マイナポイント第2弾で公金受取口座の登録が可能に! 実際の登録手順を写真付きで紹介

2022年1月からスタートした「マイナポイント第2弾」。キャッシュレス決済利用で最大5,000pt、健康保険証の利用申し込みで7,500pt、公金受取口座登録でも7,500ptが付与されるため、最大2万ptももらえる。すでに、キャッシュレス決済と健康保険証利用申し込みは実施されていたが、公金受取口座登録もようやく2022年3月28日から可能となった。そこで今回は、実際に筆者がマイナポータルで公金受取口座登録をやってみたので、その手順を写真付きで詳しく解説しよう。

そもそもマイナポイント第2弾って何?

「マイナポイント」とは12桁の個人番号を記載したマイナンバーカード取得者がもらえるポイントのこと。キャッシュレス決済の利用で最大5,000ptがもらえる第1弾は2021年12月末で終了した。

しかし、マイナンバーカードの取得率は約40%(約5,000万枚)しかなかったので、引き続き2022年1月から第2弾が開始されたというわけだ。

第2弾では、まず第1弾と同じキャッシュレス決済の利用で支払い額の25%(上限5,000pt)がもらえるが、これは第1弾に参加して上限の5,000ptを獲得した人は参加できない。

次に、マイナンバーカードで健康保険証の利用申し込みをすると7,500ptがもらえる。こちらは第1弾に参加した人や、すでに健康保険証の利用手続きを済ませた人も対象となる。マイナポイントの健康保険証利用手続き方法は、こちらの記事を参考にしてもらいたい。

そしてもうひとつ。マイナンバーカードに公金受取口座(銀行口座)登録を行うと7,500ptがもらえる。こちらも第1弾に参加した人も対象となるが、ようやく2022年3月28日からマイナポータルでの登録申請が可能になったというわけだ。

なお、マイナポイント第2弾について詳しく知りたい人は、こちらの記事を確認してほしい。

■マイナポイント第2弾の内容

【1】キャッシュレス決済利用  5,000pt
【2】健康保険証の利用申し込み 7,500pt
【3】公金受取口座の登録    7,500pt
合計 2万pt(1人)
※第1弾に参加して上限5,000ptを獲得した人は【1】は利用できないが、【2】と【3】に参加すれば1万5,000ptをもらえる

(Image:mynumbercard.point.soumu.go.jp)

マイナポイント第2弾は、すでに第1弾のキャッシュレス利用で5,000ptに参加した人でも、健康保険証の利用申し込みで7,500pt、公金受取口座登録で7.500ptがもらえる(マイナポイント公式サイトより引用)

ところで「公金口座登録」って何のために必要なの?

デジタル庁は、2022年3月28日より「マイナポータル」において公金受取口座の登録を開始したが、これはいったい何のための制度だろうか?

2020年に実施された1人10万円の「特別定額給付金」では、紙の書類を提出したりオンライン申請しても不備があったりして、給付金の振り込みが大幅に遅れることになった。

そこで、マイナンバーカードに公金受取口座を事前登録しておくことで、このような面倒な手続きを排除し、今後は給付金の振り込みがスムーズに実行できるようにするというわけだ。

なかには、「国に自分の資産状況を握られるのがイヤだ」という人もいるようだが、たとえば、ネット銀行を新たに開設して残金0円の口座をひとつだけ登録すればいいので、そのような心配はいらないだろう。

マイナンバーカードの公金受取口座はネット銀行でも構わない。自分の資産状況を国にすべて公開するわけではないので、あまり深刻に考える必要はないだろう(編集部撮影)

