1,000人に聞いた、Go To Eat「利用したことがない」が67.4%! お得なのになぜ?

農林水産省が行う「Go To Eat」、あなたは利用したことがあるだろうか。Go To Eatとは、地域の飲食店で使える食事券が安く手に入る制度だ。もともとは、農林水産省が「感染予防対策に取り組みながら頑張っている飲食店を応援し、食材を供給する農林漁業者を応援するもの」としてスタートした。

販売額の25%、もしくは20%を国が負担することで、たとえば12,500円の食事券を10,000円で購入することができる。大変お得な制度だが、意外にも利用した人の割合は少ないようだ。

実際の利用者は少数派、一方で「利用したい」7割近く

「これまでにGo To Eatを利用したことがありますか?」回答によると利用者は少数派(「株式会社ナビット(データ活用なう)」調べ)

マーケティング・リサーチを行う株式会社ナビット(データ活用なう)が、全国の男女1000人を対象に「Go To Eatについて」というアンケートを実施した。「これまでにGo To Eatを利用したことがありますか?」という質問では、なんと67.4%の人が「利用したことがない」と回答した。かなりお得な制度であるにもかかわらず、意外にも利用者は3割強にとどまっているのだ。

しかし「今後Go To Eatを利用したいですか?」という質問を見てみると、「どちらかといえば利用したい」と回答した人が38.0%と最も多く、次に「利用たい」と回答した人が30.3%だった。両者を合わせると68.3%もの人が、利用に前向きであることがわかる。Go To Eatキャンペーンは開始が2020年秋だったこともあり、当時は外食を自粛している人も少なくなかった。自粛ムードが緩和している現在では、外食に積極的なようすが見て取れる。

Go To Eat食事券、どう手に入れる? 利用方法は?

各自治体の実施状況については、農林水産省のサイトから確認することができる(画像は「農林水産省 GoToEatキャンペーン」公式サイトより引用)

利用率の低さの一因としては、利用方法が知られていない点も挙げられる。「Go To Eatの現在の利用方法を知っていますか?」という質問では、「知らない」が56.4%と1番多かった。ここでもう一度、Go To Eatの利用方法を確認しよう。

「GoToEatの現在の利用方法を知っていますか?」(「株式会社ナビット(データ活用なう)」調べ)

Go To Eatの食事券は「アナログ食事券(紙券)」と「デジタル食事券」の2種類がある。利用意向が最も多い「デジタル食事券」を購入したいなら、東京都の場合は、まず抽選申し込みを行う。当選すると、1セット8,000円で10,000円分のプレミアム付食事券が購入できるしくみだ。「アナログ食事券(紙券)」の場合は、まず引換券を手に入れる必要がある。

引換券はスマートフォンかはがきで申し込みが可能で、スマホは先着順、はがきは抽選となる。引換券を販売所で提示すると、アナログ食事券が購入できる。

東京都のGo To Eatは、2023年1月下旬頃まで行われる予定だが、その他の自治体はそれぞれ期間が異なる。まずは、自分が利用したい地域の情報をチェックしてみてはいかがだろうか。

出典元:お得に利用しよう!1000人に聞いたGoTo Eatを大調査!【株式会社ナビット(データ活用なう)
●ナビットの「1000人アンケート」は→こちら

オトナライフ編集部
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