【Windows 10】パソコンのCPU温度を手っ取り早く確認する方法!

パソコンには様々なセンサーが搭載されている。コンピューターの頭脳であるCPUの温度もこれらのセンサーから取得可能だ。今回は、Windows 10でCPUの温度を確認する方法を紹介しよう。確認方法はいくつかあるので、自分にあった方法を使ってほしい。

CPUの適正温度はどのくらい?

 PCには様々な装置が取り付けられており、PCが各装置の状態などを判断できるように各種センサーも多く利用されている。もちろん、PCの頭脳とも言えるCPUには温度を確認するための温度センサーが取り付けられている。本記事では、Windows 10でPCに搭載されているCPUの温度を確認する方法を紹介するが、実際にCPU温度を確認する前にCPU温度の適正値を確認しておこう。PCのCPUの温度を確認できても、適正値が分からなければ異常などは判断できないので注意が必要だ。

 PCにはCPUの冷却方法として、ファンで風を送る空冷式と液体を利用する水冷式があり、後者の水冷式のほうが冷却性能に優れている。しかし、現在の主流は空冷式であり水冷式は一部のハイエンドモデルに限られている。CPUは負荷が大きくなるほど発熱するので、より負荷の大きいハイエンドモデルで水冷式が用いられているのだ。

 空冷式・水冷式どちらもCPUの温度の目安としては、65度~90度を目安と考えておくとよいだろう。また、ハイエンドクラスのCPUで高負荷を与えると、90度台になることもあるので、温度を確認してみて高負荷時に90度台以下であることを目安に考えよう。

 なお、PCを触っていないアイドル時ではCPU温度は30~40度台程度まで下がることもある。これ以上画面表示でCPU温度が下がっている場合には、起動した直後かセンサーの故障が疑われる。

【Windows 10】CPUの温度の手っ取り早い確認方法(パフォーマンスモニター)

 PCでCPU温度を確認する手っ取り早い方法として、パフォーマンスモニターを利用する方法がある。パフォーマンスモニターWindowsの機能のため、特に専用ソフトをインストールすること無く、パフォーマンスモニターの画面上でCPU温度を確認することができる。

 なお、パフォーマンスモニター自身はCPUの温度以外にもPCの様々なセンサーの値を確認できるツールだ。パフォーマンスモニターを利用したことが無い方は、一度パフォーマンスモニターの設定画面を確認してパフォーマンスモニターで確認できることをチェックしてみるとよいだろう。

・摂氏ではなくケルビンで確認する

 パフォーマンスモニターでCPUの温度を表示させると、「ケルビン」で表示される。「ケルビン」とは、我々が普段使っている「摂(セ)氏」とは異なる絶対温度である。そのため、パフォーマンスモニターでCPUの温度を確認するときには、「ケルビン」を「摂氏」に直す必要がある。

 絶対温度である「ケルビン」と「摂氏」は次の式で表すことができる。「摂氏 = ケルビン – 273.16」。つまり、パフォーマンスモニターの画面に表示された値から約273を引くことで、CPUの温度を摂氏で確認可能だ。

パフォーマンスモニターはコンピューターの管理の中にある。スタートメニューを右クリックしてコンピューターの管理を開いたら、「パフォーマンスモニター」を選択してパフォーマンスモニター上部の「+」アイコンをクリックしよう

パフォーマンスモニターに表示する値を選択する「Thermal Zone Information」の中にある「Temperature」を選択して「追加」をクリックする。これでパフォーマンスモニターにCPU温度が表示される

・画面の見方

 パフォーマンスモニターの画面の見方を確認しておこう。パフォーマンスモニターの画面では前述のようにCPUの温度は「ケルビン」で表示される。そのため、馴染み深い摂氏にするには、画面に表示された値から273を引いた値を確認しよう。

CPU温度は摂氏に273度加えられたケルビンで表示されるので、驚くかもしれない。値を読むときにはケルビンであることをしっかりと覚えておこう

【Windows 10】CPUの温度の手っ取り早い確認方法(コマンドプロンプト)

