楽天モバイル0円廃止で人気!「nuroモバイル」のメリット&デメリット

楽天モバイルが0円プラン廃止を発表したことで、乗り換え先の有力候補となっているのが、ソニーグループの格安SIM「nuroモバイル」だ。月3GBまでなら月額792円で利用できるため、楽天モバイルより安くなる。しかし、nuroモバイルにもデメリットはある。もし、これからnuroモバイルに乗り換えるつもりなら、事前に確認しておくべきだろう。そこで今回は、nuroモバイルのメリットとデメリットについて解説したいと思う。

「nuroモバイル」は月3GB以下の人にオススメ!

楽天モバイルは、2022年6月末で0円プランを廃止することになった。これまで楽天モバイルを0円運用していた人にとっては、最低でも月額1,078円を支払うことになるので、解約するか他社に乗り換えようと考えているだろう。

そこで、楽天モバイルから有力な乗り換え先候補として注目を集めているのが、ソニーグループの格安SIM「nuro(ニューロ)モバイル」だ。月3GBまでなら月額792円で利用できるので、楽天モバイルより毎月286円ほど安くなる。

nuroモバイルはドコモ・au・ソフトバンク回線のトリプルキャリアに対応(NEOプランはドコモのみ)。AI技術で通信帯域の割り当ての効率を高めており、格安SIMのなかでは比較的速度が速く、5Gの高速回線にも無料で対応する。

とくに、月20GBの「NEOプラン」は専用帯域を利用しており高速なうえ、データ量を使い切ったあとでも最大1Mbpsで利用できる。mineoの使い放題「マイそく」が1.5Mbpsに制限した使い放題プランを提供しているが、それに近い感覚で20GBを使い切ったあともネットに接続できるのだ。

また、nuroモバイルは通話料も11円/30秒と通常の半額で利用できる。バリュープラスでは「NUROモバイルでんわ」アプリを利用する必要があるが、NEOプランはアプリを使わなくても11円/30秒になる。かけ放題プランは「5分」が月額490円、「10分」が月額880円で追加可能となっている。

何かと価格の安いバリュープラスの「VSプラン」が注目されがちなnuroモバイルだが、実はそれ以外のプランもかなり魅力的なので、このあとじっくり解説していきたいと思う。

■ソニー「nuroモバイル」の詳細

【月額基本料】792円~2,699円(月3GB~20GBまで)
※月0.2GBのデータ専用お試しプランもあり
【回線】ドコモ・au・ソフトバンク(5G対応)
※月20GBのNEOプランはドコモ回線のみ
【データ追加】1GB/550円
【制限後の速度】最大200Kbps
※月20GBのNEOプランは最大1Mbps
【Gigaプラス】VM=3GB/VL=6GB/NEOプラン=15GB
※データの付与は3カ月おき
【データ繰り越し】あり
【パケットギフト】あり
【バリューデータフリー】VN、VLプランのみ
【NEOデータフリー】NEOプランのみ
【あげ放題】NEOプランのみ
【国内通話】11円/30秒
※バリュープラスではNUROモバイルでんわを利用した場合
【通話定額オプション】
・かけ放題プラン(1回5分)月額490円)
・かけ放題プラン(1回10分)(月額880円)
【留守番電話】330円
※転送電話は無料
【初期手数料】3,740円
※NEOプランは無料
【最低利用期間】なし
【解約金】なし
【MNP転出手数料】なし

●nuroモバイル→こちら

nuroモバイルは月3GBまでで月額792円のバリュープラス「VSプラン」が注目されているが、ほかのプランもなかなか魅力的だ(画像は「nuroモバイル」公式サイトより転載)

nuroモバイルは、月20GBの高品質SIMプランと、月3~10GBのバリュープラスの2系統に分かれている。

まず、バリュープラスは、月3GBの「VSプラン」が792円、月5GBの「VMプラン」が月額990円、月10GBの「VLプラン」が月額1,485円となっておりいずれも最安値圏だ。

ただし、VMプランとVLプランにはLINEがカウントされない「バリューデータフリー」や、3カ月ごとにデータ量が付与される「Gigaプラン」(VMは3GB/VLは6GB)もついている。

