ドコモで4Gから5Gに機種変更するとSIMはどうなる?利用できる料金プランやスマホはどれ?

通信速度が4Gの20倍もある「5G対応スマホ」も近年多く販売されるようになってきました。そこで意外と気になるのは「キャリアで4Gスマホから5G対応スマホに機種変更する場合、SIMの変更やプランの変更は必要なのか」。SIMの差し替えが必要な場合、少し変更がめんどうな気もしますよね。

この記事では代表的なキャリアとしてドコモに焦点を当て、ドコモで5Gスマホに機種変更する場合の手順や対応方法をご紹介します。

ドコモの5Gの対応状況

ドコモは2020年3月25日に5Gサービスを開始しました。

ドコモの5Gの対応状況1

2023年11月現在、5G対応エリアは全国には広がりつつあるものの、地方は対応しているのは一部地域のみ。ドコモは2024年3月までに全国1,741すべての市区町村への展開と人口カバー率90%以上の実現を目指していますが、このペースだと、本当に実現できるのかどうか不安なところ(画像はドコモ公式サイトより引用)

また、ドコモは当初、4Gから転用した周波数帯の活用に消極的で、あくまで5Gにこだわり、「瞬速5G」というキャッチコピーも打ち出してきました。しかし、結局それがエリア展開の遅れに繋がり、2022年3月に方向転換。4G周波数を転用した5G展開を始めましたが、結局ユーザーには「繋がりにくい」という印象を残す形となってしまいました。

【ドコモショップ】ドコモの4Gから5Gに機種変更する手順

ドコモで4Gスマホから5G対応スマホに機種変更する手順をご紹介します。

【1】5G対応スマホへ機種変更

まず、5Gに対応したスマホへ機種変更する必要があります。ドコモの5G対応スマホは、iPhone 15やGoogle Pixel 8、AQUOS sense8など、さまざまなメーカーやモデルがあります。機種変更する際には、ドコモショップに行って、5G対応スマホを選んで申し込みましょう。

【2】5G対応の料金プランに変更

2023年12月現在、ドコモの料金プランは5G対応の料金プランは、eximo、irumo、ahamoの3種類。すべての料金プランが5Gに対応しています。これらの料金プランは、それぞれ特徴やメリットが異なりますので、自分の利用状況や希望に合わせて選びましょう。

【オンライン】ドコモの4Gから5Gに機種変更する手順

オンラインでドコモで4Gスマホから5G対応スマホに機種変更する手順をご紹介します。

【1】事前準備

オンラインでの手続きはdアカウントの取得が必須。もしアカウントを持っていない場合はアカウントを作成しましょう。また、ドコモオンラインショップから、5G対応スマホを調べ、ほしい機種を決めておきましょう。

【2】ドコモオンラインショップで機種変更手続きをする

次に、ドコモオンラインショップで機種変更手続きをします。

まず、ほしい機種にアクセスし、お手続き方法で「機種変更」を選び、カートに入れてdアカウントにログインします。

その後、画面に従い、受け取り方法、プラン、支払方法を決定して、端末が手元に到着するのを待ちます。

【3】開通手続き

端末が手元に届いたら、開通手続きを行います。
SIMカードが同梱されている場合、新しいSIMカードを端末に挿入。同梱されていない場合は旧端末のSIMカードを挿し替えて、電話もしくはネットで開通手続きを行いましょう。

ドコモの4Gから5Gにすると「SIMカード」はどうなるの?

機種変更時、「eSIM」を選ばない限り、SIMカードの差し替えは必要になります。

ドコモの4Gから5Gにすると「SIMカード」はどうなるの?1

機種変更時は新規でSIMカードが発行される場合とされない場合がありますが、発行された場合は端末と一緒に届いたSIMカードを本体に挿入。発行されない場合は、古い端末のSIMカードを抜いて新しい端末に入れましょう

5Gへの変更時に「SIMカード変更」も必要?

5Gスマホに機種変更したからといって、必ずしもSIMカードの変更も必要になるわけではありません。SIMカードの変更は変更する端末に対応するサイズによります。

なお、自分で用意したSIMフリー端末に機種変更する場合、古い機種とSIMカードが同じならそのまま差し替えれば済みますが、SIMカードの形状が異なる場合はドコモオンラインショップでSIMカードを申し込む必要があります。

5G対応のSIMカードは4Gエリアでの通信は可能?

