Nintendo Switchソフト年間売上ランキング、なんと「桃鉄」を抑えて2位はあのジャンル?

おうち時間の普及に伴い、ゲームの売上も軒並み向上している昨今。大手ゲームメーカーの任天堂は2月1日、「2021年3月期 第3四半期 決算短信」で「Nintendo Switch」の累計販売台数が7,987万台に達したと発表した。巣ごもり需要の増加による結果だろう。
中でも注目したいのは、任天堂が公開した2020年の年間ダウンロードランキングだ。3位が、2020年11月19日に発売された「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」。1988年に発売されて以来、今なおファンに愛されている根強い人気シリーズだ。2位は「世界のアソビ大全51」に。ニンテンドーDSで3作品がリリースされていた同商品は、ボードゲームやカードゲームを、ゲーム初心者でも楽しめるのが特色である。ゲームの豊富さもユーザーの人気度を上げるひとつの理由と言えるだろう。最近ではボードゲームの需要も増えてきているが、ゲームの利便性と遠く離れた人とも通信できる気軽さから世界のアソビ大全51がボードゲーム以上に好評を集めているようだ。
では、そうした2作品を差し置いて1位となったのは…?

不動の人気!1位はあつまれ どうぶつの森

(Image:Wachiwit / Shutterstock.com)

ゲームの利用ユーザー数増加によりNintendo Switchの売上好調

 年間ダウンロードランキング、堂々の1位に輝いたのは「あつまれ どうぶつの森」である。シリーズ7作目にあたる同ゲームは無人島を舞台に動物たちと会話を弾ませたり、家を建てたりなど自分好みの島をつくり上げるRPGだ。オンラインプレイが可能なため、友人同士でお互いの島を訪問し交流することもできる。
子どもでも親しみやすいシステムのゲームが上位となったほか、これまでのシリーズでどっぷりはまった世代が成長し、再度プレイしたいと思う古参ファンの多さも起因している可能性も考えられる。

(Image:nintendo.co.jp)

対面での対戦ができないためオンラインプレイで楽しむ

 どうぶつの森はゲームソフトでしかプレイできないが、アソビ大全はどうだろうか。同作は世界各国のゲーム51種類を収録しているため、日本ではなじみのないゲームにもふれることができる。近年、ボードゲームにハマる大人が急増しているが、同ゲームなら51種類を一括で手軽に楽しめてしまう。古き良きアナログなゲームが最新のデジタル媒体で楽しめてしまう、というギャップも面白い。小さな子どもも親しみやすいシンプルなゲームのつくりに、子どもから「もう一回」と終わりの見えない戦いが繰り広げられそうだ。
 また、近年はボードゲームカフェが誕生したりと、ボードゲーム人気も高まりつつある。自粛期間中にボードゲームを楽しんだ人もいるのではないだろうか。現在はネット通販等でもさまざまなボードゲームを手に入れることができるだけに、外出できなくても飽きることなく“ボードゲーム沼”へとハマることができただろう。

 デジタルでもアナログでも、やはりボードゲームはみんなで集まってワイワイと楽しむのが一番だ。コロナ終息後は相手と直接会話を交わし、手を動かすボードゲーム需要が増えていくかもしれない。

◼︎Nintendo Switchダウンロードランキング(公式)は→こちら

※サムネイル画像(Image:amazon.co.jp)

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