楽天モバイル「実質無料」プラン終了…乗り換え騒動後どうなった?【ロケホン調べ】

発表当時、大きな話題となっていた楽天モバイルの「実質無料」プランの廃止。この1GB以下が0円で利用できた目玉プランは、実質2022年10月末で終了した。プラン終了後どれだけのユーザーがどこに乗り換えたのだろうか。無料プランがなくなったことは、ユーザーにどれだけの影響を与えたのだろうか。格安SIMやスマホ最新情報を扱う「ロケホン」が乗り換え状況に関する意識調査を行った。

10月31日に終了した楽天モバイルの「実質無料」プラン その後の乗り換え状況は!?

(Image: wichayada suwanachun / Shutterstock.com)

楽天モバイルの看板プランだった1GB以下なら「実質無料」というありがたいプラン。その廃止の発表があったのが2022年5月13日だ。2022年7月1日より新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を導入することで「実質無料」プランは終了となり、ポイント還元により「実質無料」プランを継続できていた期間も10月31日で完全に終わりを迎えた。

この発表時には他社が即座に反応して猛攻をしかけてきたのは、みなさんの記憶にも新しいのではないだろうか。基本料が0円であることを猛アピールしはじめた「povo」、新プランから発表後3日間で前月比5倍以上の申込みが殺到していた「LINEMO」、ahamoしか勝たんと強気なつぶやきをしていた「ahamo」などのユーザー獲得は成功したのだろうか。格安SIMやスマホ最新情報を扱う「ロケホン」が乗り換え状況を調査しているので見てみよう。

意外にも52%と半数のユーザーが乗り換えずに現在も楽天モバイルを使用

一番多い52%の人が現在も使用している(株式会社IoTコンサルティング「ロケホン」調べ)

意外に思えるかもしれないが、楽天モバイルユーザーにいつ頃乗り換えたかを聞くと、一番多い52%の人が現在も使用しているとのこと。

「実質無料」プランを利用していた楽天モバイルのユーザーが主に流れたのかと思いきや、「ahamo」などのように20GB以上からのプランしかないところにも乗り換えていて、3000円で使い放題のプランのユーザーも流れたようだ(株式会社IoTコンサルティング「ロケホン」調べ)

では、乗り換えた人は何に移行したのか。乗り換え先として1番多かったのが、「ahamo」(17%)、2番目が同率で「povo」(15%)と「UQモバイル」(15%)、3番目が「LINEMO」(13%)、4番目が「ワイモバイル」(9%)と続いた。やはり、大手キャリアのサブブランドに流れるというケースが多かったようで、データ容量が少なくお得なプランがある「povo」や「LINEMO」に集中するかと思ったが、思いのほかばらけた印象がある。

やはり乗り換えの一番の理由は「実質無料」プランが終了するからとのことで、このプランが終了したことの影響は大きそうだ(株式会社IoTコンサルティング「ロケホン」調べ)

乗り換えた理由については、53%と半数の人が「実質無料が終了するから」と予想通りの答えだ。ついで19%の人の理由が「回線スピードが遅いと感じたから」とのことで、これは以前から指摘があったことでもあるので、今後改善が必要なキーポイントだと思われる。

「楽天モバイルを今後も利用したくなるために、どんなプランやキャンペーンがあると嬉しいですか?」との問いには、「もう一度、無料で使える価格帯のキャンペーンをしてほしい」や「楽天市場の利用特典のポイントupがさらに増えたり、利用者が他のサービスを安く使えるようになったり、毎月ポイントが一定額付与されるなどあれば嬉しい」と、もう一度無料に!との声とポイントなどサービスの拡充を求める声があった。

今後も楽天モバイルは、またユーザーを引き付けるキャンペーンを行ってくれるだろうか。

出典元:ロケホンは→こちら

※サムネイル画像(Image: wichayada suwanachun / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

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