LINEでメッセージや動画が送れない主な原因は、通信環境やLINEアプリのバージョン、権限設定などです。動画の場合は長さやファイル形式の問題が考えられます。本記事ではLINEでメッセージや動画を送信できない原因と対処法について、画像付きで解説します。
LINEでメッセージ/動画が送れない主な原因
まずはLINEでメッセージや動画が送れない主な原因として、可能性が高いものを紹介します。

【1】LINEでメッセージを正常に送信できなかった場合、メッセージ横に「矢印マーク」が表示されます。主な原因は通信環境の悪化やアプリ・OSのバージョンです。しばらくアップデートしていない場合は、後述する方法でアプリを更新しましょう

【2】問題が解決されるとメッセージを再送可能となります。①メッセージ横に表示される「渦巻アイコン」をタップし、②「再送する」をタップしましょう。なおデフォルト設定では「自動再送」がオンになっているため、基本的にはこの手順を行わなくても再送されます

【3】動画や写真が送れない場合は、ライブラリやフォルダへのアクセス権限がLINEアプリに与えられていないことが多いです。アクセスを許可すれば送れるようになるでしょう

【4】ちなみに動画の容量制限はありませんが、長さには「5分以内」の制限があります。5分以上の動画を送ろうとするとエラーが表示され、自動的に5分以内にカットされて送信されます
LINEでメッセージ/動画が送れないときの対処法
LINEでメッセージや動画が送れない4つの原因と対処法を解説します。
・安定した通信環境(回線)に繋ぎ直して再送する
・LINEアプリを最新バージョンに更新する
・【動画】動画の長さを5分以内に再編集する
・【写真/動画】LINEアプリのアクセス権限/プライバシー設定を見直す
安定した通信環境(回線)に繋ぎ直して再送する
LINEのメッセージ送信がなかなか完了しない、メッセージ横に「矢印マーク」が出るなどの場合は高確率で通信環境が原因です。下記の手順で通信環境を見直してみましょう。

①iPhoneのコントロールパネル、②Androidのクイック設定パネルです。いずれの場合も機内モードがオフになっているか、モバイル通信やWi-Fi通信がオンになっているか確認してみましょう。機内モードを「オフ→オン→オフ」と切り替えて、通信状態をリフレッシュするのも効果的です
LINEアプリを最新バージョンに更新する
LINEアプリのバージョンが古い場合は、メッセージや動画をうまく送信できないことがあります。最新バージョンに更新すると解決する可能性があります。

App StoreやGoogle PlayでLINEアプリを検索すると、現在のバージョンが最新かチェックできます。「開く」と表示されている場合は最新版です。「更新」や「アップデート」と表示されている場合は現在のバージョンが古いので、タップしてアップデートしましょう
【動画】動画の長さを5分以内に再編集する
LINEでは5分以上の動画を送ろうとすると、5分以降の部分がカットされてしまいます。そのため下記の手順で、自身で必要な部分だけ切り取って再編集してから送るといいでしょう。

【1】①LINEアプリで動画を編集するときは、動画をチェックするのではなく、サムネイルをタップする必要があります。②動画の編集画面が開くので、「ハサミ」を選択してトリミングしましょう

【2】①トリミング画面では必要な部分だけを切り取ることが可能。②動画にテキストの挿入もできます

【3】①編集が完了したら右下の送信ボタンをタップすると、②編集済みの画像が送信されます
【写真/動画】LINEアプリのアクセス権限/プライバシー設定を見直す
スマホ端末の「プライバシー設定」、すなわち写真や動画への「アクセス権限」が制限されていると、LINEで写真や動画を送れません。下記の手順でデバイスのプライバシー設定を変更し、LINEアプリにアクセス権限を与えましょう。ただしiPhoneとAndroidでは、操作手順が若干異なるため注意してください。

今回は iPhoneの操作手順を紹介します。①「設定」で画面をスクロールして「LINE」を選択します。②「写真」をタップし、③「すべての写真」を選択すると、写真と動画をLINEで自由に送信できるようになります
LINEでメッセージ/動画が送信できない原因についてよくある質問
LINEでメッセージや動画を送信できない原因に関して、よくある質問をまとめました。
・相手がブロックや受信拒否しているとLINEは送れない?
・LINEに文字数制限はある?
・LINEで送信できない動画形式はある?
・LINEで送信できる動画のファイルサイズに上限はある?
相手がブロックや受信拒否しているとLINEは送れない?
相手が自分をブロック・受信拒否している場合も、LINEでメッセージや動画の送信自体は可能です。それが相手に届くことはありませんが、送信者側の画面では通常どおりメッセージを送信したように表示されます。メッセージ横に「矢印」や「渦巻」のアイコンが出たとしても、ブロックではなく通信環境やLINEのバージョンなどが原因です。
LINEに文字数制限はある?
LINEには1万文字の文字数制限があります。入力欄に入力できる文字数は最大1万文字で、それ以降は入力ができない仕組みです。ただし現実的には1万文字も入力することは稀なので、気にする必要はないでしょう。
LINEで送信できない動画形式はある?
基本的にはどの動画形式でも送信自体は可能です。ただし「mp4」や「mov」以外の、「flv」「avi」「wmv」「mkv」「webm」などの形式は、スマホ側で開けないケースがあります。iPhoneで撮影した動画はmov形式、Androidの場合はmp4形式で保存されることが多いので、動画はできるだけmp4かmovで送ることをおすすめします。
LINEで送信できる動画のファイルサイズに上限はある?
LINEでは動画容量の制限はないため、5分以内であれば基本的にはサイズに関係なく送信できます。ただしLINEで動画を送信すると自動的に圧縮されるため、非圧縮で動画を送りたい場合はLINE以外の方法で送信しましょう。
非圧縮の状態で動画を送りたい場合はどうしたらいい?
高画質な動画を非圧縮で送りたい場合は、LINEではなく下記3つの方法がおすすめです。
・クラウドストレージ
・Dropbox
・Send Anywhere
iCloud・Google・Dropboxなどのクラウドストレージを使うと簡単です。クラウドストレージに動画をアップロードしてURLを相手と共有すると、相手に動画をダウンロードしてもらえます。PCとクラウドストレージのフォルダを同期させると、その都度アップロードする必要もないためさらに便利です。
「Send Anywhere」はオンラインのファイル転送サービスです。動画をSend Anywhereにアップロードしてから相手にURLやキーを知らせると、相手が動画をダウンロードできるようになります。
まとめ
LINEでメッセージや動画を送信できない場合は、通信環境やLINEアプリのバージョン、プライバシー設定に問題がある可能性が高いです。モバイル通信やWi-Fi接続で通信状態を安定させることや、LINEアプリを最新バージョンにアップデートすることがとくに重要。写真や動画を送れない場合はアクセス権限を許可して、動画は5分以内に編集しましょう。