モバイルSuica通学定期券「クレカ決済」によるチャージ可能に – 24年3月16日から

世界的な半導体不足の影響を受けて、「Suica」や「PASMO」のカードの発行が一時中止されていることもあり、新たにカードが作れずにモバイルSuicaを利用している人は多いのではないでしょうか。そのようなモバイルSuicaは、2023年3月18日より、大学生に加えて、中学生や高校生の通学定期券も取り扱いをスタート。さらに今回、JR東日本はモバイルSuica通学定期券利用者限定のサービスとして、2024年3月16日より、保護者などのクレジットカードによるチャージが可能になると発表しました。その詳細を見ていきましょう。

中高生向けのモバイルSuica通学定期券は保護者のクレジットカードで購入可能

モバイルSuica通学定期券

これまで、中高生がモバイルSuicaで親のクレカを使えるのは、通学定期券を購入するときのみでした(写真はイメージです。筆者撮影)

2023年3月18日より運用が開始されている中高生向けのモバイルSuica通学定期券は、本人名義のクレジットカードを作れないため、購入時に保護者のクレジットカードを使用できるようになっています。これには、入力情報をアプリ上に保持しない「ワンタイムクレカ決済」という仕組みを利用しています。

しかし、これまでは「ワンタイムクレカ決済」で親のクレカを使えるのは通学定期券を購入するときだけで、基本的にモバイルSuicaの電子マネーへのチャージはできないようになっていました。そこで、どうしても電子マネーを使用したい場合は、コンビニや駅の券売機などに立ち寄り、現金でチャージする必要があったのです。

チャージにも「ワンタイムクレカ決済」が利用可能となりさらに便利に

ワンtimeクレカ決済チャージの利用イメージ

モバイルSuica通学定期券へのチャージの際にも「ワンタイムクレカ決済」が利用可能になることで、チャージのためのひと手間が省けてより便利に!(画像は「東日本旅客鉄道株式会社」公式リリースより)

このたびのプレスリリースでJR東日本が発表した内容によると、通学定期券利用者限定サービスとして、チャージの際にも「ワンタイムクレカ決済」が利用可能になるとのこと。これを利用すれば、いままでのように駅の券売機などに立ち寄ることなく、自宅や外出先でもモバイルSuicaにチャージができます。

楽にチャージができるようになったことで、定期券の指定区間以外での交通機関の利用も便利になるほか、チャージの残高は電子マネーとして買い物にも利用できるので、お小遣いの受け渡し方法としても活用できそうですね。

なお、「ワンタイムクレカ決済」によるチャージが可能なのは、有効な通学定期券を利用している期間のみで、チャージの利用金額には一定期間で上限額が設けられているので、利用の際は確認が必要なようです。サービスや利用方法についての詳細は、2024年2月上旬に「モバイルSuica通学定期券特設ページ」で案内があるそうなので、利用したいという人は、ぜひチェックしてみてください。

出典元:【東日本旅客鉄道株式会社/プレスリリース
参照元:【モバイルSuicaでの通学定期券の購入方法
参照元:【記名式の「Suica」及び「PASMO」カード発売の一時中止に関するお知らせ

※サムネイル画像(Image:oatawa / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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