ニコ動「一部Mastercard®で有料サービス決済を一時停止」に – また”表現規制”が理由?

株式会社ドワンゴが運営する動画サービス「ニコニコ動画」。コメントが動画上を流れるのが特徴で、現在も動画コンテンツとして高い人気を誇っている。無料でも楽しめるが、月額料金を支払うことでプレミアム会員になることができ、さまざまな特典を利用することが可能だ。しかし、プレミアム会員をはじめとしたニコニコの有料サービスの支払いに関する発表が公式よりアナウンスされた。

ニコ動「一部のMastercard®を対象に有料サービスの決済を一時停止」と発表

後のポストで訂正されているが、8日(木)ではなく8日(水)

ニコニコ動画は2023年11月8日の22時ごろから、一部のMastercard®を対象に有料サービスの決済を一時停止することを発表した。現在プレミアム会員の料金支払いに対象のMastercard®を利用している人には、後日「お知らせ機能」にてアナウンスされるようで、決済方法を変更しない場合は、1カ月程度の猶予期間はあるもののプレミアム会員が解約されてしまうため、注意が必要だ。

しかし、ニコニコチャンネル会員やクリエイターサポートといったニコニコのサービスでは、対象のMastercard®を利用しているユーザーでも引き続き決済が可能なようだ。ただし、新規で対象のMastercard®を登録することはできない。

クレジットカード会社による削除要請は、表現の自由の侵害にあたる?

(Image:hodim / Shutterstock.com)

コンテンツに対して、カード会社がどこまで介入してよいかの明確な基準が必要なのかもしれない

一部のMastercard®の利用を停止する理由について、ニコニコは「諸般の事情」と具体的には説明していない。だが、SNSではクレジットカード会社の”表現規制に対する抗議姿勢”だと考えられている。

Mastercard社を含む一部クレジットカード企業は、自社のクレジットカード決済を承認しているサービスのコンテンツが、違法性やブランド棄損に該当すると判断した場合に、コンテンツの削除要請をした事例がある。過去には、ニコニコのコンテンツに対しても同様の対応をしたことがあり、当時は物議を醸していた。その際の禍根から、今回の対応に踏み切ったと予想されているようだ。

2022年にはDMM.comが運営する成人向けコンテンツ「FANZA」においても、Mastercard®の契約を終了していた。SNSでは「民間企業が検閲を強制するのは、表現の自由を侵害している」という声が挙がっている。

引用元:【ニコニコインフォ
引用元:【「ニコニコ窓口担当(@nico_nico_talk)」X

※サムネイル画像(Image:oatawa / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

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