 CPUの温度を確認する方法として、コマンドプロンプトを使う方法がある。前述の方法では、パフォーマンスモニターからCPUの温度センサーの値を取得したが、実はコマンドプロンプトからもこの値を取得することができるのだ。

 なお、コマンドプロンプトでは取得した値(ケルビン)は10倍された値になっている。つまり、これを摂氏に直すには、画面に表示された値を10で除してから273を引けばよい。よって、コマンドプロンプトで取得したCPUの温度は「取得した値 / 10 -273」で摂氏に変換できる。

CPUの温度を取得するには、コマンドプロンプトを管理者権限で実行しなければいけない。コマンドプロンプトを右クリックして「管理者として実行」から実行しよう

コマンドプロンプトを起動したら「wmic /namespace:\\root\wmi PATH MSAcpi_ThermalZoneTemperature get CurrentTemperature」というコマンドを投入しよう。これで温度が取得できる

【Windows 10】CPUの温度の手っ取り早い確認方法(フリーソフト)

 これまでは、CPUの温度を確認する方法としてパフォーマンスモニターやコマンドプロンプトなど、Windowsにはじめからある機能を利用してきた。しかし、どちらの方法も値がケルビンで表示されるなど少々面倒な部分もある。そこで、ハードウェアの状態を画面表示で確認可能なフリーソフトを紹介しよう。これから紹介するフリーソフトを利用すれば、CPUの温度やその他様々なハードウェアの状態を画面表示することができる。

・フリーソフト「HWMonitor」を使う場合

 「HWMonitor」はCPUの温度をはじめ、電圧や通信速度など様々なハードウェアに起因するセンサーの値を監視することができるツールだ。

CPU以外にも様々なハードウェアの状態を把握できる

・フリーソフト「Core Temp」を使う場合

 「Core Temp」はCPUの温度や使用率、型番などPCに搭載されているCPUの様々な情報を画面表示することができるフリーソフトだ。

CPUの詳細な情報が確認可能だ

【Windows 10】CPUの温度が高い時の対処法

 CPUの温度が高い時に、CPUの温度を下げる方法を紹介しよう。もちろん、PCに高負荷をかけているときにはCPUは高温になる。しかし、100度を超えるような高温や低負荷時でも温度が下がらない場合には、これらの対処法が必要となってくる。

・対処法【1】冷却ファン周辺を掃除する

 ほとんどのPCは空気でCPUを冷やす空冷式だ。空冷式のPCではPCの筐体にスリットがあり、冷却ファンで外部の冷たい空気を取り込んでいる。しかし、長くPCを利用していると、空気の吸込口にホコリが多くたまり、空気の吸い込みが悪くなってしまう。こうなってしまうと、十分にCPUを空冷することができなくなり温度上昇の原因となってしまう。一度、PC筐体のスリット部や冷却ファンの周辺を掃除してみるとよいだろう。

・対処法【2】室内の温度を下げる

 前述の通り、PCは外部の空気を吸い込み、CPUを冷却している。しかし、夏場など部屋の空気自体が暑いときには、吸い込んだ空気も暑く十分にCPUが冷却できなくなってしまう。室温自体が暑いときには、室温を下げなければCPUの温度を下げることもできないので、エアコンなどを活用しよう。

・対処法【3】冷却用パッドを使う

 ノートパソコンはデスクトップパソコンに比べて熱が籠もりやすい性質がある。それを解消するために、冷却用パッドが発売されている。冷却用パッドとは、ノートパソコンの下部に挟むことでパッドに搭載されたファンなどによってより効率的にノートパソコンが冷却される商品だ。

・対処法【4】CPUの表面にグリスを塗る

 CPUには、熱を逃がすために金属がひだのようになったヒートシンク、冷却ファンが搭載されている。このCPUのヒートシンクの間はそのまま接触しているのではなく、グリスと呼ばれる熱が伝わりやすくするための液体が塗布されている。
 しかし、PCを長く利用しているとこの液体が硬化してしまい、十分な熱伝導ができなくなってしまい冷却が不十分となってしまう。そのため、腕に自信がある方は、一度CPUに塗布されているグリスを塗り直してみるとよいだろう。

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