住んでみなければ絶対にわからないタワマンほんとの話 2

タワーマンションの戸境壁は乾式壁になっています

(Image:Shutterstock.com)

 一般的な低層マンションの場合、部屋と部屋の境(戸境壁)はコンクリートの壁(湿式壁)で仕切られていますが、ほとんどのタワーマンションは、戸境壁がコンクリートではありません。より軽量の乾式壁となっています。タワーマンションの中には50階を超えるものもありますが、低層マンションと同じように壁をコンクリートで作ると、上部構造が非常に重くなります。それを支えるために柱や梁を太くすると、より圧迫感が出ますし、建築費が非常に高くつきます。そこで、ほとんどのタワーマンションは建物全体の重量を軽くするため、戸境壁に、吸音材を防炎の石膏ボードでサンドイッチした「乾式壁」を採用しているというわけです。

 

「石膏ボードなんかで本当に大丈夫なの?」

 

 と思う方は多いでしょうが、実際に住んでみるとまったく気になりません。防音面に関して言えば、横の部屋の音はほぼ聞こえないと言ってよいでしょう。ただし、直接硬いもので叩いたりすると、その音は伝わります。たとえば掃除機のヘッドで戸境壁をドンドンと叩くとお隣に迷惑になるので、このような行為は厳禁です。
 なお、乾式壁は建物の構造物扱いになります。壁紙の張替は可能ですが自分で勝手に穴をあけたり加工することはできません。また、物理的にも重量のあるエコカラット(空気清浄機能を備えた壁材)を貼ったり、壁掛けTVを設置する際は、壁を若干ふかす(乾式壁の前にもう1枚壁を追加して面を前に出す処理)など、細心の注意が必要となります。入居後、内装工事をするときは十分注意しましょう。

引用元:住んでみなければ絶対にわからないタワーマンションほんとの話(三交社刊)

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