これを加味すると、VMプランは年3GB×4回=計12GBが、VLプランは6GB×4回=計24GBが追加されるため、実質データ通信量はVMプランが月6GB、VLプランが月12GBと考えることもできる。

つまり、VMプランとVLプランは、VSプランよりもむしろコスパがいいプランになっているのだ。

●nuroモバイル「バリュープラス」→こちら

「Gigaプラス」はnuroモバイル独自のサービス。VMプラン・VLプラン・NEOプランは3カ月ごとにデータ通信量が付与されるので、実質データ容量が増える。ただし、VSプランとNEOプランLiteには付与されない(画像は「nuroモバイル」公式サイトより転載)

次に、月20GBの高品質SIMプランは2種類あり、「NEOプランLite」が月額2,090円、「NEOプラン」が月額2,699円で利用できる。

しかし、「NEOプラン」にはLINE・Twitter・Instagram・TikTokがカウントされない「NEOデータフリー」や、3カ月ごとに15GBが付与される「Gigaプラン」、アップロード無制限の「あげ放題」なども含まれている。

「NEOプランLite」との差額が609円であることを考えると、「NEOプラン」のほうがかなりコスパがいいと言えるだろう。

NEOプランには「NEOデータフリー」「Gigaプラス」「あげ放題」の3つのサービスが付いている。これだけのサービスが差額の609円で利用できるのだから、「NEOプランLite」よりかなりお得だろう(画像は「nuroモバイル」公式サイトより転載)

なお、nuroモバイルでは余ったデータを繰り越せるのはもちろん、「パケットギフト」でnuroモバイル同士でデータ通信量を分け合える仕組みもある。これは、回線が異なっていてもOKなので、たとえば、ドコモ回線からau回線やソフトバンク回線の家族もデータ量を融通できるのが素晴らしい。

●nuroモバイル「NEOプラン」→こちら

■nuroモバイルの料金プラン(音声通話対応)

プラン 容量/月 月額料金 Gigaプラス データフリー
NEOプランLite 20GB 2,090円 なし なし
NEOプランLite 20GB 2,699円 15GB付与 〇 ※1
VSプラン 3GB 792円 なし なし
VMプラン 5GB 990円 3GB付与 〇 ※ 2
VLプラン 10GB 1,485円 6GB付与 〇 ※ 2

※1 対象はLINE・Twitter・Instagram・TikTok ※2 対象はLINEのみ
nuroモバイルは月20GBの高品質SIM「NEOプラン」と、月3GB~10GBのバリュープラスの2種類が用意されているが、ほかにも0.2GBで月額330円というデータ専用の「お試しプラン」も用意されている(表はnuroモバイル公式サイトより編集部で作成)

nuroモバイルではお得なキャンペーンも実施されている。まず注目したいのが2022年6月30日までに「NURO 光」と「nuroモバイル」を同時に申し込むと、1年間nuroモバイルの月額基本料金が792円割引となり、月3GBまで月額792円の「VSプラン」なら0円に。さらに「NURO 光」が月額980円になる「NUROモバイルセット割特典」キャンペーンだ。

もし、光回線を申し込みたいと思っている人なら、このキャンペーンを利用してお得にnuroモバイルに加入できるだろう。

■ NUROモバイルセット割特典

【キャンペーン内容】
「NURO 光」と「nuroモバイル」を同時に申し込むと、1年間nuroモバイルの月額基本料金が0円になる(VSプランの場合)。さらに、NURO 光の料金が12カ月間月額980円で利用できる
【期間】2022年6月10日~2022年6月30日
【特典】12カ月間、nuroモバイルの月額基本料金から792円割引+NURO 光の料金が12カ月間月額980円
※利用開始月を除く
【対象プラン】「NURO 光」G2T/G2D/G2Nと、「nuroモバイル」の音声通話付きVSプラン/VMプラン/VLプラン/NEOプラン/NEOプランLite
【nuro光の料金】月額基本料金が開通月から12カ月目まで月額980円、13カ月目~35カ月目まで額5,200円、36カ月目は月額3,978円、37カ月目は月額6,422円、38カ月目以降月額5,200円となる
キャンペーンは→こちら

このプランはNURO 光とnuroモバイルを同時に申し込むのが条件。ただし、NURO 光の料金は13カ月目から月額5,200円に跳ね上がるので注意しよう(画像は「nuroモバイル」公式サイトより転載)

