もはや制御不能「PS5」買取価格が大台突破! ネットでは「もういらない」と諦めるユーザーも

世界的な半導体不足のあおりを受け、今期の「Play Station 5」(以下PS5)の生産目標は当初の「1,600万台以上」から「1,500万台」に引き下げられたとの報道もあり、ますます入手困難になるのでは、とお伝えしたばかりだが→こちら、とうとう東京の買取業者で買取価格が10万円を突破してしまったとの速報が飛び込んできた。品薄が止まらないPS5、果たしてどこまで価格が高騰してしまうのだろうか?

10万円を超えた買取価格。もはやそこそこ高性能なノートパソコン並みの価格である

とうとう10万円を超えた買取価格。売ればかなりの利益だが、果たして売りに来る人はいるのか?(画像:買取当番のホームページより引用

「PS5は果たしてこの世に存在するのか」そう言いたくなるほどの入手困難ぶりが続いている。買取価格が10万円を突破したのは、東京都世田谷区にある「買取当番」。2021年11月18日時点で、メーカー希望小売価格が約5万円の通常モデルが10万2,000円、デジタル・エディションは8万8,000円で買取価格が提示されている。

定価で買ったものを売れば、単純計算で5万円の利益が得られるわけだが、そもそも非常に手に入りづらい状況でやっとの思いで購入できた一般人が売りに来るとは思えない。ということは、売るのは転売ヤーくらいのものだろうか?しかもこの会社の場合「買取“参考”価格」となっていて、状態次第では買取価格が下がるともとれるし、交渉次第ではもっと値段を釣り上げることが可能というようにも読めるが果たして……?

PS5の話題といえば、供給不足と転売ヤーばかりで、肝心のソフトの情報や性能の良さについての記事は出てはいるもののかすんでしまっている。さらにネットの声は冷ややかかつ呆れ気味で、「最初は興味があったけど、もう欲しくなくなった」という声すらある。

転売でおなじみのメルカリも無法地帯に。ネット民は「安定供給後も買わないかも」の声

10万円超えは当たり前。メルカリ側は効果的な対策を打てていないのが現状だ

ネットでは、「早く供給過多になって転売ヤーを在庫過多にして泣かせてくれよ」「転売対策は発売前から指摘されていたのだから、ソニー側はもうちょっと対策できたはず」という声や、「あまりに手に入らな過ぎて、『安定供給したら買おうかな』と思っていたけど、あまりに供給不足や転売がひどすぎて、そんな気すら失せてしまった」という何とも冷ややかな声が並ぶ。

今のところソニーから減産や高額転売対策について公式の声明はないが、十時裕樹CFOは2021年5月のアナリスト向け説明会で「2022年まで品不足が続く可能性が高い」と述べている。品不足は人気ゲーム機の宿命でもある。しかしあまりに高額すぎる買取価格やメルカリなどでの高額転売について、ソニーはあまりに無策と言わざるを得ない。

話題のスイーツや飲料での“完売商法”はときおり話題になり、非難はされるものの「でも食べてみよう」「見つけたら飲んでみよう」と興味をそそられることもある。しかしPS5の“リアル完売”は、もはや非難の的にしかなっていない。

PS5が安定供給ができるようになった頃、どれだけの人が「待ってました!」と買いに走ってくれるのか。それまで消費者を待たせておく秘策は、ソニーにはあるのだろうか。

●買取当番は→こちら

※サムネイル画像(Image:Diego Thomazini / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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