「サンワサプライ」のオモチャみたいな3キーボードを購入したら超便利だった!

パソコンで仕事をしていると、特定のキーやショートカットを何度も押しますよね。そのようなときはプログラマブルキーボードがオススメ! プログラマブルキーボードは、自分がよく使うキーやショートカットをあらかじめ割り当てておくことで、複雑な操作もワンタッチで入力でき、パソコンの作業効率がグンと上がるのです。そこで今回は、実際に筆者が購入したサンワサプライの「プログラマブルキーボード」を紹介します。これでパソコンの作業効率が大幅にアップしますよ!

よく使う複雑なショートカットをワンタッチで入力!

パソコンではショートカットを使うことで作業効率を上げられます。たとえば、文章や画像をコピペするときは「Ctrl+C」と「Ctrl+V」というショートカットをよく使いますよね。

ほかにも特定のソフトウェアで作業しているときに、1日に何度も押すキーやショートカットがあるはずです。そのようなときは、プログラマブルキーボードを導入するのがオススメ!

プログラマブルキーボードとは、キーボードに任意のキーやショートカットなどを自分で割り当てることができる便利な機器です。

たとえば、コピペをするときは「Ctrl+C」と「Ctrl+V」は両手を使って入力しますが、これをプログラマブルキーボードに割り当てると、それぞれのキーをワンタッチするだけで効率よく実行できるのです。

そこで、今回筆者はサンワサプライが発売する「プログラマブルキーボード(ミニ3キー・マイクロキーボード・400-SKB075)」(以下プログラマブルキーボード)を実際に購入してみましたので、その使い方を紹介しましょう。

価格はAmazonで3,480円と少し高めですが、なかなか使い勝手がいいので、パソコンの作業効率がかなりよくなると思いますよ。

●サンワサプライ「プログラマブルキーボード ミニ3キー 片手キーボード 左手デバイス ゲーミングキーボード メカニカル 青軸 割付 バックライト付き 有線接続 ブラック 400-SKB075」は→こちら(Amazon)

■サンワサプライ「プログラマブルキーボード」のスペック

【本体サイズ】7.5×3.4×2.6cm
【重量】約30g
【キー数】3キー
【インターフェイス】USB Type-C×2
【キースイッチ】メカニカル
【キーピッチ】19mm
【キーストローク】4mm
【付属ケーブル】約1.45m(USB Type-C/Type-A)
【LEDカラー】赤・青・白
【対応OS】Windows 11/10/8.1/8/7
【ソフトウエア&ドライバ】サンワサプライ公式サイトよりダウンロード可
【品番】400-SKB075

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こちらがサンワサプライの「プログラマブルキーボード」のパッケージになります(価格は3,480円)。簡素な白箱には「Custom Keyboard」と書かれていました(筆者撮影)

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箱のなかにはプログラマブルキーボード本体とパソコンを接続するためのUSB Type-C/Type-Aケーブル、そして取説が同梱されています(筆者撮影)

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プログラマブルキーボードにはUSB Type-Cポートが本体2カ所にあります。キーの横にある丸いスイッチはLED色の変更ができ、USBポートの横にはLEDのオン・オフスイッチがあります(筆者撮影)

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LEDをオンにすると押したキーだけ一瞬点灯するようになります。また、LEDの色はキーの横にある丸いスイッチで3色から選択可能となっています(筆者撮影)

プログラマブルキーボードをパソコンに接続してみよう!

それではサンワサプライのプログラマブルキーボードを実際にパソコンに接続してみましょう。

まず、付属のUSBケーブルのUSB Type-A側をパソコンに接続し、USB Type-C側をプログラマブルキーボード側に接続します。

次に、サンワサプライの公式サイトから専用ドライバー&ソフトを入手しましょう。

ダウンロードした「SANWA-1.1.2-win.x64.exe」をダブルクリックすると、筆者のWindows 11パソコンでは、ドライバの署名がなく「発行元不明」としてインストールを停止する画面が表示されましたが、「詳細情報」をクリックして「実行」を押せば問題ありません。

あとはウィザード画面に従って「次へ」を押していけばドライバ&アプリがインストールされるはずです。これで準備は完了しました。

●サンワサプライ「ドライバー」入手先は→こちら

プログラマブルキーボードをパソコンに接続する手順

プログラマブルキーボードをパソコンに接続する手順1

まず、付属のUSBケーブルのType-A側をパソコンのUSBに接続します(筆者撮影)

プログラマブルキーボードをパソコンに接続する手順2

次に、プログラマブルキーボード側にUSB Type-Cを接続しましょう。USBポートは2つありますが、どちらに挿しても問題ありません(筆者撮影)

プログラマブルキーボードをパソコンに接続する手順3

今度は、サンワサプライ公式サイトから「プログラマブルキーボード」のドライバ&アプリを入手します。ちなみに、利用できるパソコンはWindows 7以降です(筆者撮影)

プログラマブルキーボードをパソコンに接続する手順4

「ダウンロード」フォルダを開いて、入手した「SANWA-1.1.2-win.x64.exe」をダブルクリック。パソコンにインストールします(筆者撮影)

プログラマブルキーボードをパソコンに接続する手順5

筆者のWindows 11パソコンでは警告画面が表示されましたが、「詳細情報」をクリックして(上写真)、表示された「実行」を押せばインストール可能でした

プログラマブルキーボードをパソコンに接続する手順6

インストール画面が表示されるので、「次へ」をクリックして作業を完了させましょう(上写真)。最後まで行ったら「完了」を押せば専用アプリが起動します(下写真)

プログラマブルキーボードをパソコンに接続する手順7

こちらが「SANWA-1.1.2」アプリです。「接続機器」ウインドウが3つのキーの選択画面、右側の「各種機能」ウインドウではキーボード、マウス、文字列、ショートカットなどの機能が選択可能となっています

プログラマブルキーボードにショートカットを割り当ててみよう!

