マイナンバーカードの申請は23年2月末で終了! マイナポイント申し込みは5月末まで

マイナンバーカードを取得することで最大2万ポイントがもらえる「マイナポイント」ですが、いよいよマイナンバーカードの申請の締め切りが23年2月末に迫ってきました。とりあえず申請さえしておけば2万ポイントをもらえる権利は確定するので、早めに行いましょう。そこで今回は、どうすればマイナポイントで2万ポイントがもらえるのか、基本から確認していきます。

そもそも「マイナンバーカード」や「マイナポイント」って何なの?

日本に住んでいる人は、全員に12桁の数字「マイナンバー(個人番号)」が付与されていますが、そのマイナンバーを記載してあるプラスチックカードが「マイナンバーカード(以下マイナカード)」です。

マイナカードは顔写真付きの身分証明書として使えるほか、コンビニエンスストアのマルチコピー機で住民票や印鑑登録証明書などが取得できるほか、健康保険証代わりに使ったり公金受取口座の登録ができます。

また、この先は運転免許証も一体化される予定で、いずれにせよ将来はマイナカードがないと何かと困ることになるでしょう。

マイナカードは顔写真入り身分証明書として使えるほか、健康保険証代わりに使えたり、将来は運転免許証も一体化される予定だ(筆者撮影)

そのようなマイナカードですが、23年2月12日現在での申請数は約8,661万、人口比率では約68.8%の人が申請済みです。

●総務省「マイナンバーカード交付状況について」は→こちら

しかし、政府は普及率100%を目指しているため、マイナカードを取得すると最大2万ポイントがもらえる「マイナポイント」キャンペーンを実施しているというわけです。

第1弾はすでに終了していますが、第2弾は第1弾を踏襲しており、マイナカードを取得後キャッシュレス決済を利用すると5,000ポイント、これに加え健康保険証の利用申込みで7,500ポイント、公金受取口座の登録で7,500ポイント、合計で最大2万ポイントがもらえようになっています。

■マイナポイント第2弾の特典

【1】キャッシュレス決済の25%還元(上限5,000ポイント)
【2】健康保険証の利用申込で7,500ポイント
【3】公金受取り用口座登録で7,500ポイント
※【1】〜【3】の合計で最大2万ポイント

●総務省「マイナポイント第2弾公式サイト」は→こちら

マイナポイント第2弾は、生まれたばかりの赤ちゃんでも2万ポイントもらえますので、家族4人なら最大8万ポイントももらえます。

マイナポイント第2弾の内容についてはこちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

(Image:mynumbercard.point.soumu.go.jp)

マイナポイント第2弾はマイナカード取得&キャッシュレス決済、健康保険証の利用申込み、公金受取口座登録の3つを行うことで最大2万ポイントがもらえる仕組みになっている(画像はマイナポイント公式サイトより転載)

マイナポイント取得には23年2月末までにマイナカードの申請が必須!

マイナポイント第2弾は、当初、マイナンバーカードを22年9月末までに申請しないといけませんでしたが、カードの取得者が想定より少なかったため、22年12月末に延長され、さらにその後、23年2月末まで延長されています。

つまり、マイナポイント第2弾に参加して2万ポイントもらえる期限の23年2月末が、いよいよ迫ってきたというわけです。

マイナンバーカード総合サイトでも「今月末は申請が混み合いますので、カードの申請はお早めに」と、マイナカードの申請を早めに行なうよう呼びかけています。

マイナカードの作成には、申請してから1カ月程度の時間がかかりますので、とりあえずマイナカードの申請だけでも今すぐ行っておきましょう。

また、マイナカード交付後に行うマイナポイントの申込期限はこれまで未定でしたが、総務省は23年2月17日に、マイナポイント第2弾のポイント申込期限を正式に23年5月末と定めています。

●マイナンバーカー総合サイト「今月末は申請が混み合いますので、カードの申請はお早めに」は→こちら
●総務省「マイナポイント第2弾のポイント申込期限について」は→こちら

(Image:kojinbango-card.go.jp)

マイナンバーカード総合サイトでも「今月末は申請が混み合いますので、カードの申請はお早めに」と、マイナカードの申請を呼びかけている(画像はマイナンバーカード総合サイトより転載)

それでは、これからマイナカードを取得する人は、2月末までに、何をどうすればいいのでしょうか?

