電卓アプリ「ダブル計算機」を刷新、画面に2つの計算を並列表示!

スマホの計算機を使っていて「もう1つ計算機があればいいのに…」と思ったことはないだろうか。このたび、iPhoneとiPadの電卓アプリ「ダブル計算機」がリニューアルされた。2つの電卓が左右並んで表示されるので、買い物時などに便利だ。有料版なら490円かかるのだが、2022年8月26日までは無料でダウンロードできるので、気になる方はいまのうちに試してみよう。

iPhoneとiPadの電卓アプリがリニューアル 計算結果を相互にコピペ可能

2つの電卓が同時に使えるとなると便利に使えそうだ(画像は「Alicefactory」プレスリリースより引用)

スマホの電卓で計算をしていて、「この計算結果を残しつつ、別の計算をしたい」と思ったことはないだろうか。このたび、iPhoneとiPadの電卓アプリがリニューアルされ、2つの電卓が左右に並列されるようになった。それぞれの電卓で別の計算ができるので、上記のような場合など活用できて便利になった。また、画面中央の矢印ボタンを押せば計算結果をコピペできる機能もあるので、入力ミスも防げる。

同アプリではこれまでも、スマホを横向きにすると2つの電卓が並列されていたそうなのだが、今回のリニューアルでスマホの向きに関係なく、それが表示されるようになっている。さらに、表示される文字が大きくなってリニューアル前より断然、見やすくなっているのも嬉しい点だ。

電卓を数学のテストで使用OKの国も!

これだけ身近にある電卓なのでさらに活用して、計算力を高める教育時間を他に活用する時期にきているのかもしれない(画像は「Alicefactory」プレスリリースより引用)

瞬時に、何桁もの計算結果を出してくれる電卓。今でこそスマホのアプリに入っているので、昨今の家庭では所持していないことも珍しくないかもしれないが、30代40代であれば子どもの頃は、どの家庭にも必ず電卓があっただろう。特別高価なものでもなく誰でも簡単に扱えるにもかかわらず、小学生になった時から中学生、高校生に至るまで、なぜこれほど計算問題ばかりを解かされるのだろうと思ったのも、今となってはよい思い出だ。

筆者もヨーロッパに住んでいる時におもしろい経験をした。8€(ユーロ)の買い物の際に13€をレジで出した。この意図を日本人の大半の方はご理解いただけると思う。その際、ポカンとした顔をしながらもレジを打ち込み、5€札のおつりを渡しながら合点がいったと満足そうな表情を浮かべる店員、数字が聞き取れなかったんだね、とばかりにレジの8€を指さして「10€札だけで足りるんだよ」と、かたくなに3€分のコインを受け取らない店員、数字をいちいち確認していないのか、こちらの意図がわかっているのか無反応の店員。ヨーロッパで買い物をするときこの3パターンで最も多いのが2番目のそれなのだ。

これは文化によるものではなく、「教育」の結果だというのが筆者の意見だ。ヨーロッパでは、計算だけをするという勉強はあまりやらず、テストの際は電卓を使うのが一般的だ。計算力の向上に時間を割かず、論理的思考や独創的に問題を解決する方を重視する。数学の強い国と言えばインドが思いつくが、インドでは九九だけてはなく20×20まで覚えるのに加え、日本では中学生で習う単元を小学生が学んだりするインド式数学教育の賜物なのか、GoogleやMicrosoftなどの巨大IT企業のトップはインド人が多い。

日本人全体の計算能力の高さは誇りだが、ITがあらゆる人間の仕事をやってくれるこのご時世、こうした便利な電卓アプリを使って数学の授業時における電卓利用を考えてもいいのかもしれない。

●ダブル計算機(App Store)は→こちら
出典元:世界の数学教育事情/第27回【MADURO ONLINE

※サムネイル画像は(Image:「Alicefactory」プレスリリースより引用)

オトナライフ編集部
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