Z世代のSNS利用時間は40代の約3倍! 動画アプリなど平均利用時間は4.8時間と過去最長に

私って、スマホアプリ、使いすぎ?」 ふとそのようなことを考えたことがある人もいるだろう。国内約15万台のスマホを分析した結果、1日あたりのスマホアプリ利用時間が過去最多の4.8時間になったことがわかった。さらに、Z世代・ミレニアル世代・X世代と3世代ごとの利用状況の違いについても判明。リアルな世代間ギャップがわかる調査結果をチェックしていこう。

データからアプリ利用状況を読み解いた結果を公開

アプリ市場白書が公開した分析結果(「フラー株式会社」調べ)

フラー株式会社が2月28日に公開した「アプリ市場白書2022」ではユーザーが急増したアプリの紹介やアプリレビューの分析、世代ごとに支持を集めているアプリ分析などさまざまな視点のデータを紹介している。今回、発表されたアプリ市場白書では、2022年1月から同年12月まで、国内約15万台のAndroid端末を分析。その結果、1ユーザーあたりのアプリ日間平均利用時間は4.8時間と前年に比べて6分増加して、過去最多になったことが判明した。さらに、日間平均起動回数は1回増えて104回、月間平均利用アプリ数は1つ増えて41個だったこともわかった。

また、アプリ市場白書では、ユーザー世代ごとの利用状況についても報告。ユーザーを「Z世代(2000年代生まれ)・ミレニアル世代(1980~90年代生まれ)・X世代(1960~70年代生まれ)」の3世代に区分し、「1日におけるアプリの利用時間」「LINEやTwitter、Instagram、TikTokなどSNSの利用時間」「YouTubeなど動画アプリの利用時間」の3つの指標について調査したところ、世代間ギャップが明らかになった。では、詳しく見ていこう。

スマホがないと生きていけない? Z世代のSNS利用はX世代の約3倍

世代ごとにアプリ利用状況もさまざまだ(「フラー株式会社」調べ)

3世代間でとくに大きな差があったのは、SNS利用時間と動画アプリの利用時間だ。Z世代はX世代の約3倍、ミレニアル世代の1.6倍と突出して長い。中でも、SNS利用に割く時間は1日あたり90分で、スマホを中心としたコミュニケーションを充実させている世代であることがわかる。一方で、Z世代の若者がSNSでのやりとりをきっかけに、トラブルに巻き込まれる事件も多発しているため、利用には注意も必要だ。

なお、総務省情報通信政策研究所が22年8月に発表した「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、コミュニケーションをとる際に利用しているメディアは、20代ではSNSが72.1パーセントなのに対し、メールは30.5パーセントと半数以下だ。一方、40代~60代ではSNSよりもメールをコミュニケーションに使う割合が高くなっており、60代ではSNS利用は25.2パーセントにとどまっている。

今やモバイル端末使用者の9割がスマホを使っていると言われており、多種多様な機種が次々と登場。人々の生活を助けている。そして、その発展に欠かせないスマホアプリは今もまだ発展途上だ。今後もユーザーの生活を飛躍的に向上させるアプリサービスの登場に期待が高まっている。同時に、SNSなどを使いこなすZ世代など、いわゆるデジタルネイティヴの若者たちへのネットリテラシー教育の必要性も日々高まっている。

出典元:【フラー株式会社/PR TIMES
参照元:【総務省

※サムネイル画像(Image:Travel man / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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