人気の証券会社は断トツでSBI証券と楽天証券!しかし異なるニーズが判明【HonNe調べ】

つみたてNISAなどの普及によって、若年層にも注目を集めているネット証券。これから証券口座を開設しようと考えている人もいるだろうが、どの口座にすればよいかわからず、悩んではいないだろうか。今回は証券口座の開設に参考になるであろう調査結果を紹介しよう。

「SBI証券」と「楽天証券」が断トツのトップ2に

マネックス証券や野村証券など、耳にする機会の多い証券会社も意外と伸び悩んでいる(「HonNe」調べ)

株式会社EXIDEAの調査によると、口座を保有している証券会社として最も多かったのは「SBI証券」(48.7%)、ついで「楽天証券」(44.0%)であった。そのほかの証券会社の口座を保有している人数は2割にも満たないことから、SBI証券と楽天証券の人気の高さがうかがえる。

「手数料の安さ」についで「銘柄数の多さ」が挙げられている(「HonNe」調べ)

手数料の安さの次に「ツールの使いやすさ・見やすさ」が挙げられている(「HonNe」調べ)

それでは、SBI証券と楽天証券は、なぜこれほどまでに高い利用率を誇っているのだろうか。それぞれの証券会社について満足している点を調査すると、いずれの証券会社も「手数料の安さ」が一番満足度につながっていると回答。手数料の安さが投資へのハードルの低さに直結しており、証券口座の開設もしやすいのだろうと考えられる。

注目すべきは、次に多かった満足している点だ。SBI証券では「銘柄数の多さ」が挙げられており、楽天証券では「ツールの使いやすさ・見やすさ」が挙がっている。銘柄数=選択肢の多さであるため、ある程度投資に慣れている人は、銘柄数が豊富なSBI証券を選んでいるかもしれない。一方、ツールが使いやすく株価や取引情報などが見やすいと、継続して利用する人が多いだろう。また楽天証券については、楽天ポイントが貯まりやすい点も好評の理由となっているようだ。

つみたてNISAは、SBI証券より楽天証券の方が高い傾向に

SBI証券・楽天証券ともに「国内株」の投資が最も多い(「HonNe」調べ)

楽天証券のつみたてNISAでは、ほかの投資形態と同様に楽天ポイントが還元されることや、ポイント投資ができる点が大きな強みだ(「HonNe」調べ)

続いて、それぞれの証券会社の投資目的を見ていこう。SBI証券・楽天証券ともに「国内株」の投資が最も多い。しかし「つみたてNISA」については、SBI証券では国内株の割合の半分にも満たないが、楽天証券では国内株と割合は同じ。つまり同率1位であった。楽天証券のつみたてNISAでは、ほかの投資形態と同様に楽天ポイントが還元されることや、ポイント投資ができる点が大きな強みだといえる。現状、つみたてNISAでポイント投資ができるのは楽天証券だけなので、日頃から楽天ポイントを活用している人に、とくにオススメだ。

スマホ一つで完結できる点は、とくに初心者には重要かもしれない(「HonNe」調べ)

最後にまとめとして、投資家300名が選ぶ「証券口座の選び方で必要だと思ったポイント」を紹介。すると、やはり「手数料の安さ」を重視する声が多かった。初心者にとってはハードルの高さにかかわり、投資経験者にとっても利益率に関わるもののため、他の要素よりも優先すべきだと考えられているようだ。「スマホ/アプリで完結できるか」「クレカ積立ができるか」などの利便性に関する意見も挙がっており、基本的には利益か使いやすさに関する要素がポイントになるのだろう。

これからネット証券をはじめようと考えている人は、手数料が安い証券会社で試してみるのがよいようだ。また、投資に興味はあるがリスクやコストを抑えたいという人は、少額からはじめられ、非課税のつみたてNISAがオススメだろう。どの投資をするにしても、さまざまな申請が必要になるため、情報収集を重ねて自分に合った証券口座を見つけたいところだ。

出典元:【HonNe

オトナライフ編集部
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