Twitterも諸刃の剣!? 利用時に忘れずにいたいSNSの持つ“ある特性”とは

あなたはSNSを利用しているだろうか。SNSといえば「Facebook」や「Instagram」、ここ数年では短い動画を投稿できる「TikTok」が中高生をはじめとした若者を中心に大ヒットしていることをご存知の方も多いだろう。中でも日本国内で最も多くのユーザー数を誇っているのが「Twitter」だ。そのとき感じたことを短文で“つぶやく”システムの気軽さが人気を博し、年代を問わず支持を集めている。
今回はそんなTwitterユーザーの利用傾向の調査結果から、Twitterの便利な部分と危うい部分を考えていきたい。

Twitterユーザーの6割以上が「1日1回以上見る」

(Image:Sattalat Phukkum / Shutterstock.com)

Twitterは世界各国で利用されるグローバルなSNSだ

 Twitterは、日本語では全角140文字以内の短い“つぶやき”をツイートして、様々な人と交流することができるSNSだ。テレビで人気番組が放送されると番組の感想をつぶやく“実況”が盛り上がって番組のハッシュタグがトレンド入りしたり、一部の界隈で話題となっていることがTwitter上でバズって一気に世間に周知され注目を集めたりと、情報を広める力は随一だ。

 そんなTwitterユーザーの利用意向を、2020年12月にリサーチ会社・マイボイスコムが調査した。この調査は毎年12月に実施されており、今回で12回目を迎える定点観測だ。
 調査結果によれば、現在Twitterに登録している人は回答者のうちの39.3%だといい、毎年増加傾向にある。さらにユーザーのTwitterへのアクセス頻度も、1日1回以上アクセスするユーザー層が64.0%以上を占める結果に。こちらも年々「1日1回以上」という回答者が増えてきているのだった。
 さらに「Twitterの利用目的」を答える設問では、「最新情報、リアルタイムでの情報収集」が49.3%で1位。2位の「有名人・著名人などのつぶやきを閲覧する」も42.2%と、どちらも半数近いユーザーの利用目的であることがわかる結果となった。先の利用頻度と合わせて、Twitterが情報ツールとして人々の生活の中に浸透してきていることが伺える。

SNSは見たいかどうかに関わらず話題を提供しているテレビと真逆と言えるかもしれない

 確かに近年は著名人だけでなく企業やプロスポーツチーム、さらには政治家までも続々とTwitterに進出し、ユーザーとのコミュニケーションを図りながらファンの獲得に注力していることはよく知られている。
 しかしこれらの状況下で注意したいのは、SNSは総じて「見たい情報しか見られない」ということだ。Twitterでも、自分のタイムラインに並ぶのは自分でフォローしたユーザーや、そのユーザーが拡散した情報がほとんど。「あえて嫌いな情報を受け取る」ために好きでない界隈のアカウントをフォローしている人でもない限りは、見たいと思っている情報ばかりが集まってくることだろう。しかしそれを、「世の中全員が自分と同じことを思っている」と勘違いしてしまうのが危険な行為であることは、読者の皆さんもわかってくれるのではないかと思う。

 趣味についての情報収集に限定して使っている人は問題ないかもしれない。しかしニュース等の情報を得ている人は、「自分のタイムラインが世間の総意である」と勘違いせず、落ち着いて全体を見回す意識を持ちながらSNSを利用していきたい。

参照元:Twitterの利用に関するアンケート調査(第12回)【マイボイスコム

※サムネイル画像(Image:Sattalat Phukkum / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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