NEOプランに新規または他社からMNPで乗り換えると、利用開始日を除く8カ月目に1万円がキャッシュバックされる「NEOプランお申込み特典」キャンペーンも実施中だ。こちらは終了日未定で「NEOプランLite」は対象外となる。

こちらは「NEOプラン」加入時のみの特典。利用開始から8カ月後に1万円がキャッシュされる(画像は「nuroモバイル」公式サイトより転載)

月3GB以下なら月額792円で利用できるお得なnuroモバイルだが、デメリットがないわけはない。

これまで楽天モバイルを0円運用していた人が、今後も電話番号を維持したいだけで乗り換え、なおかつネットはまったく見ないということなら、ほかにも安いプランがある。

その筆頭候補が基本料0円のau「povo2.0」だ。さすがに楽天モバイルのように完全無料で電話番号を維持することはできないが、180日間に1回、何かしらのトッピングを追加すればいいので、年間たった440円で維持できる。

●povo2.0→こちら

もし、楽天モバイルからpovo2.0に乗り換えたい人は、こちらの記事で詳細を確認するといいだろう。

次に、多少はネットも見るけどデータ通信量は月1GB以下しか使わないということなら、日本通信の「合理的シンプル290プラン」のほうがnuroモバイルよりも安くつく。

●日本通信「合理的シンプル290プラン」→こちら

日本通信の「合理的シンプル290プラン」は月1GBまで月額290円という超激安プランで、以降1GBにつき220円で100GBまで追加できるシステム。仮に月3GB使っても月額730円で済むため、nuroモバイルよりわずかに安くなる計算だ。

日本通信「合理的シンプル290プラン」についてはこちらで詳しく解説しているので参考にしてほしい。

nuroモバイルは追加データ通信量の値段が高い!

nuroモバイルのバリュープラスは3つのプランしかないのもマイナス点だ。たとえば、VSプランの月3GBは普通に毎日スマホでWebサイトを見てSNSをやっていると微妙に足りなくなる容量。

もし、データ通信量を使い切ると、バリュープラスの場合は最大200Kbpsの超低速になる。そこで高速データ通信量を追加することになるが、nuroモバイルではその料金が1GB=550円もするのだ。

たとえば、povo2.0は1GB(7日間)で390円だし、日本通信「合理的シンプル290プラン」は1GB=220円で追加できるので、もう少し安いと利用しやすいだろう。

次に、nuroモバイルは通話料が11円/30秒と安いのがうれしいが、バリュープラスのプランでは「NUROモバイルでんわ」アプリを使う必要がある。しかも、このアプリがやや使いにくいのも難点。

また、nuroモバイルの加入時、NEOプランは初期手数料が無料だが、バリュープラスは登録事務手数料3,300円とSIMカード準備料440円の合計3,740円が必要になる。

ただし、この初期手数料に関して他社からの音声SIMへの乗り換えの場合、「バリュープラス乗り換え特典」(終了日未定)として登録事務手数料の3,300円が0円になることは覚えておきたい。

他社からMNPでバリュープラス(音声通話付)に乗り換えるときは、「バリュープラス乗り換え特典」が利用できるので、登録事務手数料の3,300円は0円になる(画像は「nuroモバイル」公式サイトより転載)

●nuroモバイル「バリュープラスお乗り換え特典」→こちら

最後に、nuroモバイルの魅力のひとつである「Gigaプラス」だが、プレゼントされる間隔が3カ月あるのも意外と不便。しかも、忘れたころに毎回受け取り手続きをしないといけないのもかなり面倒だ。

まとめ

いかがだろうか? 楽天モバイルの乗り換え先として、nuroモバイルの月3GBで月額792円の「VSプラン」に注目が集まるが、もし、スマホで普通にWebサイトも見るという人なら、実は月5GBで月額990円の「VMプラン」のほうがおすすめ。

「VMプラン」ならLINEがカウントフリーになるうえに、「Gigaプラス」で実質データ量は月6GBになる。たとえば、イオンモバイル「さいてきプラン」の月6GBプランは月額1,408円もするので、かなりコスパがいいのである。

※サムネイル画像(一部編集部で加工しています)

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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