それでは、実際にプログラマブルキーボードにショートカットを割り当ててみましょう。

SANWA-1.1.2アプリ画面の「接続機器」ウインドウで機能を割り当てるキーをひとつ選択したら、右側の「各種機能」ウィンドウで「キーボード」モードを選択。

次に、その下の設定値ウンドウを選択後(枠が黄色くなる)、「Ctrl+C」などのショートカットをパソコンのキーボードで入力します。

失敗したときは「設定値の削除」を押して、もう一度ショートカットを入力し直せばOKです。

あとは「出力モード」を「継続」に指定して「保存」を押せば、そのキーを押すだけで割り当てたショートカットがそのあとずっと実行されるようになります。

ちなみに、一度ショートカットなどを割り当てると、プログラマブルキーボード本体に記録されるため、ほかのパソコンに接続しても同じ機能が使えるのが便利ですね。

「キーボード」でショートカットを割り当てる手順

「キーボード」でショートカットを割り当てる手順1

(1)キーを選択したら(2)キーボードを選択、(3)「設定値」を選択して、パソコンのキーボードでショートカット「Ctrl+C」と入力。最後に(4)の「保存」を押せばOKです。失敗したら「設定値の削除」を押してやり直しましょう

「キーボード」でショートカットを割り当てる手順2

前の画面で「保存」を押すと「設定完了」と表示され、指定したキーの現在値が「Ctrl+C」と表示されます。なお、出力モードを「継続」にすると、同じショートカットがその後もずっと実行されます

「各種機能」ウインドウには「文字列」モードがありますが、これを選択すると英字を入力してキーに登録できます。

たとえば、タイプミスしそうな長い英単語や、よく使うHTMLのソースコードやプログラムコードなどを割り当てておくとワンタッチで入力できるので、作業効率が飛躍的に向上し、タイプミスもなくせるでしょう。

「文字列」で特定の文字入力を割り当てる手順

「文字列」で特定の文字入力を割り当てる手順1

「各種機能」ウインドウで「文字列」を選択してテキストを入力すると(英字のみ)、ワンタッチで文字を入力できます(筆者撮影)

「文字列」で特定の文字入力を割り当てる手順2

たとえば、タイプミスしそうな長い英単語や、HTMLのソースコードなどを割り当てておくと、ワンタッチで正確に入力できるので、作業効率がかなり向上するでしょう(筆者撮影)

「ショートカット」モードでは、音楽プレイヤーを再生したり、一時停止、前の曲、次の曲送りなどが割り当てられます。

ほかにも、音量の調節、ホームページを開く、次のページに進む、前のページに戻るといった操作を割り当てることも可能となっています。普段よく使うキーを割り当てておけば便利ですよね。

「ショートカット」で音楽プレイヤーの操作を割り当てる手順

「ショートカット」で音楽プレイヤーの操作を割り当てる手順1

「各種機能」ウインドウで「ショートカット」を選択して、その下で音楽プレイヤーの「再生/一時停止」「前の曲」「次の曲」を3つのキーに割り当てましょう

「ショートカット」で音楽プレイヤーの操作を割り当てる手順2

実際に音楽&動画プレイヤーアプリを再生してみると、3つのキーで巧みに操作することができました。動画編集ソフトなどで使えると、作業効率が上がるでしょうね(筆者撮影)

まとめ

いかがでしょうか? 今回はサンワサプライの「プログラマブルキーボード(400-SKB075)」の使い方を紹介しました。

当初は「こんなオモチャみたいな3キーボードが本当に役に立つのかな?」と、あまり期待していませんでしたが、実際に3キーにコマンドを割り当てて使ってみると、かなり便利であることが実感できました。

正直言って、単純に「コピペ」を割り当てるだけでも、手の動きが少なくなるので、普段のパソコン作業効率が上がることは間違いありません。

もちろん、プログラマブルキーボードの使い方は無限大なので、仕事で毎日パソコンを使っている人なら、よく使うコマンドを登録するだけで、作業の効率を飛躍的にアップさせることも可能だと思います。

ちなみに、本当にコピペだけでいいなら、Amazonでコピペ専用の2キーボード(設定不要)も販売されています。価格も1,980円と安いので、興味がある人は自己責任で購入してみてください(24年2月2日発売)。

●XTZA「XYZA Tiny Keyboard コピペキーボード 2key ブラック」は→こちら(Amazon)

コピペだけでいいなら「XYZA Tiny Keyboard」がオススメ

コピペだけでいいなら「XYZA Tiny Keyboard」がオススメ。2キーしかありませんが、最初から「COPY」と「Paste」が割り当てられています(画像はAmazon公式サイトより引用)

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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