「100均で買ってはいけないもの」が話題 – “致命的すぎる欠陥”に驚き!

ちょっとした日用品や便利グッズなどを、安価で手に入れることができる「100円ショップ」。かゆいところに手が届く商品が数多く販売されている100円ショップは、まさに庶民の味方といっても過言ではないだろう。しかし、100円ショップの商品ラインナップの中には、安かろう悪かろうといった品も時折、紛れ込んでいる。

2023年10月19日に投稿された、SBT@sbtkkさん「100均で買っていいものと、買ってはいけないものがある……」という書き込みには、100円ショップで売られているコンベックスと、JIS付きのコンベックスの目盛りを横に並べて比較した写真が添えられていた。この投稿には、なんと1.4万件を超える「いいね」がついており、インターネット上で大きな話題となっている。

今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。

長さを測る道具としては致命的な欠陥が……

まず、「コンベックスとは、そもそもなんぞや」という方のために、軽く説明しておこう。コンベックスとは、メジャーと同様に物の長さを測定するために使用する道具である。金属製で作られているコンベックスは、建築や工作に用いられることが多く、ビニール製のメジャーは主に裁縫などで使われるのが一般的だ。通常コンベックスの目盛りには、日本国内であればメートル単位か尺貫法目盛りが記載されている。

投稿者のSBTさんは、100円ショップで購入したコンベックスで、1500mmのところに線を引いたところ、なんとも言えない違和感があったそうだ。そこで、再度JIS付きのコンベックスで測り直してみると、なんと数ミリ単位でズレが生じていたのだという。

つまり、100円ショップ製のコンベックスは、目盛りが正しく記載されていなかったのだ。

(画像は「SBT(@sbtkk)」さん提供)

(画像は「SBT(@sbtkk)」さん提供)

昔から100円ショップの商品は、「安かろう悪かろう」だと言われてはいたが、最近は安価でクオリティの高い品が増えてきた、という印象が筆者にはあった。しかし、問題となった100円ショップ製のコンベックスに関しては、長さを測る道具としてかなり致命的な欠陥があったようである。

ものづくりには、この差が後に仇となるとの声

この投稿を読んだインターネットユーザーたちからは「逆に、これをうまく使ったトリックとかできるのでは!?」と、なんとか100円ショップ製コンベックスの活用法をひねり出そうとする声や、「ちょっとの差だけど ものづくりにはこの差が後々に仇となる」と、至極正論を述べる声など、さまざまなコメントが返信欄には寄せられていた。

コメントの中には、「置いただけの状態で、先端の金具が適正な位置にないということはありませんか?」といった質問も上がっていたが、これに対して投稿者のSBTさんは、「こんなに見られるとは思わずに、適当に撮った写真なのでわかりづらいですが、両方とも引っ張りながら測っています。」と、丁寧に回答している。

さらに「仕事用の物は百均では買わない。品物にはすべて相場がある。相場よりあきらかに安い物は買わない。これ常識。」といったコメントもあり、何かあったらすぐ100円ショップに足を運んでしまう筆者も、上記の意見を心のメモに刻んだ次第だ。

自分が住宅を発注した大工の棟梁に、100円ショップ製のコンベックスを使って家を建てられたら、たしかにたまったもんじゃない。妙な隙間だらけの家になってしまうこと請け合いである。

質のよい物を大事に長く使うことの大切さ

100円ショップで購入したコンベックスの目盛りが、ためしに測ってみると、若干ズレていたということを報告した今回の投稿。

問題のコンベックスが一体、どこの100円ショップの製品だったのかは不明だが、用途に精密さが要求されるような物は、なるべくきちんとしたメーカー品を買うのがオススメだ。

なんでも安価で手に入る、大量生産かつ大量消費の時代を生きるわれわれは、質のよい物を大事に長く使うことの大切さを、そろそろ思い出さなければいけないのかも知れない。

※サムネイル画像(Image:「SBT(@sbtkk)」さん提供)

オトナライフ編集部
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