マイナカードを申請する方法は3つあります。まず、パソコンやスマホから「オンライン申請」できます。

こちらは下記のマイナンバーカー総合サイト「マイナンバーカードを申請する」ページから申請可能ですので、自宅にいながら今すぐ申し込めます。

■マイナンバーカードのオンライン申請方法(スマホ・パソコン)

【1】メールアドレス登録
【2】顔写真登録(スマホカメラの自撮りも可)
【3】申請情報登録(生年月日など)
【4】申請完了

●マイナンバーカー総合サイト「マイナンバーカードを申請する」は→こちら

マイナカードの申請は、自宅にいながらスマホで行える。マイナンバーカー総合サイトの「オンライン申請はこちら」をタップして進めよう、写真もスマホで自撮りしたものを使える

次は、手書きの申請書から「郵便による申請」です。もし、自宅に交付申請書があればそれを記入して送付すればOKですが、見当たらない人はサイトからPDFをダウンロードして印刷しましょう。

ちなみに、交付申請書には顔写真を貼り付ける必要があります。すべての内容を記入したら、地方公共団体情報システム機構宛の封書でポストに投函すればOKです。

■マイナンバーカードの郵便による申請方法(手書き申請書)

【1】交付申請書がない人はPDFをダウンロード&印刷
【2】交付申請書に記入(手書き・顔写真貼付)
【3】ポストに投函

【送付先】
〒219-8650
日本郵便株式会社 川崎東郵便局 郵便私書箱第2号
地方公共団体情報システム機構
個人番号カード交付申請書受付センター 宛

●マイナンバーカー総合サイト「交付申請書等ダウンロード」は→こちら

(Image:kojinbango-card.go.jp)

マイナンバーカー総合サイトをパソコンで開いて、画面右上にある「交付申請書ダウンロード」を押す(画像はマイナンバーカー総合サイトより転載)

(Image:kojinbango-card.go.jp)

「マイナンバーカード交付申請書」と「交付申請書送付用封筒素材」の「日本語」をクリックしてPDFをダウンロードしたら、それぞれを印刷しよう(画像はマイナンバーカー総合サイトより転載)

申請書に手書きで必要事項を入力して顔写真を貼ったら、封筒用素材で封筒を作成してポストに投函すればOKだ(画像はマイナンバーカー総合サイトより転載)

最後は、街中にある証明写真機からの申請です。実は証明写真機のなかにはマイナカード申請に対応するものがあります。

タッチパネルで「個人番号カード申請」を選択し、撮影用のお金を入れたら、交付申請書のQRコードをバーコードリーダーにかざせばOKです。

■マイナンバーカード申請対応証明写真機

・株式会社DNPフォトイメージングジャパン
・日本オート・フォート株式会社
・富士フイルム株式会社
・北菱プリントテクノロジー
・三吉工業株式会社

街中にある証明写真機のなかにはマイナカード申請に対応する機種もある。写真はDNPフォトイメージングジャパンのもの(筆者撮影)

タッチパネルで「個人番号カード申請」を選択し、お金を入れたら、この部分に申請書のQRコードをリーダーにかざして写真を撮影すればOKだ(筆者撮影)

まとめ

いかがでしょうか? マイナポイント第2弾でマイナポイントを2万ポイントもらうには、23年2月28日までに、とりあえずマイナカードの申請だけ済ませておく必要があります。

申し込みから実際にマイナカードが届くまでは1カ月程度かかりますし、通知書が届いたら、区役所に原則本人が取りに行く必要もありますのでご注意ください。

マイナポイント第2弾の締め切りは、過去に何度も延長されていますが、松本総務大臣は23年2月17日の記者会見において、「マイナカードの申請期限は2月末まで、いよいよ本当に最後」と発言していますので、早めに申請しておいたほうがよいでしょう。

総務省動画チャンネル「【2023.2.17】松本総務大臣 記者会見」

藤原博文
編集・ライター。長年、パソコンやスマホ、サブカル関連雑誌の編集部を渡り歩いてきた編集者。個人的に株式、投資信託、FXなどの投資活動を活発に行っているほか、クレカや電子マネー、スマホ決済アプリなどのポイ活にものめり込み、最近はマネー系の記事も数多く手掛ける。

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