5G対応のSIMカードは、5Gの周波数帯に対応していますが、4Gの周波数帯にも対応しています。そのため、5G対応のSIMカードを使っていても、4Gエリアでの通信は可能です。

ドコモの5Gで利用できる料金プラン

ドコモの5Gで利用できる料金プランは、ahamo、eximo、irumoの3種類。

ドコモの5Gで利用できる料金プラン1

ドコモは2023年7月に料金プランを一新。3つのプランすべてが5Gに対応しています

eximo

eximoはデータ無制限で利用可能なプラン。料金は使ったギガ数で自動決定します。
ギガを多く使った月でも定額で、少ない月は自動で少ない料金になるので、毎月の使用量がバラバラの方にもおすすめです。

ギガ数 基本料金(税込)
~1GB 4,565円
1GB~3GB 5,665円
3GB~ 7,315円

irumo

irumoは0.5GB/3GB/6GB/9GBと、少なめの4つの容量プランが用意されており、全体的に低価格なのが特徴。容量をオーバーすると速度制限がかけられます。

プラン 基本料金(税込)
~0.5GB 550円
~3GB 2,167円
~6GB 2,827円
~9GB 3,377円

ahamo

ahamoは基本的に月のデータ容量20GBのみのプラン。オプションである「ahamo大盛り」をつけると、データ容量は100GBまで上がります。どちらも、超越後は速度制限がかかります。

プラン 基本料金(税込)
ahamo(20GB) 2,970円
ahamo大盛り(100GB) 4,950円

ドコモの4Gから5Gに変更する際の注意点

ドコモの4Gから5Gに変更する際の注意点をご紹介します。

4G→5Gへの変更は「当月適用」

ドコモではプラン変更はすぐに適用されます。なお、料金は変更前のプランの月額料金が課金されます。

5Gエリアは段階的に拡大中:地方では4Gがまだ主流

先述した通り、ドコモは5Gエリアの拡大を目指していますが、現状は都市部のみ利用でき、地方の山間部などは利用できず。そのため、4Gが主流の地域も多いです。

現在対応している5Gのエリアや電波状況は、ドコモのホームページなどで確認できますので、事前にチェックしましょう。

ドコモの5G対応スマホの例

ドコモの5G対応スマホは、さまざまなメーカーやモデルがあります。ここでは、代表的な3つの例を紹介します。

iPhone 15

iPhone 15 1

iPhone 15は2023年9月に発売されたばかりの5G対応スマホ。ドコモで購入する場合、本体価格は128GBが149,490円、256GBが172,040円、512GBが212,300円。なお、iPhoneシリーズはiPhone 12以降から5Gに対応しています

Google Pixel 8

Google Pixel 8 1

2023年10月に発売されたGoogle Pixel 8も5G対応機種で、ドコモでの購入が可能。ドコモで購入する場合、価格は119,900円です

AQUOS sense8

AQUOS sense8 1

AQUOS sense8は2023年11月に発売されたシャープ製の最新スマホ。今回紹介した端末の中でもっとも安価ですが、5Gに対応しており、軽くて携帯性も高いスマホです

まとめ

現在、ドコモでは新規加入できるすべてのプランが5Gに対応しています。4Gスマホから5Gスマホに乗り換える際、SIMカードが変更になる場合は端末購入時に同梱されます。

なお、自分で用意した5Gスマホに乗り換える場合でSIMカードが合わない場合はドコモオンラインショップから申し込みを行いましょう。

オトナライフ編集部
iPhone・Android・SNS・パソコン関連・キャッシュレス、QRコード決済など、さまざまな情報を独自の視点や切り口で発信するニュースサイト
X/Twitter:@otonalife
YouTube:OTONALIFE Ch

iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト[オトナライフ]

関連記事

ドコモで4Gから5Gに機種変更するとSIMはどうなる?利用できる料金プランやスマホはどれ?のページです。オトナライフは、【iPhone&AndroidスマホSIMカードドコモ5GSIMフリーSIMeSIM4G】の最新ニュースをいち早くお届けします。