ダイソーで550円「USBメモリー32GB」と「microSD32GB」のデータ転送速度を比較してみた!

パソコンなどでデータを保存する際、USBやSDカードを利用する人は多いかもしれません。最近では、容量が大きい商品も安価で入手することができ、ダイソーでは「32GB」のUSBメモリーとmicroSDが550円(税込み)で売られています。そこで今回は、両商品を購入して機能性を比較してみました。

ダイソーの「USBメモリー32GB」と「microSD32GB」を徹底比較!

ダイソーの「USBメモリー32GB」と「microSD32GB」

ダイソーで販売している「microSD32GB」(左写真)と「USBメモリー32GB」(右写真)

検証では、それぞれの商品の読み込み速度/書き込み速度を計測したうえで、データの移行時間に差はあるのかを確認していきます。

「USBメモリー32GB」の性能をチェック!

まずは「USBメモリー32GB」の機能性から見ていきましょう。カラーは白色で、長さは6.16cmと標準的。同商品には保護キャップがついており、ストラップなどをつけられる“穴”も空いていました。

「USBメモリー32GB」の商品ページ

「USBメモリー32GB」の商品ページ。ハードウェアインターフェースは「USB2.0」となっています(画像は「ダイソー」公式サイトから引用)

保護キャップをはずした「USBメモリー32GB」

保護キャップをはずした「USBメモリー32GB」。本体はストラップなどをつけられる仕様になっています

「USBメモリー32GB」のプロパティを開いた画面

「USBメモリー32GB」のプロパティを開いた画面。実際の容量は29.6GBとなっていました

「USBメモリー32GB」の速度計測結果を表示した画面

「USBメモリー32GB」の速度計測結果を表示した画面。読み込み速度が最大24.50MB/秒で、書き込み速度は最大6.50MB/秒でした

ひと通り下調べが終わったところで、さっそくデータの移行時間を計測していきます。今回、使用するパソコンは、DELLのコンパクトデスクトップ「inspiron 3881」で、移行するデータは1.00GBの“画像データ”フォルダを使用します。

「USBメモリー32GB」の使用するパソコンのスペックを表示した画面

使用するパソコンのスペックを表示した画面

「USBメモリー32GB」の画像データプロパティ画面

1.00GB分の画像データが入ったフォルダーをUSBメモリーに移行します

いざデータ移行を始めると、スピードはかなりゆっくりペース。結果、1.00GBのデータ移行が完了するまでに「10分34秒」かかりました。

画像データを「USBメモリー32GB」に移行中の詳細情報画面

1.00GB分の画像データを「USBメモリー32GB」に移行中の詳細情報画面

「microSD32GB」は、USBメモリーよりも優秀?

続いて「microSD32GB」を確認していきます。同商品はSDアダプタが付属しているため、パソコンのSDカード差し込み口にも対応。保護ケースが付いているのも嬉しいポイントです。

「microSD32GB」の商品ページ

「microSD32GB」の商品ページ。スピードクラスは「class 10」で、「UHS-1」に対応しているため、スムーズなデータ転送が可能(画像は「ダイソー」公式サイトから引用)

SDアダプタと保護ケースが付属している「microSD32GB」

SDアダプタのほか、保護ケースも付属しているダイソーの「microSD32GB」

SDアダプタにmicroSDHCを入れてパソコンに差し込んだシーン

SDアダプタにmicroSDHCを入れれば、SDカードとしてパソコンにも直接、差し込めます

「microSD32GB」のプロパティを開いた画面

「microSD32GB」のプロパティを開いた画面。実際の容量は29.1GBとなっており、「USBメモリー32GB」よりも0.5GBほど少なめでした

「microSD32GB」の速度計測結果を表示した画面

「microSD32GB」の速度計測結果を表示した画面。読み込み速度が最大26.98MB/秒で、書き込み速度は最大16.31MB/秒という結果に。どちらの速度も「USBメモリー32GB」より勝っており、とくに書き込み速度は“USBメモリーの2倍以上早い”ことがわかりました

同商品でも、先ほどと同じ“1.00GBの画像データ”を移行してみます。すると「USBメモリー32GB」の時よりも、かなり順調にデータのコピーが進んでいき、なんと「3分6秒」でデータ移行が完了しました。

1.00GB分の画像データを「microSD32GB」に移行中の詳細情報画面

1.00GB分の画像データを「microSD32GB」に移行中の詳細情報画面

まとめ

ダイソーの「USBメモリー32GB」と「microSD32GB」を比較した結果、データ移行にかかる時間は「microSD32GB」の方が圧倒的に早く、1GBのデータの場合だと約3倍以上も時間に差が出ました。

USBメモリーの規格は「USB3.0」でなく「USB2.0」だったのに対し、microSDはスピードクラスが「class 10」である点に軍配があがったのかもしれません。そのため、少しでも早く「データを移行させたい」という人には「microSD32GB」がオススメです。

とはいえ、SDカードの利用は機器によって別途カードリーダーを用意しなければいけないケースもあるため、使い勝手としてはUSBメモリーの方がよいのではないでしょうか。また「USBメモリー32GB」の方が0.5GB(約500MB)容量が大きかったため、重視する項目によってどちらの商品を選ぶべきか考えた方がよさそうです。

550円という低価格ながら、それなりのスペックを兼ね備えた両商品。USBやmicroSDを探している人は、ぜひ参考にしてみてください。

●「USBメモリー32GB」(ダイソー)は→こちら
●「microSD32GB」(ダイソー)は→こちら

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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