安SIMだが、解決すべき課題も多いようだ。
出典元：【ロケホン】