「定員割れ」の県立高校に救世主あらわる! 人気作を生み出したプロが教える学科に全国から志願者殺到か

少子化が進む昨今、大学の定員割れが時折話題になるが、高校についてもその流れは同様である。あの手この手で生徒・学生を惹きつけるための策を練るわけだが、熊本県の高森高校が驚きの決断を行った。なんと漫画表現が学べる漫画学科を設置するというのである。高校への漫画を学べる学科設置は全国で初めてという。しかも、私立ではなく、県立高校で、である。いったいなぜそんな大胆な決断が実現したのだろうか…?

大幅な定員割れに悩む熊本県の県立高校。漫画学科は、起死回生の一打となるか?

専門学校でも私立高校でもなく、県立高校でプロの漫画家から学べるのは驚きだ

画像は(Amazon.co.jp)より引用

学科設置に向けて連携協定を結んだコアミックスは、「北斗の拳」の作者の原哲夫氏や、「キャッツ・アイ」で知られる北条司氏など日本を代表するプロの漫画家たちが設立した、漫画出版社である。そして熊本県立高森高校は、熊本県阿蘇郡ののどかな町にある、阿蘇南部地域唯一の全日制高校だ。ここ10年ほど、定員80人に対し、入学生徒が20~30人と大幅な定員割れが続いている。一見漫画とは何の関係もないかのように思える高校だが……?

実は高校のある高森町は、コアミックスと協力して2018年から「くまもと国際マンガCAMP」を開催している。オーディションを経て、特に将来有望だと見込まれた漫画家のタマゴたちを世界中から高森町に招き、漫画づくりのノウハウを教えているという。

そんな縁が実を結び、2021年9月、熊本県高森町と漫画出版社コアミックス、県教育委員会、および高森高校は「漫画」による高校の魅力向上と人材育成に向けて連携協定を締結。漫画学科の設立へと動き出したのである。

「北斗の拳」や「キャッツ・アイ」の作者から漫画ならではの表現を学ぶ授業も計画

(Image:amazon.co.jp)

今最もアツい熊本県出身の漫画家といえば、ONE PIECEの尾田栄一郎だが…熊本出身の筆者としては復興も兼ねて盛り上がってくれたら嬉しい限りだ

画像は(Amazon.co.jp)より引用

設置される予定の漫画学科では、原哲夫氏や北条司氏などプロからテクニックを学ぶ授業も計画中だ。もしかしたら、在学中にプロデビュー、なんてことも夢ではなくなるかもしれない。さらに、近隣だけでなく全国からこの学科を目当てに進学希望者がやってきて、現状の課題である定員割れを解決する一助になるとすれば、生徒にとっても学校にとっても嬉しい話だろう。

県立高校という点は、保護者からすると学費の面でも安心だ。校長の語る通り、高森町近隣だけでなく遠方からの進学も見越して、町は町営の学生寮の整備なども検討しているという。設置時期は未定だが、早ければ2023年4月の学科新設をめざしているという。

今回の漫画学科構想は、町とコアミックスの縁があったからこそ実現できたこと。連携相手が、コアミックスなのも十分納得だ。ただ、熊本県出身で今もっとも有名な漫画家といえば、「ONE PIECE」の尾田栄一郎氏だろう。10代からも圧倒的な支持を受けてヒットしているONE PIECE。こちらは集英社の週刊少年ジャンプで連載中のため、残念ながらいまのところ尾田氏は高森高校の漫画学科で教鞭をとることはなさそうだ。

しかし、コアミックスは集英社とも蜜月関係にある。「そこはコアミックスさんの力で何とかなりませんか?」、そんな漫画家のタマゴたちの声が聞こえてきそうだ。

参照元:「お前はまだ死んでない」定員割れ県立高、起死回生の漫画学科設置へ【朝日新聞デジタル

※サムネイル画像(Image:MarbellaStudio / Shutterstock.com)

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