それでは実際にWebサイト「マイナポータル」で公金受取口座を登録してみよう。

その前に、マイナポータルから登録するには「マイナンバーカード」「4桁の暗証番号」「銀行口座情報」の3つが必要になるので事前に用意しておくこと。

次に、マイナンバーカードを読み込めるNFC(おサイフケータイ)対応のスマホか、マイナンバーカードを読み込めるICカードリーダー付きのパソコンが必要になる。

登録方法は、マイナンバーカード+暗証番号でマイナポータルにログインし、個人情報の確認と銀行口座を登録するだけなので、5分ほどで簡単に終わるはずだ。

■マイナポータルで公金受取口座を登録するのに必要なもの

【1】マイナンバーカード+数字4桁の暗証番号(パスワード)
【2】マイナンバーカード読取対応スマホ
※パソコン+ICカードリーダーライターでも可
【3】Webブラウザ用のマイナポータルアプリ
※スマホ版はApp StoreまたはGoogle Playで「マイナポータル」と検索してインストールできる

まずは、スマホのNFCをオンにしておく(左写真)。次に「マイナポータル」アプリを利用するか、Webブラウザで「マイナポータル」サイトを開こう(右写真)

「マイナポータル」サイトでは「給付金等の受取口座を予め登録しておくことができます」をタップ(左写真)。続いて「利用者登録/ログインして使う」を押す(右写真)

すでにマイナポータルを利用している人は「ログイン」を、初めての人は「利用者登録」を押す(左写真)。マイナンバーカードの暗証番号(数字4桁)を入力して「次へ」をタップしよう(右写真)

この画面が表示されたら(左上写真)、マイナンバーカードをスマホにかざしてログイン認証をする(左下写真)。マイナンバーカードを外すとこの画面になるので、「マイナンバーカードを読み取る」をタップする(右写真)

今度はマイナンバーカードに登録された券面情報を読み取るために暗証番号(数字4桁)を入力し、同じようにマイナンバーカードを再度スマホにかざす(左写真)。この画面になったらマイナンバーカードを外そう(右写真)

マイナンバー、氏名、生年月日、住所が正しいのを確認して「確認する」をタップ(左写真)。続いて「口座情報を登録する」を押そう(右写真)

ここからは口座情報の登録作業になる。まずは本人情報を入力しよう(左写真)。名前(漢字とカタカナ)、電話番号、メールアドレスを入力して「次へ」をタップ(右写真)

ここからは銀行口座情報を入力する。まずは「金融機関を選択」をタップ(左写真)。今回は「楽天銀行」を登録するので、「楽天」と入力して検索すると「楽天銀行」が表示されるので、これを選択する(右写真)

同様に支店名や口座番号を入力しよう。最後に必ず「口座名義」のカタカナが正しいか確認して「確認する」を押す(左写真)。表示された口座情報が間違いないのを確認したら「次へ」をタップする(右写真)

最後に「口座情報登録の同意確認」の内容を確認してチェックを入れ、「登録する」をタップしよう(左写真)。「口座情報の登録完了」と表示されればOKだ(右写真)。なお、口座はあとから変更することも可能である

マイナポイント7,500ptは6月以降に付与される予定

いかがだろうか? NFC対応スマホがあれば画面に従って個人情報や口座情報を入力するだけなので、5分程度で作業は完了すると思う。これで7,500ptももらえるのだから、早めに手続きしておこう。

ところで、公金受取口座登録でもらえる特典の7,500ptは、2022年6月頃に実施される予定だが、現状、その方法はよく分かっていない。おそらく、キャッシュレス決済を利用したものになるだろうが、詳細が分かり次第お伝えしたいと思う。

ちなみに、NFC対応スマホやパソコンがない人は、令和5年度(2023年度)下期以降に、銀行などで公金受取口座登録ができるようになる予定。これはマイナンバーカードを持っていない人でも登録可能である。

なお、マイナポイント第2弾では1人最大2万ptをもらうことができるが、子どもを含む家族4人なら最大8万円ももらえる。子どものマイナポイントをどう申請すればいいか分からない人は、こちらの記事を参照してほしい。

●デジタル庁「公金受取口座登録制度」(公式)は→こちら
●デジタル庁「マイナポータルによる公金受取口座の登録方法」(公式)は→こちら
●デジタル庁「マイナポータル」(公式)は→こちら

オトナライフ編集部
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