ヤマト運輸 宅急便の届出運賃/料金が4月1日から値上げ – 対象サイズを要確認!

昨今の不安定な国際情勢により、公共料金や生活必需品などの値上げなど、家計への打撃は続いています。そのような中、ヤマト運輸から、2024年4月1日より“宅急便の届出運賃・料金の値上げ”が発表されました。その詳細を見ていきましょう。

宅急便は「180サイズ」と「220サイズ」の2つのサイズで値上げを実施

ヤマト運輸、宅急便の運賃改定の対象サイズ

宅急便の値上げは「180サイズ」と「200サイズ」のみで、関東から中国・四国向けに出す場合、180サイズで220円、200サイズで660円の値上げへ(画像は「ヤマトホールディングス」プレスリリースより引用)

ヤマト運輸株式会社が1月12日に発表したプレスリリースによると、約6年ぶりに届出運賃等を改定した2023年4月に続き、「今後の外部環境変化による影響を適時適切に運賃等に反映させるため、年度ごとに見直す」と表明しています。

宅急便の運賃改定の対象となるのは、「180サイズ」と「200サイズ」。一例をあげると、関東から中国向けに現金決済で荷物を送る場合、「180サイズ」の現行運賃は3870円、新運賃は4090円で、その差額は220円。「200サイズ」も同様に、現行運賃は4530円、新運賃は5190円で、差額は660円となっています。

値上げといっても、“宅急便で扱える最大サイズと2番目に大きなサイズに限る”ということなので、どうしてもコンパクトにならないもの以外は、なるべく小さめの箱に収めるなどの工夫次第で、うまく値上げの影響を受けずに済む場合もあるかもしれません。

クール宅急便の付加料金は全サイズで値上げ

ヤマト運輸、クール宅急便の運賃改定(対象は付加料金)

クール宅急便利用時にかかる付加料金も改定。こちらは取扱可能な全サイズが値上げ(画像は「ヤマトホールディングス」プレスリリースより引用)

また、通常の宅急便とはオペレーションが異なるクール宅急便の付加料金も改定される模様。クール宅急便で取扱可能なのは4つのサイズで、そのすべての料金が改定です。「60サイズ」は現行の220円から275円に55円の値上げ、「80サイズ」は現行の220円から330円に110円の値上げ、「100サイズ」は現行の330円から440円に110円の値上げ、「120サイズ」は現行の660円から715円に55円の値上げに。

冷凍車での輸送となり、より光熱費や燃料のコストがかかることを考えると、クール宅急便が全サイズ値上げになるのも、やむを得ないという印象を受けます。

ゴルフ宅急便のキャディバッグはキャディバッグ規格が適用される

ヤマト運輸、ゴルフ宅急便の運賃改定

ゴルフ宅急便で行われていたキャディバッグの宅急便140サイズでの査定が廃止しとなり、キャディバッグ規格に変更されます(画像は「ヤマトホールディングス」プレスリリースより引用)

さらに、ゴルフ宅急便の規格も変更。ゴルフのキャディバッグは宅急便140サイズ(上限)の適用を廃止し、キャディバッグ規格が適用されることに。これにより、関東から関東内への運賃は現行の2190円から2510円に変更され、320円の値上げへ。以上、3つの運賃改定により、全体の改定率は約2%になるそうです。

また、取扱数量の約9割を占める個々の契約に準じた割引率を適用している法人ユーザーについては、「これまでの改定状況を踏まえながら、引き続き、契約内容の適正化に向け協議していく」としています。

2023年、家庭に大打撃を与えた数々の値上げラッシュは、宅急便のような生活を支えるサービスにも波及しています。1日も早く世界情勢が落ち着き、価格高騰におびえることなく生活できる日が訪れることを願うばかりです。

引用元:【ヤマトホールディングス株式会社/ニュースリリーズ

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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